フランスのシャンソン歌手エデイット・ピアフ。
路上に産み落とされ、どん底の生活から歌で這い上がって行くピアフ。その激しくも、短い生涯を数々の伝説に沿って描く。
演じているのはマリオン・コティヤール。代表作は「TAXi」、「プロヴァンスの贈り物」。
しかし本作のマリオン・コティヤールはまったくの別人に見える。ピアフに成りきった役作りをした演技力が素晴らしい。どの賞でも最優秀女優賞は間違いないだろう。
監督はオリヴィエ・ダアン。日本では不評だった「クリムゾンリバー2」の監督だ。少し力技のような気がしないでもないが、それがいいほうに出て今回は素晴らしい出来。
秀逸なシーンは1シーンで表現した恋人の死。演じるマリオン・コティヤールの悲しみのボルテージが上がる。それと同時にシーンの中で空気が異様に変化する。天国から地獄へ突き落とされたピアフの悲しみが見事に演出されている。
今年の1、2を争う傑作だ。
路上に産み落とされ、どん底の生活から歌で這い上がって行くピアフ。その激しくも、短い生涯を数々の伝説に沿って描く。
演じているのはマリオン・コティヤール。代表作は「TAXi」、「プロヴァンスの贈り物」。
しかし本作のマリオン・コティヤールはまったくの別人に見える。ピアフに成りきった役作りをした演技力が素晴らしい。どの賞でも最優秀女優賞は間違いないだろう。
監督はオリヴィエ・ダアン。日本では不評だった「クリムゾンリバー2」の監督だ。少し力技のような気がしないでもないが、それがいいほうに出て今回は素晴らしい出来。
秀逸なシーンは1シーンで表現した恋人の死。演じるマリオン・コティヤールの悲しみのボルテージが上がる。それと同時にシーンの中で空気が異様に変化する。天国から地獄へ突き落とされたピアフの悲しみが見事に演出されている。
今年の1、2を争う傑作だ。