いつの間にか大晦日。
大晦日になると、井原西鶴の「世間胸算用」を思い出します。
大学の国文学の授業で習いました
その中に「奈良の庭竈」というのがあって、
堺から奈良に蛸を売りに行く蛸の八助。
年の暮れの忙しいさなか、蛸の足を1本切って売り、
それでもばれないので2本切って売り、
その切り取った足は別に売っていた。
ところが手貝町(今の転害町?)のとある家で蛸2杯売ったとき、
そこの家の、碁を打っていた隠居にそれを見咎められ、「足切り八助」と噂が広がり、
そのため、商いが成り立たなくなった。
そういう話だったと思う。
自分は、特に大晦日だからといって、別にこれといった事をすることもありません。
大掃除も特にしないし。
せいぜい、おせちもどきの料理をつくるくらい。
お煮しめは昨日作ってあるし。
昼食は、キャベツとベーコンでパスタ。
そして夕食は鰤大根、大根の皮の浅漬け、大根葉の混ぜご飯。
あとは年越し蕎麦を作って食べるだけ。
別に紅白も見ないしね。
あ、そうそう、2355-0655年越しスペシャル見ないとね。
自分押しは「よんきびう」ではなく、「びんようき」押しです。
外を見ると雲が空に広がり、その隙間からなんとか月が覗きました。
明日は初日の出見ることができるのか?
さて、年越し蕎麦を食べて、さっさと寝ます。