SAMニュース

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エナジー・ヴォイド設置

2005年06月22日 07時05分31秒 | 2005年度の展覧会など
イサム・ノグチ展のメインの作品となる《エナジー・ヴォイド》が、6月21日に美術館前の池に設置されました。
17トンもある石の大作であるため、巨大な200トンクレーンを使い、イサム・ノグチと長く一緒に仕事をされた和泉正敏氏の陣頭指揮のもと、慎重に作業が進められました。
普段は、香川県の牟礼にあるイサム・ノグチ庭園美術館の蔵のなかでこれほどの調和がないほどに場とマッチしていたこの作品が、空の下で池面にその壮大な姿を映しながら周囲の自然と響き合う、これまでとはまたちがった力強い環境との関係を生み出しています。見る角度の違いで驚くほど表情を変えるこの作品を、360度さまざまな方向から楽しむこともできます。
夜には、ライトアップの試験も行われ、幻想的な世界をつくり出していました。
一般公開は、7月2日からです。