広田みよのみよみよ日記

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今年を振り返ってみますと

2011-12-31 00:32:52 | 日記


今年の「まとめ市議会だより」が完成し、発送作業もひと段落しました

12月議会が終わってからバタバタして、年末ぎりぎりになってしまい、

家族総出で行いました

みんなありがとう

年始はこちらを配り、1月中旬以降に12月議会号を配ります

市議会だよりをつくりながら、1年を振り返りました

2010年 7月市議会選挙出馬を決意 当時29歳で城北病院・保健師勤務
 
      8月より選挙活動をはじめる

2011年 3月11日 東日本大震災

      3月14日 30歳になる

      4月28日 市議会議員選挙投票日

            初当選させていただく

      5月2日  市議会議員 就任

            旧姓使用ができない壁にぶち当たる

      6月    初めての一般質問

      9月    一般質問
     
      11月7日 旧姓使用の運用を全会派一致で決着

     12月    一般質問 旧姓使用を正式に使用

ざっと、こんな感じです。

去年の夏は、出馬なんてもちろん初めてですし、街頭宣伝も訪問も慣れない中

の試行錯誤で行ってきました

辛いことや不安なこともたくさんありましたが、出馬への想いは揺らぐことなく

さらに強くなっていく一方でした。

「看護師・保健師として、現場で見てきた市民の暮らしや労働の実態」が、わたしの

出馬への原動力です

どんなに働いてもぎりぎりの生活をしている方の多さ、医療保険や年金すら払えない

方々、仕事もなく結婚すらできない若者たち・・・

「がんばらないからだ」と一言で片付けるのは簡単ですが、ここまで身近に大変な

実態が拡がっている中、本来の政治の役割は問われないのでしょうか?

仕事をして、税金を納めて、結婚したり自分の人生を構築していく・・こんな当たり前の

ことを政治が保障できなくて、「自己責任」なんて言われても納得できないし、

「自己責任」で追い詰めた人たちをどうするのか?

