広田みよのみよみよ日記

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臨時議会終わりました!

2011-11-30 11:34:56 | 日記
さきほど金沢市臨時議会終了しました

今回の議案は、職員給与0.23%引き下げが市長から提案。

国の人事院勧告で「民間の給与水準にあわせる」という方針にそって

金沢市でもということだけど、国税庁の調査でも、石川の調査でも本年度の民間給与はUPなんです

3年間にわたる市職員の給与削減の影響額は9億以上。

一人あたり25万円削減

しかも平成18年度から314人の定数削減

市民の生活を守る役割の行政職員の労働環境の悪化はだめだし、それは震災の地で明確に

なったはず

公務員の動きに合わせて民間も給与削減や定数削減するという負のスパイラルが起こることは、

あたしも民間の病院で労働組合の支部長をやっていたので、十分に実感しました

また、市職員も地域住民ですから、地域経済に多大な影響が出るということはあきらか

それでも、市長は「やむをえない」の一言

わたしたちの会派だけ反対で、質疑や討論もしましたけど、

たまには賛成質疑や賛成討論も聴いてみたいし、自分たち議員の日当も廃止できないで、

職員さんの給与だけ削減するのも矛盾するんじゃないかな

 

昨日のことですが、保育分野の懇談会がありました。



 子ども福祉課の方に、要望書を手渡し、保育士さんや保護者さんが現状と要望を報告しました。

調理師さんからの、自園給食の重要性や完全給食、アレルギー食へのこだわり。

ならし保育のためのきめ細やかな運営。

友働きのお母さんからは、保育料の負担が重いことや医療費の窓口をのぞむ声。

 また、新システムや補助金廃止の国政に対しての質問もあり、市でもまだ正確な

情報が入ってこない現状であることや、金沢市は保育の質を下げるつもりはないし、

補助金廃止も反対!と力強いお答えをいただきました。

 完全給食についても、前回の懇談の直後にアンケート調査が行われるなど、

市の前向きな姿勢を感じみなさんさらに期待を膨らましていました。

ちなみに、主食持参だと夏場の細菌繁殖やカレーなのにしそふりかけごはん、

いつも冷たいなどの具体的な問題点も出されました

 必死ではたらいて子育てして、保育園があるからやっていけるというお母さんお父さん。

お母さんお父さんを支え、子どもに愛情を注ぐ保育士さんの姿。

私もそんなみなさんに育てていただいた一人として、幼保一元化ではなく現状をよくするためにがんばります^^



その前日は、一般会計決算特別委員会(最終)が終わりました。

しかも20分で・・・私しか質問も討論もしないし。早く終わらそうムードがすごいっていうか・・

質問は、①泉鏡花文学賞の選考委員会での接待費用②テクノパークの助成金5億を一括で支払ったことについて

③金沢港の進捗状況④職員定数削減について。

反対討論としては、国保の賦課限度額引き上げや、大型開発、職員定数削減を主な理由として述べました。

泉鏡花文学賞、東京の赤坂の料亭にて5人で16万円。

50万円のギャラももちろん出ています。

通常の交際費の規定ではなく、協議の上決めるものだそうです。

テクノパークの5億円一括は、特例。

通常の工業団地での助成金は一億超えれば分割支払いなのですが、テクノパーク

は最先端事業の誘致なので、特別な条例がつくられており、5億でも一括で支払う

ようになっているそうです。

例外をつくればなんでもありなのかなと思ってしましいます

職員定数削減については、平成18年度から314名(城北病院の患者収容数相当)

削減し、22年度は98名削減。一部、金沢美大の独法化にともない、教職員の法人化

もされました。

学校の校務士さんが2から1人体制になったり、ゴミの収集も3から2人乗りに

移行しています。

職員さんの負担も当然増え、残業やうつでの休業も増えているとのこと。

生活保護を扱う生活支援課では、1職員あたり100件の受け持ちなんです

行革といっても、市民を守る行政職員が、その能力を十分に発揮できないようでは

意味がない。人口あたりの職員数も少ない金沢。職員定数削減を目的とせず

市民のサービス向上を目的とした行革が行われるよう引き続き声を大にしていきます!







寒空の熱い街宣!

