映画道楽

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レボリューショナリーロード~燃え尽きるまで★★★★

2009年02月20日 | アメリカ
男と女が別れるそのときまで、燃え尽きるまでの話である。

「タイタニック」で悲運の恋人たちを演じたケイトとデカプリオが、せっかく夫婦役をするのに、だめになっていく話である。それも怖い怖いお話。

途中、お互い何度もやり直そうとするが、一度狂った歯車はなかなか元に戻らない。すれ違い、苛立ち、罵り合う。言ってはいけない言葉まで口走ってしまう。相手から自分を、そして二人の軌跡まで全否定されてしまう。言葉でとどめを刺してしまう。怖いのはそのことに気づかないこと。自分の言葉で相手がどれほど傷ついたか分からないというのは怖い。人を刺しておいて知らないふりをしているようだ。
相手の気持ちを察する余裕なんてなく、こんなはずじゃなかったのにと思っても、いくつく先は破滅しかない。

口は災いの元。災いを避けるには寡黙が一番いいのかもしれない。一番だめなのはやったらやり返すというパターン。男と女のどちらかが寡黙なほうが夫婦はうまくいく。寡黙なほうは大変だが…

別れるときはとてもしんどい。失恋や離婚は恋に落ちるときよえいもエネルギーをたくさん消費する。

観ているだけでエネルギーを消費しそうな作品でした。


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