映画道楽

人生をいう道を楽しむために楽にするために映画を楽しみます。

ウィンターソング

2006年11月15日 | Weblog
 「LOVERS」の熱演以来、金城武主演の新作。恋愛もの。とくれば劇場は女性でいっぱい。金城人気の深さを知る。日本のテレビドラマや映画に出演していなくてもカッコイイ男の人気は衰えない。

 僕は微妙にファンの期待を裏切るのが、この人の魅力なのだろうと思う。「リターナー」を観にいったとき、金城が大活躍するバリバリのSFアクションものと期待して行ったときもかなり裏切られた。僕にとっては「LOVERS」もそう。えっと、説明になっていませんな。「ウィンターソング」もロマンス溢れる恋愛映画かと思うと、微妙に期待を裏切られます。きっとそこがいいんだろうなぁ。じらし戦術というか…恋愛も思う通りにいかないから燃えるようなものですから。

 共演は「小さな中国のお銚子」のジョウ・シュン 。監督は「ラブソング」のピーター・チャン。

テキサス・チェンソー・ビギニング

2006年11月15日 | Weblog
 ホラーの金字塔「悪魔のいけにえ」。チェーンソーを振り回し人を切り刻むレザーフェイス。彼の誕生秘話。なんて、どうでもいいワイ!それは制作側も思っていたようで、誕生秘話なんてほどの秘話でもない。

 レザーフェイスを育てた変態家族の猟奇行為。家族といえども血のつながりはほとんどない。彼らが家族として繋がっている要素は、彼らの変態的嗜好である

 レザーフェイスのトーマスは肉を切り刻みのが大好きで、かっこいい顔に憧れては人の面の皮をはいでかぶる趣味がある。 育ての父は制服願望が強いコスプレマニア。育ての母は人肉を料理するのが大好き。そんな親に育てられて子がまともに育つはずがない。当たり前か…

 僕は、胸が悪くなり、胃液がこみ上げ、気分が悪くなり、やがて頭が真っ白に…まさにそんな恐怖感を体験させるのが作り手の意図。

「悪魔のいけにえ」がホラーの金字塔といえるのは時代背景をベトナム戦争時にした無差別殺人事件にある。
 そこで行われた殺戮は、まさに戦争である。意味のない殺人、そして恐怖。その点が描かれてるがゆえに意味があった。

 「テキサス・チェンーソー・ビギニング」は「悪魔のいけにえ」の正統な血を受け継いだ傑作ホラーだ。