はと@杭州便り

中国杭州で仕事&子育てしているはとぽっぽのページです。

皆既日食

2009-07-22 23:18:25 | 杭州生活
運良く拝むことができました!

朝出勤前から、お天気は曇り
9時前、マンションの公園では太陽メガネを片手に太陽を眺める親子連れの姿が!
メガネを借りて見せてもらうと、既に日食が始まっていた。

会社まで自転車で約10分。
ここ数日、この時間帯でもギラギラの太陽が容赦なく照りつけるのだが、
今日は曇っていて風が吹いているせいか、
それとも太陽が欠け始めているせいか、
いつになく快適に通勤。

会社に着くとエレベーターの前で、これまた太陽メガネを片手に太陽を眺める同僚数人に遭遇。
メガネを借りて見せてもらうと、さっきよりかなり日食が進んでいる!

4階の職場に到着し、パソコンを開いたころ、
「南向きの給湯室の窓から、きれいに見える!」という情報が。
給湯室にも太陽メガネを持った同僚がいっぱい。
メガネを借りて見せてもらうと、もう半分以上欠けている!

今日は朝イチで東京と連絡していたのだが、
そうこうしている間にも、窓の外はどんどん暗くなっていく。
もう職場は日食で大騒ぎ。
誰かが「屋上からすごくきれいに見えるらしい!早く早く!!」と叫び、
みんな一斉に階段を駆け上っていく。

ついに私もメッセで東京に
「すみません、只今日食で取り込んでおります。」の一言を残し、屋上へ。

いつもなら猛暑でとても立っていられない屋上も、
まるで夕涼みのような涼しい風が吹き、体感温度は明らかに下がっている。
屋上に着いたころ、太陽はもうほとんど全部隠れようとしていた。
周囲のビルには電気がともり、空には星が輝き、
まるで夜明けのような不思議な静寂の中、
ついに皆既日食。


もうメガネも必要なくなって、肉眼でも見ることができるようになった。
周囲の同僚たちからも歓声があがる。
皆写真を撮ろうと携帯を構え、熱心な同僚はちゃんと一眼レフを用意して撮影。
家族や友人に携帯で知らせようとする人が多すぎて、一時的に回線がつながらない状態が続く。
どこからか爆竹の音まで聞こえてきたが
何だか不思議な静寂を保ったまま、わずか5分少々の皆既日食は終わりを告げた。

決して好天ではありませんでしたが、かなり理想に近い形で「世紀の天体ショー」を体験することができました。
同僚たちは去年の北京オリンピック開会式より、盛り上がってました。

杭州では部分日食は20数年ぶり。
皆既日食は約430年ぶりとのこと。

一生忘れられない、いい思い出になりそうです



最新の画像もっと見る

コメントを投稿