MOKA☆竜宮への道~森羅SOLOIST ver.~

音楽家MOKA☆のwandering days

After Effects アラカルト

2009-08-18 | Weblog
MOKAのファーストアルバム『EVIDENCE OF LIFE』ジャケットアート
そして
『NOW OR NEVER』のミュージックビデオ(“竜宮幻歌 CD-EXTRA”に収録)

両作品とも、幻想的で刹那的でちょっとデカダンで・・好きなんですけど
それらのユニークなビジュアルワークを手掛けてくださったのは、
クリエイティブユニット「TOCHKA」
現在はNHK“Top Runner”のOpening Animationでもお馴染み、光のラクガキアニメーションPiKA PiKAプロジェクトで文化庁や国内外の賞を受賞されて、私もその感性のファンとしてご活躍を嬉しく拝見しています

お世話になったこと 感謝を捧げています、ナガタタケシさん@TOCHKA・著作
『After Effects アラカルト』
が先日、出版されました(発行・発売:ワークスコーポレーション)

「CG WORLD」の連載をメインに、After Effectsを用いた合成映像の作例チュートリアル記事を結集・・・
ってことで
作例として、上記のMOKA2作品の制作過程も掲載されています

“さまざまな素材から作り出す メランコリックな心象風景”
という記事(P62~65)では
CD『EVIDENCE OF LIFE』のカバージャケットが
アナログとデジタルといった異なる性質を持つ素材の間にある異質さを取り除きつつ、相乗効果を生み出すように合成し、さらに光の反射や干渉といった物理表現の要素を細かく調整することで、幻想的な作品に対してリアリティと深みを加えて行ったことが

“ミュージックビデオを効果的に演出するレヤーワーク”
という記事(P66~69)では
ミュージックビデオ『NOW OR NEVER』が
柱となるストーリーを設定した上で、観るものの予想を裏切るようなカット構成にし、さらに見終わった後に壮大で神話的な世界を感じ取ることができるような演出を盛り込む手法、ベースとなるバンドセッションの実写素材とグラフィック素材を効果的に組み合わせることで「力強くも、どこか儚い神話的な世界」を作り出している過程が
ビジュアルとともに解説されてます

他にもいろんな作品毎に様々な素材や技法を組み合わせるアイデアが紹介がされていて、ソフトウェアの使い方の発想が広がります手掛けていらっしゃる作品のバラエティ豊かさに、あらためてTOCHKAさんはスゴイなあって想います
興味の有りますかたは、どうぞ本をお読みになってくださいませ

ちなみに
ミュージックビデオ『NOW OR NEVER』by TOCHKAは
MOKAサイトでも公開してマス
http://pakchys.com/moka/video.html