8月6日(土)はれ
66年前、広島に原子爆弾が投下された日。
8時15分の黙祷。
この日は亡くなった祖母の誕生日。
祖母はこの3日後、長崎で同じような光景を目の当たりにするのだ。。。
長崎市内に住んでいなかったものの、
救護班として、被爆された方の救護を行ったそうだ。
だから祖母は原爆手帳を持っていた。
祖母が体験した話を何度もきいた。
傷口に群がるウジ虫を、お椀左手に箸で一匹ずつ取っていたのだそう。
幼心にその怖さ惨さを焼き付けられた。
そんな祖母ももう居ない。
コレから先は、話を聞いた人だけになっていく。
原発が問題の今、
どう向き合うのか、、、
体験話をきいた人が残り、
実際に原発で怖さを実感した人たちが増えた。
長崎では、広島の投下時間もサイレンが鳴る。
勿論、長崎の投下時間にもサイレンが鳴る。
小さい頃から、黙祷することが普通のことだとおもってきたが
都内ではサイレンがならない。
日本全土で考えるべきことなのに不思議である。
忘れられることがない日を忘れないように
忘れてはいけない日を忘れないように
それが今の私たちに課せられた使命なのではないのだろうか。
最初は“何?火事?”と驚きますが、すぐに“あっそうか、今日は8月6日だ・・・”と気づくのです。
6歳の娘ですら、いつもと違うサイレンに驚き、何?と聞いてきます。
体験話しか知らない私たちには幼い子供に戦争を伝えるのはとても難しい事です。
でも、それでも伝えていく責任があると思います。
普段は忘れがちだけれど、この日が来ると、一緒に考える事が出来る。
サイレンはそんな“きっかけ”になってくれているように私は思います。
隣県ではサイレンが鳴るんだね。
みんなが普通だとおもって黙祷できる日がくるといいですね。
そうはいかないだろうけど・・・
この国のお話なんだけどね。