追い詰めるだけではなにも解決しない。

「生活保護費が年金より多いから下げる。」という政策になりがちだけど、生活保護は

最低限の生活費。それを下回っている年金がおかしいんであって、生活保護費下げても

ただの足の引っ張り合いで、誰のためにもならない

「世界の、国民の、1%が富を独占している」ことが明らかな今、「全体の底上げをしていく

ことこそ国の成長につながる」という国民の合意形成をしていくことが政治の役割では

ないのでしょうか。

 今年は震災でそのことが、本当に問われたと思います。

 自然災害という不可抗力で奪われてしまった国民の生活を保障する。そのことが、まさに

国の役割だし、そのためにわたしたちは税金を払ってきた。「想定外」だったから、さらに

「税金あげます」では、今までの政治はなんだったのかと言いたくなります。

 不況に加え震災で大変なときこそ、国民の負担は減らすべき。

 原発に関しては、国民に安全だと知らせながら、そして過疎化しそうな地域に半ば

おどし的に、拡大してきた国の責任は厳しく追及されるべきだし、反省してもらいたい。

 にも、また原発に予算つけてるから驚きですし、信じられない・・


とまあ、出馬して以来、最初の想いと震災で感じた想いとを訴え抜きました。

 議会に入り、これもまたはじめてのことばかりで緊張の連続ですが、市民の暮らし

を動かす行政の実態を目の当たりにし、驚きの連続です。

 もっと公共事業をという方もいれば、福祉をという方もいる。どちらも大事だけど

そのバランスというか、具体的にどういう施策でやれば市民のプラスになるのか。

そもそも、その観点に立ててるのか?憲法は?法律は?と、いろんな人がいろんな立場

で影響を与え、混沌としている状況です。

 だからこそ、政治は市民の合意形成が求められるし、それはやっぱりまずは憲法や

法律に基づかなくてはいけない。そして、いのちや人権は最優先なのではないかと

思う。

 「憲法に基づいて」とかって共産党がよく言いますが、これは本来国や自治体が言うべき

セリフであり、それができてないからわたしたちが言っているにすぎない当ったり前の

ことなんです。

 とまあ、こんなことで悶々としながら6,9,12月の全ての議会で質問をすることが

できました。

 旧姓使用ばかりやっていたように見えたかもしれませんが、今年は市民福祉分野を

勉強し質問してきました。

 来年への課題も具体的に見えています。

 来年はそれの実現へ向け、市民のみなさんと一緒にさらにがんばります


 最初、原稿見ながら演説してた頃が今では懐かしいっ





予算要望

2011-12-27 01:04:09 | 日記

 12月議会が終わったやいなや、行政では次年度の予算づくりがはじまります

 1月中旬にはたたき台が練り上げられ、2月初めには市長が確認するという段取りだそうです。

 ので、今月から来月にかけてさまざまな団体や個人が「予算要望」を行います

 こんなことを予算に組み込んでほしいと市にお願いするわけです。

 本日も2つの予算要望に立ち会いました

 みなさん仕事もしながらも、現場をよくするため行政にも積極的に関わっているのです。


 午前中は金沢社会保障推進協議会



議会で取り上げてきた国民健康保険や介護保険、子どもの医療費、保育、障がい者

などなど。


 夕方は保育士さんや保護者の方々より



 市長に直接手渡し、懇談しました。

  わずか30分でしたが、現場の保育士さんや保護者の方が切々と、新システムへの不安や

 完全給食、保育料引き下げなど訴えました

  分野的な詳しさは、保育士さんのほうがもちろんありますので、市長から質問される

 場面や「宿題にします」というお言葉も飛び出しました

  市長と言えども、全部わかっているわけでも自分ひとりで決められるわけでもないですからね、

 このように、お互い実現を望むものについては、意見交換したり、実現に向けて

 一緒に考えるということは大事だと思います

 また、要求したこと全部についてつめていくのは、お互いに難しいでしょうから

 ひとつひとつ解決していくことも重要かなとも思いました。

 市民と市役所は対立関係ではないですもんね

  さて、わたしたちの団も予算要望をつくっていますが、震災・税と社会保障の一体改革

 などいろーんなことを考える必要があるため時間をかけています。

  できましたら報告します 
 

 

