スーの旅日記

ひとり旅の日本100名城スタンプラリー、神社仏閣めぐり、その他。

奈良 高取町 その2

2011-05-28 14:07:12 | 日記


高取城へ一直線に延びる土佐街道です。大名行列が通る道であった為、家と家の隙間に人が忍び込み襲わないように、壁で塗り込めたり板を張ったりして工夫されています。また建物は“つし二階建て”で、二階は屋根裏物置になっています。大名行列を見下ろしてはならないの原則から、そういう造りになっているそうです。

そういえば、時代劇のドラマ等で観ると、大名行列の時に「下に~下に~」って言ってますよね。大名行列と遭遇すれば、行き過ぎるまで平伏して……。ずっと平伏している町人などは心の中で「早く行け~っ!」とか思ったのでしょうかね…?(笑)。

ちょっとここで気になって、調べた所によると「下に~下に~」は将軍家と紀伊・水戸・尾張の御三家だけが言っても良いかけ声で、他の外様の大名行列は「片寄れ片寄れ」だったそうです。高取藩の大名行列も「片寄れ~片寄れ~」と言って土佐街道を闊歩したのかもしれませんね。調べた結果が意外なんで面白いです。それから、平伏してもないって事を書いてありましたが、ホンマかいな?って感じです…(笑)。

ところで、奈良なのに何故に“土佐”なんでしょうか? 調べた所によると、飛鳥時代に都造営の為に土佐の国からかり出された人々が帰れずに故郷を思い馳せて“土佐”と名を付けたそうです。


画像は行き(朝)と帰り(夕方)に撮ったので光が違います。

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