MOKA☆竜宮への道~森羅SOLOIST ver.~

音楽家MOKA☆のwandering days

それは私にとっては美しかった

2008-02-04 | Weblog
東京では珍しい雪景色に、心が浄化されていくのを感じた如月の始まり
私はわざわざ雪を求めて旅行を計画するほど、雪が好き
雪が空から舞い落ちる絹のような音
雪が雪の上に積もる綿菓子の音
雪の上を歩いた時に柔らかく固いサクッって響く音・・・
雪はひとひらひとひらにあの美しい形の結晶を抱いているから、こうやって降っていても積もっていても輝きを感じさせてくれるのでしょうか


一月は辛いことと優しいことの間を振り子が行ったり来たりしてるような目紛しい日々だったなあって、振り返るココロの余裕がやっとできてるのに気付いたりしてます
つまるところモノゴトはコントラストで、陰の部分が強くなると、光の価値も高く深く感じることができるようになるっていうか。(MOKA"JOY OF LOVE"でもそのことは歌ってますが・・)
イヤなことがあった時ほど私は事象の本質や人の心の中にある「美」に救いを見い出しましたし、逆に自分もそこを守っていれば、周りに対しても音楽に対しても喜びを与えることができるんじゃないかなって想えたりして。。

計算を越えた、美という存在の絶対的な力
私の価値基準はそこにあるみたい。。

たとえば・・
先日「ポルフィの長い旅」の予告ナレーション録りをしてきました。二回目なのにまだ慣れなくって。。。
でも"それも含めて個性"って認めてくださり、こういうものは声優さんがする通例をふわっと超えて私にご依頼くださる監督やプロデューサーさんのチャレンジ精神ってクリエイティブで美しいなあって共鳴してしまったり

37000年の時を超えて西シベリアの北極圏で発見された凍結マンモス「リューバ」の展示を目の前にした時、自分は生命リングのパーツであり地球の一部を構成してる・・マンモスと同期できる一瞬の永遠に美を感じてしまったり

「竜宮幻歌」を聴いてくださったかたからいただいたご感想の一言一言に、音楽を媒介に繋がれる魂同士って美しいなあって想えたり


いろんなことでめげそうになることもあるけど、自分の周りに存在している物事や人の心の美しさを見過ごさずに感じ
美を糧に、光の方へ進んでいきたいなって、立春の日に純白の雪景色を観ながらあらためて想ったりしてマス

画像はお仕事でお世話になっているかたからいただいた胡蝶蘭、ひらひらと健気に可憐にただ咲いてる姿って・・こうありたいなあってお手本みたい