ピースキャンドル☆

2011-12-24 00:04:13 | 日記
告知どおり本日はピースキャンドル行いました

にしても寒かったっ

それでも、多くの方が「私もつけたい!」と、足をとめ火を

灯してくださいました



衆議院比例代表北信越ブロックの藤野やすふみさんも





みなさん、今年を振り返り、いろいろ考えることがあったとのことですが、

今回わたしたちのテーマは「原発」を大きくかかげました


事前の実行委員会では、福島出身の方の話も聴かせていただきました

彼女は震災直後からなんども実家に戻り、現地の声や想いを聴き、

金沢からも客観的な正しい情報を送り続ける中、「自分もなにか

しなきゃいけないのでは」と、石川県内で福島や被災地から来られた方

のつどいを企画したりしてがんばっています

「自分が生まれ育ったときの福島が今では幻想のように思える」

その言葉通り、ふるさとが変えられてしまったことで彼女の人生も

変えられてしまったんだと、心が震えました。

被災されたみなさん、原発事故で生活が一変してしまったみなさんに心をよせ

、心身ともにすり減らしがんばっている彼女を応援するためにも、今回の

ピースキャンドルは行われました

2003年からイラク戦争や憲法9条、米軍基地問題などテーマを積み重ね

行われてきましたが、今年のキャンドルはより強い光を放っていたように

思います



自分の心の灯も絶やすことのないよう今後も継続していきますし、いろんな

方にもご参加いただければと思っています

ぜひ、このような取り組みに参加したい方はいつでもご連絡ください


議会が終わっても、慌しい毎日です

といっても、学びたいところに足を運ぶことは本当に楽しい

本日は、医療福祉問題研究会の定例会にも参加

「救貧より防貧の思潮を生んだ加賀百万石リストラ士族たちの意地と「日本型福祉論」

への影響 というテーマで平野優教授のお話を伺いました

一言ではまとめきれないほど、初めて知ったことばかりで新鮮でした


「金沢の人はプライドが高い」とよく言われていますが、今日の理解では、

石量は日本でトップレベルであったにも関わらず、お上ににらまれないように

自慢せず目立たないようにしていたが、「本当はすごいんだ」という想いが根強く

あったということ

その証拠に「加賀百万石」という言葉ができたのは、明治以降で

使われだしたのは戦後とのこと


また、前田家が東京へ転居し金沢城が破壊され、行き場を失った士族たちは、

薩長への対抗心を燃やしながら、皇室、将軍とその時代時代で長いものに巻かれ

ながら絶妙なバランス感覚で財を増やしていった

多分もっと断片的にしかわかっていないけど、非常に勉強になりましたし

政治の世界に身をおく者として、政治を歴史的な流れで見ることの大切さ

を再確認。

金沢の歴史もっと勉強しなきゃ




それでも

☆ピースキャンドル2011やります!☆

2011-12-24 00:00:00 | ☆お知らせ☆
みなさん、こんにちは

めっきり寒くなって参りました。クリスマスも近いですね


そこで、毎年県内の青年たちでやっている「ピースキャンドル」の2011verを

開催します


今までの様子は↓






通りかかる人にろうそくに火を灯してもらい、平和について考えます

さらに今年は「原発のない日本をプレゼント!~サンタさんは私たちデス~」をテーマに

「原発ゼロ」についても考えます。ぜひご参加ください


☆詳しくはコチラ☆

日時:2011年12月23日(金) 18:00~19:30ごろ

場所:金沢市香林坊アトリオ前通路

問い合わせは dylj_ishikawa9@yahoo.co.jp まで


みなさんのご来場をお待ちしてます

12月議会を終えて

2011-12-21 17:49:08 | 日記


 昨日で12月議会が閉会しました

 TPPの共同意見書取り下げや副議長の交代など、最後の最後にいろいろ

 ありましたが、ひとまず終了

 でも、市民の納得のいく結果にはならなかったと悔しさが残っています

 今回私は6月、9月に引き続き一般質問を行いました

 内容は→こちら

  実は今回この原稿を書き上げるのにいろいろあって大変でしたが、「議員は議会で質問してこそ!」

 という思いでがんばりました

  若者の現状をどうにかしたい!(例えば)その思いを根拠をもって形にし質問にする。

 ただ反対とか賛成とか言っててもだめなんで、書く段階でいろいろ調べなきゃだし、

 考えなきゃだし、現場も見たいしとにかく勉強になります

  しかも、市民のみなさんの命や生活のためにやるんですからそりゃあもう力入ります

 が、新人ですのでお役に立てているか不安なところですが、質問終わった後にみなさんの

 評価をいただき勇気をもって進み続けているわけです



  ほか、議会では自分の質問以外にもやることがやまほど

 市民のみなさんから出された請願・陳情に対する賛成や反対の意見をつくり発言。

 意見書を出して、出したものに対して提案理由説明や、他会派が出したものに関して

 納得いかないものには反対討論

  意見書への賛成・反対の態度表明については、北陸中日新聞の12月21日朝刊に

 わかりやすく載ってました

  わたしたちが、提案したのは「消費税増税に反対する意見書」、「TPP交渉への参加表明を撤回し、

 日本農業の再生と地域経済の発展を求める意見書」、「原発災害からの復興と原発ゼロを求める意見書」

  で、いずれもわが会派3人のみ賛成起立で否決・・


  反対したのは、「公立学校の土曜日の授業実施に関する意見書」確か週休二日を実施したときの

 政権政党から出されたんじゃ・・市民の世論が全く広がっていないし賛成できない。


  「原子力発電所の警備に関する意見書」では、まずは原発ゼロに向けてすすめるのが先出し

 自衛隊の権限を制度改正してまで拡大するの?という疑問から反対。


  残りの10本の意見書には賛成です。

  「看護職の労働条件・環境改善を求める意見書」「介護職員処遇改善交付金制度の延長

  および改善を求める意見書」が通ってよかった


  そしてメインテーマの今回の補正予算については、職員給与の引き下げが含まれているため  

 その部分には反対を表明しました



   今回の議会で、私の議員としての立ち位置が明確になったと感じました。

  選挙でも「市民目線」と言っては来たけれど、体現できたなと

   TPP反対の意見書も、国民がこんなに困っているのに政治的な力関係で

  金沢市議会では通らなかったこと。一般質問の中身をみても市民の暮らしに

  どれだけ心を寄せられているか。議会中のやじの中身。などからしても、私は

  市長提案を迎合する立場ではなく、市民の立場で吟味しだめなものはだめ

  いいものはいいと表明していく立場だし、市民の中に埋もれた悲惨なおかしな

  実態を行政につきつけ、変えていく役割なんだと強く感じました

   名前の問題も解決し「広田美代」で議会に立てたこともあるのか、なんだか

  パワーアップしたようにも思います

   みなさんには日々、ご指導、アドバイス、励ましなどいただきまして

  本当にありがとうございます

   来年もさらに成長し、みなさんの声に応えられるようがんばります 

  と、一応しめましたが、年内にもまたブログアップさせていただきます。




 わたしたちの党が提案した意見書載せておきます。

 他の意見書は採決されたので市議会Hpでアップされます。




 議案「消費税増税に反対する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。

  平成23年12月20日

 金沢市議会議長 上 田  章  様

                    提 出 者
金沢市議会議員 広 田 美 代
                          〃     森 尾 嘉 昭
                          〃     升   きよみ
議会議案第1号                       

