【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会副会長 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

火神主宰 俳句大学学長 Haïku Column代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

自註自解

2018年06月19日 06時40分39秒 | 俳句
 「火神」第六〇号特集
                   永田満徳
大いなる御空を背負ひ藺草植う

「空」が席題の句で、熊本市内から八代高校へJR通勤していた時の風景である。鍵和田秞子先生から「宗教的な深さを感じさせる空は『御空』の措辞にふさわしい」とお褒めいただいた。



水俣やただあをあをと初夏の海

龍ヶ岳山頂から眺めた水俣の海の風景である。海の色があまりにも美しかったので、かえって有機水銀があふれ出すかもしれない不安感を覚えた。案の定、後の熊本地震でその漏洩が話題になった。



こんなにもおにぎり丸し春の地震

 草枕交流館のお世話で、熊本地震の折に炊き出しのおにぎりを頂いた。コンビニにある三角のおにぎりとは違う、結ぶ手の形のおにぎりは握った人の真心を感じさせるもので、実に美味しかった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日永田渓葉句集『蝋梅』序文 | トップ | 寺澤始論 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