今さらだが台湾には、日本に好意を持ってくれている人が多い。
日本人とわかると何だか申し訳ないほど親切にしてもらえることが良くあって(トルコもそうだったけど…)、すごく有難いんだけど、申し訳ないような複雑な心境になる。
台湾では普通のTVでも3チャンネルくらい、常に日本の番組を字幕つきで流しているし(ナント「ビフォー&アフター」や「あいのり」までやっている!)、ジャニーズ系からナベサダまで(?)日本の芸能人のコンサートも多い。CDショップでも日本のアーティストのCDがズラリと店頭に並んでいた。
日本映画も日本国内とほぼ同時に公開されているようだし(名前忘れたが硫黄島の映画が公開されていた)、本屋に行けば日本人作家の翻訳本や、ガイドブックの翻訳本、日本語学習教材などそのラインナップの充実ぶりに仰天。
台湾の同世代の人と話しても、小さい頃にみたアニメやゲーム、ドラマなどの話題はかなり共通するものがあるし、そのへんも親近感を持ってもらえる要因だろうと思う。
同世代の友達の中には「日本に6回も旅行に行った」という人もいたりして、本当に恐れ入ってしまう。
年配の人だと別の意味で、ちょっと複雑である…。
昔、台湾中部のとある小さな町で道に迷ってしまったときのこと。
近くにあったお豆腐屋さんに入って、店番をしていた中学生くらいの女の子に道を聞いた。
彼女は私が日本人だとわかると急に興奮して、
「ちょっとここで待ってて!すぐ戻るから!!」と何度も言って矢のように店を飛び出してしまった。
豆腐屋を無人にするわけにもいかないので、そのまま待っていると、
数分後、女の子がおばあさんの手をひいて戻ってきて、
「うちのおばあちゃん、日本語わかるから!」と嬉しそうに言う。
おばあさんにあらたまって
「何かお困りでございますか?」と日本語で聞かれた時は、
びっくりして腰が抜けそうなくらい恐れ入ってしまった…(なんかヘンだな、この日本語)。
台湾大地震の後台湾に行ったとき、友達の家に泊めて頂いたのだが
そこのお父さんも日本好きな人で、
せっかく来てくれたのだからと日本植民地時代の建物をあちこち案内され、
「あの地震で台湾の多くの建物が壊れたのに、古くても日本の建てた建築物は少しも壊れなかった。日本の技術はすばらしい!」
とか言われると…。
一体どう返事していいものやら困ってしまい、「はぁ…」とうつむくしかなかった。
日本や日本人のことをこんなに良く思って頂ける、なんて(もちろん台湾の人全員がそうではないが)世界的に見ても稀少な国(?)だろうから、それは日本人のハシクレとして嬉しいし、有難いことだと思う反面、
過去の植民地時代や戦争の歴史(従軍慰安婦、日本軍による徴兵など)を思い起こすと、とてもじゃないけど手放しで喜ぶ気になんかなれず、なんとも複雑な気持ちになる。
反日感情が強く、特に毎年終戦記念日近くになると日本人であることに何かと肩身の狭い思いをする中国から来ると、そのあまりのギャップの大きさに、本当に色々考えさせられる。
今日もコンビニで道を聞いたら、アルバイトらしき若い女の子は私が日本人とわかると走って年配の店長を呼んできた。
「道はもうわかりましたので…、ありがとうございました。」と中国語で言った私に、店長は笑顔で
「旅行に来られたんですか?ようこそ台湾へいらっしゃいました。」と流暢な日本語で言われてしまい、
立ち去るときは日本式にお辞儀までされてしまった…。
特に中国生活に慣れてしまった、ズレまくった大陸系日本人(爆)の身には、
確かにものすごく有難いのだけど、
でもなんだか妙に落ち着かなくて、オタオタ
シドロモドロの返事をして、早々に失礼させて頂いてしまったのだった…
日本人とわかると何だか申し訳ないほど親切にしてもらえることが良くあって(トルコもそうだったけど…)、すごく有難いんだけど、申し訳ないような複雑な心境になる。
台湾では普通のTVでも3チャンネルくらい、常に日本の番組を字幕つきで流しているし(ナント「ビフォー&アフター」や「あいのり」までやっている!)、ジャニーズ系からナベサダまで(?)日本の芸能人のコンサートも多い。CDショップでも日本のアーティストのCDがズラリと店頭に並んでいた。
日本映画も日本国内とほぼ同時に公開されているようだし(名前忘れたが硫黄島の映画が公開されていた)、本屋に行けば日本人作家の翻訳本や、ガイドブックの翻訳本、日本語学習教材などそのラインナップの充実ぶりに仰天。
台湾の同世代の人と話しても、小さい頃にみたアニメやゲーム、ドラマなどの話題はかなり共通するものがあるし、そのへんも親近感を持ってもらえる要因だろうと思う。
同世代の友達の中には「日本に6回も旅行に行った」という人もいたりして、本当に恐れ入ってしまう。
年配の人だと別の意味で、ちょっと複雑である…。
昔、台湾中部のとある小さな町で道に迷ってしまったときのこと。
近くにあったお豆腐屋さんに入って、店番をしていた中学生くらいの女の子に道を聞いた。
彼女は私が日本人だとわかると急に興奮して、
「ちょっとここで待ってて!すぐ戻るから!!」と何度も言って矢のように店を飛び出してしまった。
豆腐屋を無人にするわけにもいかないので、そのまま待っていると、
数分後、女の子がおばあさんの手をひいて戻ってきて、
「うちのおばあちゃん、日本語わかるから!」と嬉しそうに言う。
おばあさんにあらたまって
「何かお困りでございますか?」と日本語で聞かれた時は、
びっくりして腰が抜けそうなくらい恐れ入ってしまった…(なんかヘンだな、この日本語)。
台湾大地震の後台湾に行ったとき、友達の家に泊めて頂いたのだが
そこのお父さんも日本好きな人で、
せっかく来てくれたのだからと日本植民地時代の建物をあちこち案内され、
「あの地震で台湾の多くの建物が壊れたのに、古くても日本の建てた建築物は少しも壊れなかった。日本の技術はすばらしい!」
とか言われると…。
一体どう返事していいものやら困ってしまい、「はぁ…」とうつむくしかなかった。
日本や日本人のことをこんなに良く思って頂ける、なんて(もちろん台湾の人全員がそうではないが)世界的に見ても稀少な国(?)だろうから、それは日本人のハシクレとして嬉しいし、有難いことだと思う反面、
過去の植民地時代や戦争の歴史(従軍慰安婦、日本軍による徴兵など)を思い起こすと、とてもじゃないけど手放しで喜ぶ気になんかなれず、なんとも複雑な気持ちになる。
反日感情が強く、特に毎年終戦記念日近くになると日本人であることに何かと肩身の狭い思いをする中国から来ると、そのあまりのギャップの大きさに、本当に色々考えさせられる。
今日もコンビニで道を聞いたら、アルバイトらしき若い女の子は私が日本人とわかると走って年配の店長を呼んできた。
「道はもうわかりましたので…、ありがとうございました。」と中国語で言った私に、店長は笑顔で
「旅行に来られたんですか?ようこそ台湾へいらっしゃいました。」と流暢な日本語で言われてしまい、
立ち去るときは日本式にお辞儀までされてしまった…。
特に中国生活に慣れてしまった、ズレまくった大陸系日本人(爆)の身には、
確かにものすごく有難いのだけど、
でもなんだか妙に落ち着かなくて、オタオタ
シドロモドロの返事をして、早々に失礼させて頂いてしまったのだった…
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