175Rと130R

175Rと130Rの関係性を多角的に考察し、新しい日本のあり方を模索する。

細木数子、別に面白くないぞ?!

2005年01月03日 | Weblog
今さら細木数子に言及するのも気恥ずかしいのだが、今日、あのオバサンが出ているテレビ番組を初めてちゃんと見て、思った。
占いが当たってるのかどうかとか、予言が当たるのかどうかとか、そういうどうでもいいこと以前に、言ってることがぜんぜん面白くないぞ?!

いや、占い師なんだから面白い必要は全くもってない。
でも、占い以外の部分でもテレビに映るなら、言ってることがぜんぜん面白くない、というのは致命的である。

当初は、どんな芸能人に対しても、面と向かって、物怖じせずにズケズケと物を言う、そんなキャラクターがウケたというのは理解できる。
しかし今では、彼女の力が強大になりすぎていて、何を言われても、誰も逆らえなくなっている。(例外を除いて。)
大半のタレントが、彼女の機嫌を損ねないように、そして「心の広い自分」を視聴者に印象づけるために、厳しいことを言われても、素直にそれを受け入れたり、ヨン様みたいな穏やかな笑みをたたえて、ひたすら頷いたりしている。

確かに、中途半端なタレントが、中途半端な覚悟で細木に逆らえば、大変なことになる。
細木は絶対に自分からは折れない。そもそもが占いは世間一般の論理ではないから、「論」拠がない。「アンタは地獄に落ちる!」みたいなことを言われてしまえば終わりである。
変に食い下がって、生意気、往生際が悪い、みたいなイメージを視聴者に与えてしまえば、好感度はダウン。
いいこと、ひとつもなし。

しかし、そうなってくると、もはや一方的なお説教になってしまって、全く面白味がないのである。
そもそもが細木の持論には、至極当たり前のことをさもありがたいお話のように振りかざす、「校長先生のお話」的なつまらなさがある。
本当のことというのは、言葉でそれを言うと、大抵、面白くない。
「スキンヘッドは光るんですよ」
「みかんはオレンジ色なんです」
そんなことを言われても、面白くもなんともない。
もっとも、そんなことを細木数子が言ったわけではない。

仮に占い師としての能力に優れていたとしても、それ以前に彼女はオバサンなのであって、調子に乗ったババアほどタチの悪いものはない。
校長先生のつまらないお話を聞きながら要所要所で一斉に笑うPTAのお母さんたちは、校長先生をダメにする。
そろそろ細木数子を止めた方が良いのではないか。
今回、超大物俳優・渡哲也がゲストとして投入された陰には、スタッフのそんな意図もあったのではないか。
(渡哲也は終始、細木数子の言うことを否定し続けた。細木の顔は青筋を立てながら、ヒクヒクと痙攣しているように見えた。渡哲也が二枚目の超大物俳優でなければ、細木はわめき散らしていたに違いない。)

それにしても、占いだとか占い師だとかがもてはやされる時代というのは、それだけ迷子が多いということである。
新年あけましておめでとうございました。