つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

山元で足湯ボラ①

2012-06-21 | 災害
山元町は宮城県沿岸部の最南端にあり、直ぐ南は福島県相馬市になる。 北には亘理町、岩沼市、名取市と広大な仙台平野が続き、常磐自動車道、仙台東部道路の高速道路から海岸側は全て津波に襲われ、田んぼやイチゴ畑が壊滅した地域だ。 今回で6回目の被災地入りだが、この地域は始めてなので、何も知識がないままに飛び出した。

夜11時に新宿駅で事務局の人と待ち合せてバスのチケットをもらった。 待ち合わせにはもう1人の女性、Hさんがいて、数時間前に参加を決めて来られたとのこと。 Hさんは東京駅からのバスしか取れなかったので、急いで移動された。 新宿の夜行バス出発所は金曜日の夜ということもあってたくさんの人でごった返し、当然バスは満席。 1列4人掛けの席だったが何とか良く眠れたほうだった。

仙台に5時半に着きHさんに連絡をとると、Hさんは既に5時に到着していた。 6時発の東北本線で槻木(つきのき)まで行き、阿武隈急行、通称あぶ急に乗換えて角田(かくだ)に着いたのは7時過ぎ。 駅前にはコンビにも何もないので、現地コーディネーターのWさんに電話して迎えてもらい、活動拠点となっているアパートに着いた。 

先に到着していた女性はどこかで見たことがある。 そうだ、昨年知人が足湯に初参加した時、不案内なので日本財団まで送っていったが、そのとき一緒に参加されていたとても明るくて元気の良いIさんで、知人のこともよく覚えていてくれた。 Iさんはもう何十回となく足湯に参加されている超ベテランで山元にも詳しく、今回のリーダーを務めてくれた。 Iさんの髪の毛は腰まで届くほど長い。 聞いてみると長くなった髪の毛はがん患者など頭髪の抜けた方のかつらに利用してもらっているとのこと。 いろいろなボランティアの仕方があるのもだ。 まあ髪の毛があればだけれども。

Hさんも話してみると、府中市で日本語のボランティアを長くされているとのこと。 私とは同じ金曜日で時間が違うだけだった。 類は友を呼ぶというのは本当だ。 とても良く笑う楽しい方で、これからも良くお会いすることになるだろう。

アパートにはボストンの大学で災害支援を研究している名古屋の女性Nさんが、2ヶ月間インターンとして滞在していて、我々を仮設住宅まで連れて行ってくれたり、活動を手伝ってくれる。 皆さんテキパキと動きの良い人ばかりなので、足手まといにならないようにしよう。

朝早くに仙台駅に到着 バスの運転手が1人だったのでチョッと不安だったが


福島行きの阿武隈急行で角田に向かう 常磐線は津波で一部不通のままだ


角田市の活動拠点になっているアパート ベンツから提供された4駆車で移動
 

山本町、角田市周辺

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