2011-11-25 23:07:13 | 日記
本日は、来る衆議院議員選挙の北信越ブロック比例代表の

藤野やすふみさんが来沢

県漁協や、医療関係、建築関係や女性団体などさまざまな分野と懇談され

寒空の中でしたが、宣伝もしました



国会議員の秘書としてのご経験や、個人的な活動を通して学ばれたことを

わかりやすくお話。

若い世代の雇用問題について、今国会で審議している労働者派遣法の改訂案が

いかにひどいか、TPPや原発問題についても力強く具体的でした


夜も若い世代と懇談会



北信越の議席をぜひ託したいと思わせる頼もしい方ですし、きさくな方です

ぜひみなさんも次の機会に懇談会お越しください



さてさて、本日の某朝刊に金沢市議会の費用弁償について掲載されました

歳費をもらっていながら、委員会や本会議のたびに日当が支給される

裁判では認められたことがあるというものの、やっぱり二重取りではないか。

うちの会派も廃止を主張してきました

前回の政務調査費検討会で廃止の流れになったと思いきや、多数派により

審議継続になったという次第です。

他自治体では廃止の流れなのに、せっかく議論のそじょうにありながら

継続審議となってしまった金沢に残念

引き続き声をあげていきますし、みなさんからもぜひお声をお願いします


あと22年度の決算委員会の書類審査と現地視察が24日に行われました

委員の中で、わたしのみ審査要求だったので、他党の議員に「まだかな」と見つめられながら、

膨大な書類の中を駆け回る

何億といった領収書でお金の動きをリアルに感じ、国保保険料を払えない方々の膨大な資料

を目の当たりにし、わかってはいたけれど辛かったです




現地視察は、西金沢駅自由通路や駅前整備。



ここは、な、なんと新小立野小学校



ほとんどが木製で、廊下は広々とし、教室もオープンな感じ

お子さんの教育に税金をつぎ込むのは大変いいこと。

他の年数が経ってる学校や耐震化の済んでいない学校も、早期に立替え・改修

が行われるよう求めていきます

ただいま!

2011-11-21 22:26:48 | 日記
みなさん、観光交流都市協定ってご存知でしたか?

わたしは議会に入ってはじめて知ったのですが、歴史や文化など

でゆかりがあったり、交通面でつながっていたりというような都市と

観光を通じて相互の交流を強めようというような協定です

金沢市は、東海北陸道でつながっている愛知県豊田市・岡崎市、岐阜県高山市

と協定を結んでいます

で、議会間の交流に行ってきました

わたしは豊田と岡崎へ

バスで行ったのですが、時間がもったいないので車中ではこれを熟読



22年度決算委員会に向けて準備です

まずは豊田市入り。

みなさんご存知の通り、かの有名なトヨタのまさに企業城下町

人口の半分がトヨタやトヨタ関連の会社にお勤め。

世帯の8割がトヨタに依存しているとのこと。

「トヨタ町」なんていう地名もありました


まずは豊田市立美術館を視察

お茶席でご説明をしていただいただきました



総建築費123億円

所蔵品も有名なものばかりで、現代美術館としてはすごいところらしいです。





見ておわかりの方おいでるでしょうか?

金沢の鈴木大拙館を設計した谷口吉生さんの作品なんです。



中もおもしろい。

ですが、高台のやや市街から隔たった場所にあることなどから

思ったより集客ができずいろいろ対策を立てていらっしゃるようです

その点、21世紀美術館は年間120~150万集客。

街中にあり誰もが気軽に立ち寄れ、市民参加のイベントなどもある。

けれど美術館としては国際的にも注目されているほどレベルが高いという

ことが魅力でしょうか

でも、豊田市立美術館も静かに現代美術に浸るにはもってこいですし、

なにかイベント的に使うにも、駐車場もあるしたくさん人が入れるし

いいなと思います。

豊田市の議員さんとの懇談の中では、お互いの所蔵品を交換し合う案なども

出されました。

お互い、自分の美術館の魅力を十分に引き出し、市民のみなさんのためになる

運営ができるようにしていきたいものです



次の日は岡崎でしたが、午前中に議員さんと懇談。

「グレート家康公「葵」武将隊」のDVDを見せていただき、交流しました

徳川家康が岡崎出身なので、それにちなんで結成された町興しチームです。

詳しくはこちら

新たな税金ではなく、緊急雇用創出事業。

失業中で役者やダンサー志望の若い方々で成り立っています。

ただ、2011年度までの期間限定事業なのでどうなってしまうのか?と聞いたところ

市民からも人気があり、観光や経済効果もUPしているので来年度も延長がほぼ

決まったとのことです


観光都市交流って、相互に観光客を誘致しようということだと思うのですが、

実は豊田や岡崎行くのって初めてでした。

みなさんは行かれたことありますか?

