【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会副会長 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

火神主宰 俳句大学学長 Haïku Column代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

第二句集『春の城』(仮題)!〜最終原稿を送る〜

2021年01月07日 21時50分12秒 | 句集

第二句集『春の城』(仮題)!

 

〜最終原稿を送る〜

 

  • 1月7日、第二句集『春の城』(仮題)を「文學の森」に送りました。
  • 一か月10近くに絞った句を8年間に渡って溜めた1000以上の句の中から、331句に纏めました。
  • 総題「春の城」(仮題)、章題「城下町」「肥後の城」「花の城」「大阿蘇」。
  • 熊本大地震に被災した熊本城、球磨川水害で被害に遭われた故郷人吉の復興を願い、句集刊行に踏み切りました。

 

【熊本地震(なゐ)】

・こんなにもおにぎり丸し春の地震

・新緑や湯に流したる地震の垢

・霾天に遍満したるヘリの音

・余震なほ耳元で鳴く遠蛙

・春の夜やあるかなきかの地震に酔ふ

・「負けんばい」の貼紙ふえて夏近し

・地震の地を逃れて風の菖蒲なる

・あれこれと震度を語る芒種かな

・体感で当つる震度や夜半の夏

・夏蒲団地震の伝はる背骨かな

・骨といふ骨の響くや朱夏の地震

・本震のあとの空白夏つばめ

・石垣の崩れなだるる暑さかな

 

【球磨川水害】

・一夜にて全市水没梅雨激し

・身一つもて元気と出水の故郷より

・梅雨出水高さ誇りし橋流る

・雨音にけふも出水の悪夢かな

 

  • これまでに多くの人、特に俳句大学の皆様にお世話になり、感謝申し上げます。さらに出版に至るまで、お世話になりますが、よろしくお願い申し上げます。


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