はと@杭州便り

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締芝特 Distingue

2010-04-27 23:36:11 | 杭州生活
社内のスーパーで見つけた、ヨーグルト。

中国のヨーグルトというのは、日本と同じようにカップで売られていても、中身はドロドロの液状、そしてソースや砂糖がはじめから入っていてかなり甘い、というのが常識(?)である。

日本のヨーグルトのように、スプーンですくって食べようと思えばできるのだが、
こちらの人はカップに直接ストローをさして食べる(というか、飲む)スタイル。
時折プリンのようにすくって食べる、甘さひかえめの日本のヨーグルトが恋しくなるのだが、
そんなものは中国では手に入るはずがないと諦めていた

ところが、このヨーグルト。
なんと日本と同じ、プリンのように固まったヨーグルトなのである。
しかも、ソースは別についているので、ソースをかけなければ甘さひかえめ、というか、
限りなくプレーンヨーグルトに近い味で食べることができる!

最初にこれを見つけたときは、衝撃だった。
そしてこれをレジに持っていって、お会計してさらにびっくり。
中国で売られている普通のヨーグルトが、1カップ1~3元程度なのに対し、
このヨーグルトは、1カップ、ナント6元もするのである。
6元といえば、日本円で約84円。もう日本並みのお値段である

調べてみるとこのヨーグルトは、中国乳製品三大メーカーの一つ、「蒙牛」が出している高級消費者向け製品「締芝特」シリーズの製品の一つ。

●「締芝特」
http://www.dizhite.com/


このシリーズでは、チェダーチーズやモッツァレラチーズ、燻製チーズなど、これまで一般の中国人になじみの薄かった高級品が発売されている。
「締芝特」はフランス語の「Distingue」(気品のある, きわだった)から取っているそうで、高級品のイメージを全面に出している。
そういえばパッケージのデザインも、心なしかハー●ンダッ△アイスに似ている気が…

高いので、心して味わって食べてみた。
固さは日本のヨーグルトと同じか、少し固い感じ。
そしてお味は甘くなくて、プレーンヨーグルト、というか、レアチーズに近い味。
そう、この製品は中国語では「新鮮奶酪」
つまりヨーグルト(酸奶)ではなく、チーズ(奶酪)として売られているのである。

確かに液状の、甘い飲むヨーグルトをヨーグルトだと思っている中国の消費者にとって、
これを同じ「ヨーグルト」だと認識してもらうのは難しいかもしれない。
「ヨーグルト」と書いてあれば、カップにストローを突き刺して飲もうとする人が続出するかもしれない

あまりにも美味しかったので、ユキにも一口…と思ってもう1カップ買って帰ったら、
一口どころか全部パクパク食べられてしまった

これから夏にかけて、また日本から持参したヨーグルト菌で自家製ヨーグルトを作らなければ、と思っているのだけど、
たまの贅沢で、このヨーグルト…もといレアチーズもおすすめです

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