手放すコトやってくるコト

チューブトップ愛用の真夏日に手にしたマガジン（ELLEかBOGUEか？）で冬物ファッション特集記事を読んでたのですが、そこで紹介されていたユニークなニットハットに何故かピピンと来てしまって、お店に電話しました。入荷日未定とのことで、商品が届きましたらご連絡しますって言われて私の番号をお伝えしてて・・・。

そんなことをすっかり忘れていた、床暖房にお世話になり出した秋の中旬、KATE SPADE N.Y.からお電話いただきました。商品がやっと土曜日入荷しますとのことでしたので、その日の夕方買いに行こうと想っていたら・・・"スミマセン、店頭に出したらすぐに売れてしまって。"とのこと

手に入らないって想うと余計欲しくなるこの心理はどこから来るの？・・逃がした魚は大きいっていう真理。別れた人が実物以上に素敵に浮かんでしまう想い出美化現象。。
"朝早起きして、買いに行けば良かったかしら。。。"
電話いただく前までは忘れてたものなのに、買われちゃったって聴いたら急に欲しくなりました。今ごろ悔やんでも、後のフェスティバルなのに～

そしたらそしたら
一週間くらいして"偶然、他の新入荷の中にあの商品がもう一品届いてましたので、売れてしまってとても残念がっていた小西様にご連絡さし上げようと想い電話しました"って、思いがけないご連絡をいただきました何度もその優しい店員のかたに御礼を申し上げ、すぐに買いに行きますのでとっておいていただけませんかとお願いし、とっても嬉しかったので駅でチョコウエハースを買ってお店へ向かい、このニットハット君と初めて対面しました

頭についたチョンチョコリン、両サイドのボンボンおさげ、額のグラサンに紅いラインなど。。どのパーツセンスをとっても私好みでユニーク
かぶってみた時は嬉しかったデス。店員さんに"このハットと御縁が有ったのですね。そんなふうに喜んでいただけると僕も嬉しいです"って言われるほど、はしゃいでたみたいで。。。

長い髪をクルっとまとめてニットハットスタイルが多い冬の私ですが、このコを着る時にふっと想うことは
縁が有るものは、どんなプロセスでも一緒になるし
縁が無いものは、どう頑張っても手には入らないってコトの、自然さ。

こんなお買い物エピソードの一つから話を広げるのもナンですが。。
頑張るということの美徳を否定したり、諦めが肝心って冷めることとは違うけど
手放してみることで、得ることもあるっていうか・・
必死で追い求めてどうあがいても掴めなくて、でもふっと諦めて力を抜いてみたとたん、向こうから縁がやってくることもあるってこと（探しモノをやめたとき、見つかることもよくある話で・・）

縁が有ればどうあっても繋がれるって、そこを信じていれば執着心や喪失感に苦しむことも和らぐし、がんばりが粉砕した時の自分励ましにもなるし。。。
夢の実現も人間関係も、押してもダメなら引いてみる的なココロの余裕を持ちたいなあって。。。クリスマスムードに染まる街中でふと、想ってみたりしました