MOKA☆竜宮への道~森羅SOLOIST ver.~

音楽家MOKA☆のwandering days

PERFUME WORLD

2010-12-02 | Weblog
 フクロウ型香水瓶       雪だるま型香水瓶
 EVENING IN PARIS        PRETEXTE
 (ブルジョワ社 1939年頃)  (ランヴァン社 1940年頃)


『~きらめく装いの美~ 香水瓶の世界』展
先日、東京都庭園美術館で鑑賞してきました。

四季を彩る庭園に囲まれたこの美術館は、何度も訪れている好きな場所。
1933年に朝香宮邸として建てられた アール・デコ様式に日本の感性がミックスされた建物に入るだけでもキもチよくて
私が住んでたら、この部屋はこう使いたいな・・・とか空想癖を刺激されまくり。
そんな美しい館で鑑賞する
香水瓶の世界は、香り好きな私にとってシアワセ山盛り時間でした

B.C.7000年頃に地中海沿岸地域で誕生したらしい、香水の歴史
「香水(perfume)」の語源をひもとくと
「煙によって」とあるように
当初は芳しい薫香を神に捧げ、願いをその煙に託すものだったとか。
神と人間、そして男女を結びつける役割をもっている香水

香り自体が
芸術的な創造物であることが
イマジナティブな香水瓶たちを鑑賞していてわかります。
コレクターじゃないけど
いつの間にかドレッサーの一角が、香水置き場になってしまってる私
香りのイメージを広げてくれるような限定ボトルやユニークな香水瓶を観ると、ついどんな香りか嗅ぎたくなっちゃって
ジャケ買いよろしく、中身を知りたくてゲットしてるうちに増えてしまったカンジ


トコロデ

ナポレオンはオーデコロンを1日2本使っていたとか、妻ジョゼフィーヌの館には香りが残っていて洗っても40年間消えなかったとか
ポンパドール夫人の香水使用額は1年間で75億だったとか・・
エピソードに香水のことを用いると、その人物イメージが膨らんだりするくらい、人と香水の関わりって密接な気がして。

自分の香りを知る手がかりとして
調香師さんの香りのレクチャーを受講しましたが
香水の世界ってホント、奥深。。。

天然香料 動物性香料 合成香料
トップノート ミドルノート ベースノート
私だけの香りを創りたい!
・・って想っても
簡単にはプロの仕業は理解できない深い世界

香りを創作する処方箋の制作は
人の感性に直接訴える、アート
繊細なものなので
いくら好きでも つけ過ぎないこと意識してます
・・傍に寄ると ふわっと香りがするくらいが良い付け方