はと@杭州便り

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ユキ、3歳6ヶ月

2012-06-21 11:52:20 | 杭州で子育て
ユキも間もなく3歳半です。

最近のユキは

幼稚園で身体測定したところ、身長:103㎝、体重:16㎏。
相変わらずクラスの女子の中では一番背が高い。



「夏が来た」という歌を歌っています。

その幼稚園で色々と問題が。

●「幼稚園行かない」

最近幼稚園で何か不愉快なことでもあったのか、それとも幼稚園がつまらないのか、
一日に何度も「幼稚園行かない」「行きたくない」と言う。
入園当時は特に登園拒否もなかったのに、一年経った今頃になって「行かない」「行きたくない」と言われると、こちらも戸惑うばかり。

他のお友達はほとんど午後4時半までの全日、幼稚園にいるのに、
ユキは相変わらず午前11時半にはお迎え、半日で帰ってくる。
何度か夕方まで幼稚園にいられるよう試してみたのだが、
帰宅すると「明日は絶対早く迎えに来て!」と言って泣いたり怒ったりする&給食をきちんと食べていないのか夕方に帰った日には嵐のように食べる&マンション敷地内で走り回って遊ばせられる時間が減る分ストレスがたまってしまう、こともあって、こちらも決断できず、結局小小班の間は半日しか行かせられなかった。

以前先生にも言われたが、今のクラスではユキは月齢が大きい方ということもあって、授業の内容が物足りないのか、あくびをしたりしてつまらなさそうに聞いていることが多い。外遊びも園庭ではなく屋上の狭いスペースしか使わせてもらえないし、やっぱりあまり面白くないのだと思う。

お友達もいるにはいるのだが、クラスには何人か乱暴な男の子がいて、しょっちゅうおもちゃを奪われたり、並んでいるのに割り込まれたりしてケンカになり、自分の言い分が通らずに泣いて帰ってくることも。
親としてはこの入園難の杭州で何とか入れた幼稚園だし、できれば楽しく行ってほしいのだが、幼稚園が楽しいことばかりではないのも事実。日本の幼稚園のように外遊びがたくさんあれば…と思うが、現状ではそれは叶わない。

小小班は今月末で終わりで、来月から9月まで2ヶ月の長い夏休みに入る。
9月に進級する小班では授業の内容ももう少し変るかも知れないし、園庭での外遊びもあると思うので、少しでも状況が変ってくれることを期待しています。

●ぬりえ、ブロック、ひらがなカード



幼稚園でぬったスイカのぬりえ



幼稚園でのお絵かきの様子

以前は一つの色でぐちゃぐちゃにぬっていたぬりえ、最近どんどん上手になってきた。
あまり自分からやろうとはしないけど、やってみようと声をかけると綺麗に色分けして塗っている。好きな色はピンク。

ブロックは2歳前に買いましたが、最近簡単な作品のようなものを一人で作れるようになってきた。



ひらがなカードを五十音順に並べるのも好き




●歌とダンス

週一で通っているヤマハは結構気に入っているようで、「ヤマハ行きたい」と言う。
約50分のグループレッスン中、集中力が続かなくてダレてしまうときもあるけど、まあまあ楽しんでくれている方だと思う。
ヤマハで習った歌は家でも時々口ずさんだり、CDを聞いたりしている。

音楽にあわせて身体を動かすのが好きな様子。
家で今はまっているのが、おもちゃのピアノに入っている自動演奏の「南の島のハメハメハ大王」に振りをつけて踊ること。
母も無理矢理一緒に踊らされることもしばしば。

●TV

相変わらずしまじろうが好きで、テレビ東京でやっている「しまじろうのわお!」は欠かさず見ている。
その他NHKでは「みいつけた!」「クインテット」を見るようになった。
「みいつけた!」は以前は恐がってダメだったし、「クインテット」も興味を示さなかったのに、久しぶりに見せたら急に気に入って見るようになった。
それから「おかあさんといっしょ」も時々。「すりかえ仮面」のコーナーがお気に入り。

●ことば

最近は中国語でも日本語でも大人顔負けのことを言って、こちらが言い負かされることもしばしば。
不思議なのが「中国語が急に上手になってきたな」と思う時期がしばらく続いた後、
「おや?日本語も進化している?」と思う時期が来ること。中国語と日本語が相乗効果で伸びてくれれば一番良いのだけど。

しかし日本語に中国語の単語が混ざってしまうパターンも増えてきた。
私はユキに話しかけるときには2つの言語を混ぜないように気をつけているつもりなのだけど、相方や二姐と話すときには中国語で話しているので、家の中で完全に日本語だけを話すことは難しい。