消費税増税に反対する意見書

野田内閣総理大臣は、次期通常国会で消費税増税法案を提出し、成立させる方針を打ち出しているが、そもそも消費税は、所得の低い人ほど負担が重い税金である。そのため、ヨーロッパなどでは税収全体に占める消費税の割合は日本とほぼ同じであるが、食料品や生活必需品については、非課税か低い税率とし、負担の軽減を図っている。しかし、日本の消費税は、水や米にも高級品と同じ税率がかかり、重い負担が低所得世帯の生活を直撃している。
また、消費税増税は、震災から生活再建を目指す被災者にとっても過酷な増税であり、復興財源として最も不適切なものである。しかも震災の影響で日本経済の低迷が続く中での消費税増税は、今後の景気回復に致命的な打撃を与えるものであり、税率を3%から5%に上げた際には、景気が急速に冷え込み、倒産や失業者、自殺者の増加を招いたことは過去の教訓となっている。
よって、国におかれては、不要不急の予算を見直し、大企業への行き過ぎた減税を是正するなど、国民の立場に立った財源見直しを追求し、消費税増税を行わないよう強く要望する。
ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。


議案「TPP交渉への参加表明を撤回し、日本農業の再生と地域経済の発展を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。

  平成23年12月20日

 金沢市議会議長 上 田  章  様

                    提 出 者
金沢市議会議員 広 田 美 代
                          〃     森 尾 嘉 昭
                          〃     升   きよみ




議会議案第2号                       

TPP交渉への参加表明を撤回し、日本農業の再生と地域経済の発展を求める意見書

政府は、都道府県・市町村議会の圧倒的多数の慎重・反対決議を無視し、例外なしの関税撤廃を原則とするTPPへの交渉参加に向けて、関係国との協議に入る方針を表明した。
日本がTPPに参加することになれば、農業大国であるアメリカやオーストラリアからの農産物輸入も完全自由化されるのは避けられず、それによって米の生産は9割減少、食料自給率は40%から13%へ低下する(農水省試算)など、我が国の農林水産業や地域社会は壊滅的な打撃を受けることとなり、国土や環境の荒廃が懸念されている。
さらに、非関税障壁撤廃の名のもとに、国民生活のあらゆる分野で変更を余儀なくされ、食の安全や医療、保険、官公需・公共事業の発注など、国民の暮らし、命を守ってきた我が国の制度や基準の無秩序な開放を迫られる危険性も明らかになってきた。
21世紀は「食料は金さえ出せば輸入できる」世界ではなく、地球環境の保全や食の安全・安心も切実に求められる時代であり、我が国に求められていることは、崩壊の危機が広がる農業を立て直し、食料自給率を向上させることである。
農家が安心して生産に励める条件を政府の責任で整え、各国の食料主権を尊重した貿易ルールの確立を目指すとともに、国民が望む安全・安心な食料・エネルギー等の安定供給、持続可能な農林水産業の育成、地域経済の振興と発展、環境保全を図ることが不可欠である。
よって、国におかれては、日本の国益と安全な食料、国民の命と暮らしを守るため、TPP交渉への参加表明を撤回し、日本の農業再生と地域経済の発展に力を尽くすよう強く要望する。
ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。


議案「原発災害からの復興と原発ゼロを求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。

  平成23年12月20日

 金沢市議会議長 上 田  章  様

                    提 出 者
金沢市議会議員 広 田 美 代
                          〃     森 尾 嘉 昭
                          〃     升   きよみ
議会議案第3号                          

原発災害からの復興と原発ゼロを求める意見書

東日本大震災と福島原発事故から9カ月がたち、原発事故被害地域の除染と被災者への損害賠償が大きな課題となっている。石川県内には、500名以上の被災者が身を寄せているが、安心して住み続けられる故郷を取り戻せず、生活不安に脅かされている。子どもたちの健康が心配で、離ればなれに暮らす家族の心痛な思いを一刻も早く解消するために、国の除染支援などが強く望まれている。
また、福島原発事故災害により、経済的・精神的な被害を受けたすべての被害者に等しく、速やかに損害賠償を行うことは東京電力の責任であり、その実現を図るために、損害賠償手続の簡素化が強く求められる。
さらに、原発の危険から命と健康を守るため、原発事故の原因究明と対策、まともな規制機関がないままに再稼働を行わず、原発から速やかに撤退し「原発ゼロの日本」を目指す必要がある。
よって、国におかれては、下記の事項を実現するよう強く要望する。

1 除染廃棄物の仮置き場の期限と費用は国が全面的に責任を持ち、東京電力へ賠償を求 めること。
2 賠償の支払い方法の簡素化を図り、精神的苦痛や風評被害者への全面賠償を行うこと。
3 志賀原発など運転中止の原発については、福島原発事故の原因究明と今後の対策やま ともな規制機関なしの再稼働は行わないこと。
4 エネルギー政策を転換し「原発ゼロの日本」を目指すため、再生可能エネルギーの開 発、利用、普及を進めること。
ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。