旅行会社さんのツアーなんかには反映されているのかもしれませんが、

せっかく協定まで結んでいるのですからもっと活性化させなきゃと思います。

そして、まずは旅行できる余裕を市民がもてることが大前提。

時間的にも経済的にも。

今後、市民税・消費税があがり、給料は下がるなんてことになれば旅行どころじゃないですよね


岡崎のあとはそのまま姫路へ「男女共同参画全国都市会議」に参加



作家の玉岡かおるさんのご講演では、主婦から作家さんになった

経緯や、「玉岡」は旧姓であり、ペンネームにするときには、ご主人やお姑

さんから「なんで○○(戸籍の名前)じゃだめなん?」と責められたとか・・・

分科会では、白井文さん(前尼崎市長)から、女性の管理職登用に

尽力したことや市民参画の行政改革に努力された経験をお聴きしました。

特に印象的だったのは、「議会とは正々堂々と表の議会だけで議論した」

ということ。だから、予算や議案もぎりぎりで可決されるか否決されたり

することが多かったと。でも、その分行政が手を抜かずしっかり考えて

市民が納得のいく予算や議案につくりあげていく。そうすることで、行政の

力量もアップするとのこと。

 どの自治体も、首長は議会で多数の与党から出ていることが多いので、

予算や議案が否決されたりすることなんて少ないんですよね。

石川や金沢はその典型です。

 白井さんは、そうでなく二元代表制をしっかり活かしたことがすごい。

この分科会では当然「金沢市議会旧姓問題」のことも発言。

「えぇ~!」という驚きの声が、あちこちから聞かれ、分科会終わりに

元宝ジェンヌの市議会議員さんが「胸中お察しします。わたしも大変なんです」

と寄ってきてくださいました。

議会は男社会。みなさんご苦労されているんですね。


最後のエクスカーションでは、姫路城と好古園を見学。



姫路城は改修中の貴重な姿が見れました。






2泊3日の強行ツアーでしたが、県外行くと金沢のいいところにもたくさん

気づかされるし、他都市を見習わなきゃということも。

そして私ももっと、勉強しなきゃ

金沢市民マラソン!

2011-11-14 20:24:08 | 日記
日曜日は「金沢市民マラソン」に参加

朝から雨が降っていて、自転車で陸上競技場についた頃にはびしょ濡れ

Tシャツだけとっかえ。



2015フルマラソン

そう!私が入る前の議会で決まったんですが、

市長の公約で、フルマラソンを金沢でということに

なったのです

しかし、交通規制がかなりの時間に及ぶとか、コースは42.195kmも

どうやってとるんだとか、フルマラソンしている場合かとかいろんな議論が

あったようです。

市民のみなさんはどう思われますか?

