つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

ユーザー車検

2012-06-14 | 日記
定年後は平日に時間があるので家のチョッとした補修は勿論、自分で出来ることはできるだけやってみようと思っている。 車検はユーザー車検が出来るようになってからも今までずっと業者任せだった。 昔はエンジンオイルやプラグの交換、タイヤのローテーション、果てはディストリビューターの接点磨きまで自分でしていたが、最近はボンネットも開けなくなり、昨年は外出中にバッテリーがあがって難儀した。 でも最近の車はエンジンオイルチェック程度は出来ても自分ではほとんど触れない構造になっている。 従って車検も業者任せになるのだが、良く考えると書類手続きや検査を受けることは自分で出来る。

インターネットのサイトを見ると実に丁寧にユーザー車検を教えてくれるものがあり、これを読めば自分でも出来そうに思えた。 問題は点検で、特にブレーキ周りはタイヤを外し部品を外さないと確認できないが、これはディーラーに無料の車検見積もりをお願いするとやってもらえることがわかった。 ディーラーには申し訳ないが見積もりはしてもらうが、お願いするのは24ヶ月の点検だけにして、車検を受けるのは自分ですることにした。

昨日は午前中に車検場に行き、書類をもらって車検の見学ラインをゆっくり見た。 インターネットで十分理解し、2年前に経験もしているが、自動ラインの上に車を進め指示通り素早く操作するのはやはり緊張しそうだ。 一旦家に戻って慎重に書類を記入し、ネットで予約した時間に再び車検場に行き、税金や手数料を支払って証紙を貼った書類を提出して受け付け完了。 いよいよ検査ラインに並ぶ。 先ずは外観検査。 検査員のお兄ちゃんが早口でライト、ウインカー、ハザード、バックなどと次々に指示を出すのに対応してスイッチやペダルを操作する。 タイヤの取り付けが緩んでいないかを金槌でカンカン叩いてチェックし、最後はボンネットを開けて車体番号を確認してもらってOK! 

さて問題の検査ラインにゆっくり入る。 最初のサイドスリップは知らない間に通過してOK。 そのままローラーの上に乗り上げ、電光板の指示に従ってスピードを上げて40kmで一定にするとスピードメーター検査OK。 ブレーキを踏んだり離したり、忙しく操作してOK。 ライトを上向きにし光軸を自動検査されるが、この時間がいやに長く感じてドキドキ。 でも結果はOK。 前に進んで車から降り、センサーをマフラーに差し込んで排気ガス検査もOK。 更に前に進んでローラーの上に載りエンジンを切って待つと車が揺さぶられた後、床下から検査員がカンカン叩いて車軸の緩みなどないかを検査してOK。 検査ラインの外に出て書類に自動スタンプを押し、係官に渡すとハンコを押してくれて窓口へ行くよう指示される。 これでお終い! ヤレヤレ。

窓口でしばらく待つと新しい車検証と車のフロントウインドウに貼るシールを渡された。 普通に使っている車なら全部パスするので車検なんて本来必要ない。 この制度で生活している人が全国でどれくらい多いか? それらの人のための制度に思えてしがない。 でも中には車検で不合格になるものもある。 改造した車だ。 駐車場ではそれらしい業者がさかんに電話で再受検の話をしていた。 この程度の検査に不合格になる車が公道を走られるのは困るので、そのためには必要な制度だが全体の5~10%程度だろう。 そして改造車は検査合格すればまた元に戻すのだろうから、悩ましい制度だ。

自分で車検を受けることにより、業者に任せるより約2万円節約できた。

書類作成の代行や収入印紙の販売所などの案内を見て進む


車検に関わる周辺業務を担当するのは外郭団体で、役人の天下り先なのだろう ここでもナントカ法人が3つほどある


検査書類の受付や、車検証を発行する窓口


検査書類 全部の検査に合格したスタンプが押されてている


新しい車検証とウインドウに貼るシール

車検ラインの入口  ラインに入る前に外観検査がされる


車検ラインの出口




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