M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

新V-Strom DL1000のPVを観て…

2014-02-14 20:01:18 | Motorcycle/Touring

Youtubeなどにもプロモーションビデオが随分とアップされていて中々興味深い。国内で発売されるのか否か
私は知らないが実車を見てみたい気持ちはある。

2014 V-Strom 1000 ABS Adventure

2014 V-Strom 650 ABS Adventure

という事で、DL650Aと比べながらPVを観ていたのだが、ウィンドスクリーンの角度が工具不要で容易に3段階に
調整出来るのは良い。同じく3段階の高さ調整(ボルト調整)で3x3=9段階の調整が出来る。
DL650Aのシールドを止めるボルトを抜くのが結構面倒なのでDL650にも採用してほしかったなぁ~

クラッチはワイヤーではなくて油圧式、どちらも一長一短があるので単純には言えないが、パワーのあるバイクは
総じてクラッチが重めなので油圧の方が入力比を大きく取って軽く出来るからこの方が良いのかもしれない。

ホイールスポークが旧モデルやDL650Aの3本から10本になっているのはラフロード走行時の強度を考えてのことだろうか。
個人的には本数が増えるとホイール重量が増えバネ下重量が増えるし、それ以前に掃除が面倒なので3本の方が好きだ。

全体のフォルムについては特に印象は無いが縦型ヘッドライトについては前方投影面積的に有利なのだろうか。
旧タイプより15%?(未確認)程照度が上がっていると何処かで見た記憶があるが、それでもDL650Aと同じ様な
水平の2灯式を好む。理由は左右一灯が切れても補完されるし、レンズカット云々は別にしても左右の広域を容易に
照射できる。

シート高についてはTBAのままで数値まで分からないがDL650A(835mm)と大差無い様に思えるし、米フォーラムの
新DL1000オーナー談では173cm/股下30インチ(股下のメトリック換算はどうも怪しいので省略)で両足の半分が
接地するとあった。 
個人的には足付きよりも尻の痛みがどうか気になるのだが、DL650Aとの互換性は無いから無理は承知ではある
のだが。
エンジンも同形の90℃VツインだからTDM程トップヘビーで無ければあるいは取り回しはDL650Aと余り変らない
かもしれない。

コックピット周りでは、メーターパネルも特に違和感は無いが、この手のカテゴリーのバイクではそこまで大きなタコメーターが
必要かどうかは少し疑問が残る。
DL650Aでは時計/温度計やOdo/Trip/平均燃費計の表示が少し小さく老眼には辛いので出来るだけ大きくして
欲しかった。ついでに言えば、時計は電波時計にして欲しいのだが多分採用していないだろうなぁ~。

シガーソケットがやっとまともな位置(メーターパネル中央)に来た。DL650Aの純正品ソケットの位置は一体なんだった
のか、多分OPを装着したオーナーはそう思っている筈。

フロント周りで気になったのはオイルフィルターが剝き出しになっていることで、本格オフローダーではないが、いっそ
最初から綺麗にデザインされたしっかりしたスキッドプレートを装着した方がセールスポイントとしても有効な気がする。

DL650Aはフロントタイヤからの水はねが結構あり、エンジンの前側が汚れやすいのでその防止も兼ねることが出来れば
好ましい、とは言えフロントフェーンダーエンドがDL650Aより少し下まで延長されてはいるように見える。

サイドスタンドの接地面積について、相変わらず余り広くは無さそうで、もしそうであれば非常に残念である。
ライダー用のステップホルダーを上下前後に可動調整式にして欲しかった。

荷台のパネルデザインも少々凝り過ぎの様で埃が溜まり易そうだし、それよりもう少し普通で大きい物にした方が、
仮にトップケースを付ける比率が高いとしても実用的だと思う。
実際海外のビデオを見ていると、左右はパニアでトップは防水ダッフルバッグを2つ位積んでいるというのが結構ある。

テールランプのLED化は最近では珍しくは無いが良い傾向だと思う。
マフラーのデザイン自体は魅力的とは言えないが、規制対応優先ならば仕方がないところだろう。ただPVで聞く限りは
やや高周波が混じった音で、Vツインのドロドロと腹に響く音など望まないが、高周波は長距離で疲れるので
避けたい。

メーカーPVでは比較的軽量とアピールしているが、絶対値としは230kg弱と特段に軽いわけではなく、またチェーン駆動と
シャフトの重量差も考慮に入れる必要がある。個人的には重量が増えてもメンテナンスの楽なシャフトを好む。

価格面では単純に米国BASE SMRPで比例計算してみると130万円以上になり(1000$12、699:650$8、549
=X:DL650A国内882、000円)と競合車種は多い。
むしろAdventureモデルの方が同13、999と$10、049でもし1000を国内導入するならAdモデルの方が
お買い得感が強い気もする。

DL650Aの場合、2012年モデルから新タイプなので一応はニューモデルが出てから1年間は様子見という
セオリーには合っているが、1000の場合も1年間は様子見とした方か良いのか、或いは基本設計は旧モデルと
同じと考えて良いのだろうか。

全体としては即欲しいとまでは行かなくても一度は乗ってみたいと思わせる1台だ。

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2 コメント

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Unknown (GoAhead)
2014-05-27 21:00:43
初めて書き込みします。
V-st650のオーナーです。
V-st1000 も舞洲で乗ってきました。
良いバイクと思いますが、650持っていると買い替える
理由が見つかりませんでした(^_^;)
同じく、ブログ仲間のV-stオーナー達も辛口コメントです(笑)
リンク取ってもよろしいですか?
返信する
初めまして (MOMO)
2014-05-28 20:08:33
GoAheadさん、

かなり以前の記事へのコメントですね。

今後オフに振ったバリエーションモデルも出る予定
ですが、いずれにせよ欧米がメインマーケットの車種
ですからそちらにフォーカスしての仕様となるのは
やむ得ないところで日本国内の使い方とは合致
しない部分も当然だと思います。

リンクをご希望されるのでしたらドーゾ
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