映画道楽

人生をいう道を楽しむために楽にするために映画を楽しみます。

4ヶ月と3週間と2日★★★★☆

2008年03月01日 | Weblog
 いまのルーマニアの話ではなく、チャウシェスク独裁政権末期のルーマニアでのお話。政治的な映画かと思ったら女学生が堕胎する話。それなの当時のルーマニアの様子が垣間見られる。  人の心がすさむというのはこういうことを言うのでしょう。  堕胎をした後、ホテルのレストランで食事をする女の子。行方を捜し回っていた親友の心配をよそに悪びれる様子もなく、ただ自分の空腹を満たしている様子、あさましさというか、人の心がすさむと怖いというか、なんとも薄ら寒い気分にさせられます。  タイトルの「4ヶ月と3週間と2日」は女の子が妊娠していた月日のことかな。  それにしても独裁政権の圧政というのは人の心を寒々しいものにするんですね。



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