やるからにはしっかりやれるよう、これから議会としても取り組んでいきます


で、この市民マラソンでは5kmコースに初挑戦



走る頃には雨もあがり、3日間の練習にしては30分ちょっとというまずまずの成績

来年は、めざせ10km



しかし、土日の金沢市主催の行事に参加して思うのですが、職員さんの姿が多い

毎回同じ方が出ているわけではないけれど、公務員削減の折、土日出ても平日に代休とれるのかな

とか心配になります。

また、わたしもよく遅くまで市役所に残っているのですが、職員さんも残ってる

そして、毎年給与削減・・・

今年も人事院勧告を受けて、県市町村も公務員の給与削減の風向き

金沢市でも11月30日の臨時議会で市職員の給与削減が議題となります

不況で民間企業も賃金が下がっているんだから仕方ない

そう思われる方もいるかもしれませんが、民間の企業の多くは公務員の

給与水準をお手本にして給与を決めています

ですから、公務員の給与が削減されると民間も下がる可能性が・・

公務員水準を民間にあわせるというより、民間を公務員水準に引き上げる

発想が必要ではないでしょうか

わたしたちの命や生活を守る役割の公務員さん。

今回の震災でもその大切な役割が発揮されましたし、

人数削減の弊害もみられました。

人件費が国家財政、地方財政を圧迫しているのではないかというのなら

他にもっと目をつけるところがあるはず

政党助成金や基地関連費用、法人税減税分、不急不要の公共工事などなど


今日も地域を訪問していて、「生保の方が年金生活より贅沢しているとか、働いている方より

収入が多いのはおかしい」といったお声もありました。

ここでもやはり、生保の方が贅沢なのではなく年金生活者や労働者の収入こそ

増やさなきゃという視点に立つことが必要ではないでしょうか










TPPと女の姓と秋の空

2011-11-08 18:17:29 | 日記


今日はTPP反対のデモと署名行動

秋空のもと、トラクターを先頭にTPP反対を訴えました。

署名で街の方にお話を伺うと、賛成の方はすぐに署名を

してくださるのですが、大概は「TPPってなんや?テレビで聴くけど

ようわからん」という返答。

また、熱心にワイドショーなどを見ているという方も

「農業と企業の対立に見えてどっちを優先したらいいかわからない」と。

しかし、報道などで流される「農業VS工業」はまやかし

農業ももちろんなのですが、医療や金融、公共事業をはじめ24の交渉分野

があり、みなさんの生活に広く影響するんです。

農業については、「規模を拡大し競争力を高める」なんて言われていますが

競争相手のオーストラリアは農家1戸の農地が杉並区の広さですって・・・

かないっこない!

政府は、TPPについてこのような事実、そしてその中身をなにも示さず

推し進めようとしている。まずこれ事態が問題です

「僕はTPPには賛成」という方もいましたが、「政府内がまとまっていないようでは

賛成できない」と署名してくれた方もおいでました

野田首相は「10日に結論を出す」とか言っていますが、断固反対です!

みなさんもぜひ声をあげてください。




そして、ご報告が遅くなりましたが昨日11月7日

奇しくも結婚記念日だったのですが、

ようやく、ようやく、兼ねてから審議が継続となっていた

「旧姓使用」が正式に認められましたー

議会運営委員会をもって前会派一致で確認されたのです

施行は12月1日からなので、11月30日の臨時議会は「中西」

ですが、12月議会からは「広田」で登壇します

今まで応援してくださったみなさん、気にしてくださったみなさん

反対だったみなさんも、本当にありがとうございました


初めて聞いた!という方もいるかもしれないので、簡単なまとめを載せておきます

「広田美代」。1981年3月、豪雪の金沢で産声をあげた私の名前です。
埼玉の大学で学び、金沢の病院で看護師・保健師として働きました。病気の方や働く方の生活に寄り添って仕事をする中、「もっと行政が力になれることがあるはず」という思いで議員になることを決意しました。
4月の選挙では、仕事でも使い続けてきた旧姓の「広田美代」で出馬し、金沢市議会議員に初当選。さっそく「広田」での議員活動を申し入れたのですが、金沢市議会では前例がないということで「戸籍上の名前ですべき」との声があがりました。すぐに決着がつくかと思いきや、全会派の理解が得られたのはなんと、半年後の11月7日(奇しくも結婚記念日)でした。6ヶ月間にも及ぶ長い闘いの末でしたが、金沢市議会史上初の「旧姓使用」が認められたのは、議会改革の点でも女性の地位向上の点でも大きな前進です。
今までの業務上の実績、人間関係などを失わず、アイデンティティを保ちながら活動する。一般社会ではもはや当たり前のことです。
旧姓使用は国会の衆参両院とも認められ、地方議会でも各地で認められています。石川県内でも前例があり、全国でも旧姓使用が認められていない地方議会を聞いたことがありません。行政の職員は国では2001年各省庁が申し合わせを行い、地方自治体でも旧姓使用が行われています。金沢市役所では2000年から使用されています。
このように確固とした事実がありながら「旧姓使用」が認められなかった背景には、旧態依然とした議会の姿や政治的な力関係、「夫婦別姓」論争が未決着であることなどがあったのではないでしょうか。ですから、反対する会派や議員の理解を得ることはたやすいことではなく、議論は進んでは戻ってを繰り返しました。
しかし、最後は世論が大きな力になりました。各マスコミに取り上げていただき、注目を浴び、市民の声がぞくぞくと市議会に届きました。私のブログやフェイスブックにも多くの激励が寄せられ、世論の盛り上がりによって、「旧姓使用」を勝ち取ることができました。
今回のことで、「男女共同参画」と口で言うのは簡単だけど、真の「共同参画」にはまだまだ時間がかかること、人権や男女平等を最も重視しなくてはいけない議会という場ですら、前例がないことへの戸惑いがあり、少数意見が十分に尊重されていないことが今回の件で実感できました。
そして問題の底流にあるのは、「夫婦別姓」という政治的課題です。50年以上も前から議論され、2009年に参議院に民法改正案が提出されましたが、その後棚上げになっています。「旧姓使用」は「夫婦別姓」への足場つくりと考えられているのです。
真の「男女共同参画社会」に向け、「夫婦別姓」がいいか悪いかではなく、事実婚や旧姓使用などの実態を明らかにした上で冷静に議論することが重要です。男女ともに多種多様な考え方や生き方が認められ、幸せに働き暮らせる社会をめざし、これからも取り組んでまいります。