涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

七月大歌舞伎@松竹座 夜の部

2017-07-20 20:30:00 | 古典芸能

七月大歌舞伎の夜の部の演目は、

一、舌出三番叟

二、盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)

   序幕 佃沖新地鼻の場 深川大和町の場 
   二幕目 二軒茶屋の場 五人切の場
   大詰め 四谷鬼横町の場 愛染院門前の場

夜の部はなんといっても「盟三五大切」ですね。

 

実は2011年の二月大歌舞伎でも出ています。
配役は、
                     2011年     今回
薩摩源五兵衛 実は不破数右衛門     片岡仁左衛門  片岡仁左衛門
芸者妲妃の小万 実は民谷召使いお六   中村芝雀    中村時蔵
 
船頭笹野屋三五郎 実は徳右衛門倅千太郎 片岡愛之助   松本染五郎
芸者菊野                尾上松也    中村壱太郎
仲居頭 お弓              中村京蔵    上村吉弥
賤ヶ谷伴右衛門 実はころつき勘九郎    嵐橘三郎    嵐橘三郎
徳右衛門同心 了心            片岡松之助   片岡松之助
若党 六七八右衛門            坂東薪車    尾上松也
家主くり廻しの弥助  実は民谷下部土手平  坂東彌十郎   中村鴈治郎
富森助右衛門               市川段四郎   松本錦吾
 
配役の「実は」が多いことで気づかされますが、なかなか人間関係が複雑です。
四世鶴屋南北の作ですが、彼は他にも「東海道四谷怪談」を書いています。いずれも「仮名手本忠臣蔵」の裏話となっています。討ち入りの仲間に入りたいばかりに、金の工面のために殺人を犯してしまう設定です。
今回の話「盟三五大切」も、そういうことがベースにあって、いろいろな勘違いを経て話が進行してゆきます。
自分的にはこういう江戸物はちょっと苦手です。
仁左衛門が出るなら、同じ殺人がからむ演目だと「伊勢音頭恋寝刃」が観たかったかも。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