夕べは大きな虫がリビングに入ってきたときには

ユキ:(中国語)「パパ!虫がいるよ!」
相方:(中国語)「あ~、これはyinghuochong(蛍火虫=ホタルのこと)かなぁ」
私:(中国語)「蛍って日本では水のきれいなところにしかいないって聞くよ。違うんじゃない?」
ユキ:(日本語)「ママ、yinghuochongこわいよ~」
私:(日本語)「ゆきちゃん、yinghuochongは日本語で『ホタル』って言うんだよ」

気が付いたときには日本語に混じる中国語を直すようにしているのだけど、どこまで効果があるのか…。
それから中国語の影響でおかしくなっていると思われる日本語もあって、
「おもちゃがさがせないよ~」とか良く言っている。
中国語の「找不到」の影響で「見つからない」と言うべきところを「さがせない」といってしまうのだと思うけど、この種の間違いは何度訂正してもなかなか直らない。

二言語状態で生活する子供のことばの心配は尽きないです。

●暴力とママ想い

幼稚園や外では力の強いいじめっこに叩かれると叩き返せないくせに、
家ではしょっちゅう私や二姐を叩いたり蹴ったりする。
ユキにとって言われたくない「ごはんは座って食べなさい」とか「お菓子は食べないで」とか言われると、叩いたり蹴ったりして抵抗する。

言葉も暴力的になって「バカ!」とか「あっち行って!」とか言うようになり、
最後には中国語で「もう知らない!もうママと仲良くしてあげない!プン!」と言って別の部屋へ逃げてしまう。(なぜか「プン」だけ日本語)
「ユキ、ママが好きくないだもん!」と叫ばれてしまうことも毎日のようにある。
(「好きくない」も恐らく中国語の影響でヘンになっている日本語の一つ)

それなのに、私が家にいない間は「ママ想い」。
雨が降ってくると「ママ、傘持って行ったかなぁ」と傘たてをチェックし、
夜7時半を過ぎて私が帰らないと、「まだかなぁ、遅いなあ」と心配してくれる。
帰宅して疲れてソファに倒れていると「ママ、お腹いたいの?それとも腰?」と心配し、
蚊にさされたと言うと「ママ大丈夫だよ、ユキがいるからね」と言っていそいそと自分用の痒み止めを持ってきてくれる。

よその人からおいしいお菓子を頂くと必ず一つ取り分けて
「これはママが帰ってきたらあげるんだ」と言って取っておいて、二姐にもパパにも分けてくれない。
いつだったか、一つしかないクッキーをほとんど全部かじって、かけらになったものが残っていて、「ママにあげようと思ったのに、食べちゃった」と大泣きされたこともあった。
ママの悪口らしいことを少しでも聞くと必死になって否定するし、
「パパもアーイーも嫌い。ママがいい。」と言うこともあるそうだ。

ユキの暴力的な行動や言葉に戸惑ったり、やさしさにホロリとさせられたりしています。

●本

最近のお気に入り

『あたし、ねむれないの』カイ=ベックマン、ペール=ベックマン、訳:やまのうち きよこ
『しりとりのだいすきなおうさま』中村 翔子、 はた こうしろう
『からすのパンやさん』加古里子






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2 コメント

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Unknown (つばくろん)
2012-06-21 22:31:44
女の子はおませさんな上に
ユキちゃんは日本(ママ)の影響も受けていて、
精神面において同じ幼稚園のお友だちより
飛び抜けてお姉さんなのかも。
それでいろんなことがおもしろくないのかもしれませんね。

一方で、ママと一緒に過ごせる時間がもっともっと欲しいのかな。
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Unknown (はとぽっぽ)
2012-06-24 01:11:41
>つばくろんさん

ありがとうございます。子育ての先輩のご意見はとても参考になります。
娘はローカルの幼稚園の中ではどうしても他の中国人家庭のお子さんと違う部分があるし、入園当初は本人がそのことに気づいてなかったのが、一年経ってなんとなくわかるようになってきたのでは?と思います。

娘は身体が大きいこともあって、クラスでも「お姉ちゃん」扱いされがちで、喧嘩しても自分より小さい子に譲らされてしまったり、先生にもっと構ってほしいのに先生は他のもっと手のかかる子供にかかりっきりで放っておかれたりするのも面白くないようです…。

家の中で私に特にあたるのは、ママと一緒の時間が少ないせいもあると思います。しつけに関することでは甘甘なパパに代わって私が注意することが多く、注意すると不機嫌になって反抗したり泣いたりします。
しつけも大切だし悩みますが、平日は一緒にいてあげられる時間が少ないので、見過ごせる部分はできるだけ見過ごして、笑顔で甘えさせてやれる母でありたいと思っています。
本当に試行錯誤の毎日です~。

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