つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

須坂

2012-06-06 | 旅行
何年か前に上田の菅平から志賀高原に向かう途中に通過した町で、その時は須坂だとは知らなかったが、後で調べて分かった。 須坂に行くには長野駅から長野電鉄に乗る。 35年ほど前、志賀高原にスキーに行った時は地上駅だったが、今は地下駅になっている。 善光寺を模した寺院風の屋根があったJR長野駅も新幹線の開通によって現代風の建物に代わり、駅近辺に昔の面影は無い。 約30分で千曲川を渡り、リンゴ畑を抜けて須坂に着いた。

観光案内所でパンフレットを入手し、自転車を借りた。 デポジットの1,000円を払って借り、返す時にお金を戻してくれる無料レンタサイクルだ。 町は菅平から草津に抜ける大笹街道、新潟に続く谷街道(北国脇街道)が交差し、蔵の多い町だ。 明治の初めから生糸の製糸業が盛んで繭蔵が多かったようだ。 蔵の数では今でも岡山の倉敷より多いということだ。

豪商の田中家がそのまま博物館になっていて、ちょうど歌川国芳の浮世絵「木曽街道六十九次」の特別展がったので鑑賞した。 深谷宿では侍が弓を引く絵で「深い矢、つまり深谷」と絵が宿場の地名と語呂合わせになっていて面白かった。 町外れの市民の憩いの場臥竜公園は日比谷公園の設計者が作ったそうで、サクラの名所となっている池や、テレビ番組で有名になった赤カンガルーを飼育する動物園などがあった。

長野なら何処で食べても良いといわれる、おいしい手打ちのザル蕎麦を食べて帰った。

須坂駅の長野電鉄


谷街道の街並み


町には大きな蔵が多い


博物館になっている豪商田中家


臥竜公園の池


大正時代の旧郡役所  今は公民館


旧郡役所の大ホール


美味しかった松葉屋のザル蕎麦

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