【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会副会長 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

火神主宰 俳句大学学長 Haïku Column代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

〜Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2021・7〜

2021年06月28日 01時25分36秒 | 月刊誌「俳句界」
俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!
〜Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2021・7〜
◆2021年『俳句界』7月号が発行されました。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2018年11月1日には、二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。
◆2020年12月、本格二行俳句の評論集である余境喜氏著『華文俳句評論集』が発刊されました。
◆ 二行俳句の個人句集では、洪郁芬氏が『渺光乃律』(2019、10)を〔華文俳句叢書1〕として、郭至卿氏が『凝光初現』(2019、10)を〔華文俳句叢書2〕として、次々に刊行しています。ついに、全季節を網羅した、世界的にも画期的な「歳事記」が2020年10月に発行されました。これで季重なりの問題が解消されるでしょう。
◆さらに、2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載しています。
◆2020年『俳句界』3月号の特別レポートにおいて、「熊本大学」で行われたラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されました。
◆どうぞご理解とご支援をお願いします。
俳句大學國際俳句學部的通知!
~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku 2021・7〜
◆2021年『俳句界』7月號已出版。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆2018年12月1日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。
◆2020年『俳句界』3月號以八頁的篇幅特別報導了於「熊本大學」舉辦的「華文俳句の可能性」座談會。
◆請各位多多支持指教。
華文俳句【俳句界】2021,7月号
永田満徳選評・洪郁芬訳
鄭如絜
陪嫁時的玉翠環
母親節
〔永田満徳評論〕
母親節是紀念和懷念母親的節日。倘若已與生母永別,逢此日更是感慨萬分!隨身攜帶的手環是母親留下的紀念品,也是陪嫁的嫁粧之一。她看著手上配戴的玉翠環,不由得想起母親而面帶唏噓懷念之色,顯然又想起了當初的點點滴滴。
鄭如絜
嫁入り道具のブレスレット
母の日
〔永田満徳評〕
。「母の日」は母をことさら偲ぶ日である。ましてや、すでにこの世にないならなおさらである。肌身離さず、身に着けている「ブレスレット」は言わば母の形見の品で、「嫁入り道具」の一つになっている。ブレスレットに対して、母を感じ、母をしみじみと思い起こすよすがとなっているところがいい。
丁口
背包客買對折門票
立夏
〔永田満徳評論〕
背包客的旅行者往往是在有限的預算下進行旅行活動。「立夏」過後,一片綠意盎然,忽然想親近花草樹木,外出散步或旅行。排隊站在車站的票,揹著不輕的背包,他買了一張對折的門票。這樣的畫面,幾乎可以說是一個立夏故事的最佳場景了。
丁口
半額切符を買うバックパッカー
立夏
〔永田満徳評〕
「バックパッカー」とは低予算で国外を個人旅行する者のこと。「立夏」ともなると、新緑がまぶしく、木々や草花が恋しくなり、家の外へ出てみたくなるものである。重いリュックサックを背負ったバックパッカーが駅の改札口に並んで、「半額切符」を買っている情景は立夏の頃の風物詩と言える。
雅典
獨輪手推車上的貓
麥秋
〔永田満徳評論〕
麥秋是與初夏同時期的季語。他把疼愛的貓放在獨輪手推車上,緩慢地往前推動。貓一直盯著前方,動也不動。那姿態真是惹人喜愛。這位愛貓者想和他的貓一同被初夏清爽的風輕撫,於是決定帶他去兜風。真是個體貼的好主人呀!
雅典
手押しの一輪車に乗っている猫
麦秋
〔永田満徳評〕
「麥秋」、つまり初夏の頃、かわいがっている「猫」を「手押しの一輪車」に乗せて、ゆっくりと進んでいる情景。前を向き、おとなしく、荷台に座っている猫はさぞかしかわいいだろう。爽やかな初夏の風に当たらせようと思い、わざわざ猫を連れ出した愛猫家の心遣いがうまく描かれている。
 

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