9月16日(水)
1時間の仮眠的なものをとり、ヒー様のお見送りつきで
サンプラザ発のリムジンバスに乗り込んだ5時25分
早朝の帰省は久々。
このところ睡眠が極端に少なかったせいか、
バスの揺れが体にこたえた。
2時間程の空のたびは爆睡。
マスクの下はヨダレだらけだった。
お母さんが迎えに来てくれて、なんかホッとした。
実家に帰る途中の峠にある、田舎特有の野菜など取り扱った
広場に立ち寄り、新鮮な食材を買い、二人でソフトクリームを食べた。
何年ぶりかわからない、母と二人で食べるソフトクリーム。
心地よい日差しの下、絶妙な硬さ、二人向き合うこと、
よみがえる思い出、母の想い、わたしの思い
いくつもの交差するものにグッときつつ、母の笑顔が何より安らぎをくれた。
自宅に帰り、迎えてくれるモカ。
彼女は何か察しているのかな?
いつもとかわらないけど、飛び掛ったりしてこなかった。
弟と妹のおべんとう用の残りのおかずをつまむ。
そう、いつもの習慣だ。
朝のお味噌汁の残り。
ワカメとたまねぎのお味噌汁。
わたしとは違う味。
まろやかで、甘い。
いつも通り振舞うけど、心の中ではいろんなものを懐かしむ。
結婚してもかわらないのに、こんな気持ちになるんだ。
準備も含め、結婚ってすごい威力がある。
母と衣装の準備。
わたしのドレス
わたしの着物
母の着物
妹の着物
父のモーニング
弟のスーツ
小さい母の長襦袢を着てみたり
妹の着物を羽織ってみたり
母は逆で、身長の違うわたしの長襦袢を着てみたり
たくさんの衣装と笑いに包まれながらの準備は楽しかった。
それからエクステの接客
弟の彼女
妹
母の順で施術。
3時間かけてみんなのマツゲを仕上げた。
みんな大喜びでうれしかった。
いろんな準備が多くて
家族でゆっくり過ごす時間はなかったけど
いつもとかわらない接し方が、わたしには一番嬉しかった。
久々に製作物に終われてない時間だった。
でも実家に居ると、いよいよなんだってのが強く感じられた。
あと少し。
ほんとあと少しなんだ。