007/慰めの報酬
作品は前作の続編。内容はかなり濃い。ヘビーな作品だ。ジェームズ・ボンドがダニエル・グレイグに代わって明らかに作品のトーンは変わった。
そしてこの重厚感は。「ミリオン・ダラー」や「クラッシュ」のポール・ハギスの加入から出てきた。007「ワールド・イズ・ノット・イナフ」から、脚本はニール・パーヴィス、ロバート・ウェイドのコンビで書かれている。
最近の007シリーズは監督は代わるが脚本が代わっていない。作品の質を維持できている理由だろう。
「カジノ・ロワイヤル」はマーティン・キャンベル、アクションを得意とする監督だったが、今回は「チョコレート」、「主人公は僕だった」、「君のためなら千回」でものマーク・フォースター。アクション映画を主に撮ってきたわけでもなく、人の内面を描くことを得意とする監督だ。
かといってアクションシーンがお粗末なわけでもなく、冒頭のカーアクションから度肝を抜かれる。さらに畳み掛けるようにアクションシーンが続く。重厚な内容とあいまって息ぐるしさを覚えるほどだ。
いままでの007シリーズのファンは違和感を覚えながらも戸惑ってしまう。
お茶目なボンドの姿んはない。国家のために身をささげ、女遊びに興じたかつてのェームズ・ボンドはもういない。甘さは徹底して排除されている。ここにいるのは、愛する者を奪われ、復讐に燃えるジェームズ・ボンド。故に彼は世界の平和を脅かす敵と戦うのだ。
なんと人間味あふれるキャラクターだろう。
ダニエル・グレイグ版ジェームズ・ボンドは豪華な脚本陣に支えられさらに進化を遂げるに違いない。
007は「カジノ・ロワイヤル」から新たなる物語が始まった。そう始まったばかりだ。早くも次作が待ち遠しい。
しかしタイトルがいまいち。何とかならんかな。
作品は前作の続編。内容はかなり濃い。ヘビーな作品だ。ジェームズ・ボンドがダニエル・グレイグに代わって明らかに作品のトーンは変わった。
そしてこの重厚感は。「ミリオン・ダラー」や「クラッシュ」のポール・ハギスの加入から出てきた。007「ワールド・イズ・ノット・イナフ」から、脚本はニール・パーヴィス、ロバート・ウェイドのコンビで書かれている。
最近の007シリーズは監督は代わるが脚本が代わっていない。作品の質を維持できている理由だろう。
「カジノ・ロワイヤル」はマーティン・キャンベル、アクションを得意とする監督だったが、今回は「チョコレート」、「主人公は僕だった」、「君のためなら千回」でものマーク・フォースター。アクション映画を主に撮ってきたわけでもなく、人の内面を描くことを得意とする監督だ。
かといってアクションシーンがお粗末なわけでもなく、冒頭のカーアクションから度肝を抜かれる。さらに畳み掛けるようにアクションシーンが続く。重厚な内容とあいまって息ぐるしさを覚えるほどだ。
いままでの007シリーズのファンは違和感を覚えながらも戸惑ってしまう。
お茶目なボンドの姿んはない。国家のために身をささげ、女遊びに興じたかつてのェームズ・ボンドはもういない。甘さは徹底して排除されている。ここにいるのは、愛する者を奪われ、復讐に燃えるジェームズ・ボンド。故に彼は世界の平和を脅かす敵と戦うのだ。
なんと人間味あふれるキャラクターだろう。
ダニエル・グレイグ版ジェームズ・ボンドは豪華な脚本陣に支えられさらに進化を遂げるに違いない。
007は「カジノ・ロワイヤル」から新たなる物語が始まった。そう始まったばかりだ。早くも次作が待ち遠しい。
しかしタイトルがいまいち。何とかならんかな。