そして「村祭」終了後、ミュージシャンの方々は、いったん退場。
幸いアンコールを求める拍手が鳴ったのと、時間の余裕もあったため、トーダルに再登場してもらうことになった。
ここで、ようやく祭はっぴを着てもらい、ウクライナの民族楽器のたて笛、サピルカを吹いてもらった。(画像参照。)
普通の笛だと断面図が丸になることが多いが、この笛は正方形になる、というちょっと変った笛である。
(せっかく日本に来たんだから、いろいろ演奏してみるほうがよいであろう、というトーダルとマーサの考えによる。)
トーダルは即興で民謡を演奏した。ときどきドラムセットのシンバルも手で叩くという芸を見せ、ドレイデルのドラム高橋さんが、客席から座席(だったと思う)を叩くと、それに合わせた笛をトーダルが吹く、と言う具合で、トーダルは大サービス! 観客の皆さんは大うけだった。
その後、「アンコールの拍手が起きたら、この曲ね。」と前もって決めていた「われは海の子」をギター伴奏で歌った。
(アンコールがなかったら、ほんと、寂しかったですよ。でもそんなことにならなくてよかった!)
その後もまだ、時間があったので、
「もう一度『十五夜お月さん』を日本語で歌います!」
ということになった。
そのとき、トーダルは
「日本へ行く飛行機の窓から満月が見えました。そのとき、自分の人生の楽しいこと、悲しいことを思い出しました。」
と語った。
(飛行機の中で「満月が!」と騒いでいたが、そんなことを考えていたのか・・・。)
それが終わった後も、意外と時間があったのと、お客さんが誰一人として席を立とうとしないので、予定に入っていなかったアンコール曲をすることになった。
それはトーダルがその場で決めたベラルーシ民謡の曲である。
が、前もってその曲のことを私は知らされていなかったので、トーダルがベラルーシ語で歌の説明をしたとき、うまく日本語に翻訳できなかった。すみません。
後で教えてもらったところでは、この歌「塩買いの歌」の意味はこういうことでした。
ベラルーシには海がなく、また岩塩も取れないため、塩は大変貴重で高価な調味料だった。(どれほど貴重なものだったのかを示すエピソードについてはこちらのHP「ベラルーシの部屋」内「ベラルーシの都市 ネスビシュ紹介『スタニスラフ・カジミール・ラジビル、別名 愛公爵』をぜひご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/gh/city/nesvish/index.html
そのため、ベラルーシでは塩買い商人という職業の人が、ときどきウクライナの黒海沿岸地方であるクリミア半島へ塩の買出しに行っていた。
遠いたびになるので、一度にたくさんの塩を買い付けたい。
そこで、10頭の馬に10の荷車を列車のように繋げて、陸路はるばる南に延びる道を走って黒海を目指したのである。
その道が平坦な道なら、長旅も楽なのであるが、商いというものは簡単にいかない。でこぼこ道をがたごとと長い馬車で進んでいく。
その車輪が凸凹道の凹のほうにはまってしまうと、馬車がガタンと揺れ、塩買い商人の体も上に飛び跳ねる。
そのため、商人の歌声も飛び跳ねてしまい、歌詞のところどころに
「えっ! えっ!」
というしゃっくりのような声が入ってしまうのである。
そういう意味だった。トーダルが民謡をアカペラで歌いながら、「えっ! えっ!」と言うので、お客さんたちは「?」という顔をされていたが、この説明をして
「これが新しい歌唱法。」
とトーダルが言うと、また笑われていた。(^^;)
この歌が終わった後も、お客さんたちが誰も帰ろうとされないので、さらにもう一曲、トーダルがベラルーシ民謡をアカペラで歌った。それは「トルコ街道」という有名なベラルーシ民謡である。
これはベラルーシからトルコに続く道のことで、露土戦争で死んだベラルーシの兵士の歌である。(悲しい内容の歌詞なので、トーダルは詳しくは内容を説明しなかった。)
この歌が終わった後もお客さんは誰一人として席を立たなかったことが、このコンサート全ての中で、一番感動しましたよ・・・
しかしさすがにもう時間がなくなってしまい、うさぎさんがまた挨拶をして、お開きとなった。
いろいろ変更があったが、トーダルが演奏した曲目は結局こうなった。(たくさん演奏できてよかった!!!)
「朧月夜」
「十五夜お月さん」
「緑の樫の木」(ベラルーシ民謡。アルバム「バラード」収録曲。)
「道」(アルバム「薔薇と踊るタンゴ」収録曲)
「海」(アルバム「長い引き出しの歌」収録曲)
「故郷」
「浜辺の歌」
「村祭」
アンコール曲
ウクライナの笛の歌(即興演奏)
「われは海の子」
「十五夜お月さん」(日本語バージョン)
「塩買いの歌」(ベラルーシ民謡)
「トルコ街道」(ベラルーシ民謡)
コンサートに来てくださった皆さん、本当にありがとうございました!
最後まで聴いてくださって、ありがとうございました!
幸いアンコールを求める拍手が鳴ったのと、時間の余裕もあったため、トーダルに再登場してもらうことになった。
ここで、ようやく祭はっぴを着てもらい、ウクライナの民族楽器のたて笛、サピルカを吹いてもらった。(画像参照。)
普通の笛だと断面図が丸になることが多いが、この笛は正方形になる、というちょっと変った笛である。
(せっかく日本に来たんだから、いろいろ演奏してみるほうがよいであろう、というトーダルとマーサの考えによる。)
トーダルは即興で民謡を演奏した。ときどきドラムセットのシンバルも手で叩くという芸を見せ、ドレイデルのドラム高橋さんが、客席から座席(だったと思う)を叩くと、それに合わせた笛をトーダルが吹く、と言う具合で、トーダルは大サービス! 観客の皆さんは大うけだった。
その後、「アンコールの拍手が起きたら、この曲ね。」と前もって決めていた「われは海の子」をギター伴奏で歌った。
(アンコールがなかったら、ほんと、寂しかったですよ。でもそんなことにならなくてよかった!)
その後もまだ、時間があったので、
「もう一度『十五夜お月さん』を日本語で歌います!」
ということになった。
そのとき、トーダルは
「日本へ行く飛行機の窓から満月が見えました。そのとき、自分の人生の楽しいこと、悲しいことを思い出しました。」
と語った。
(飛行機の中で「満月が!」と騒いでいたが、そんなことを考えていたのか・・・。)
それが終わった後も、意外と時間があったのと、お客さんが誰一人として席を立とうとしないので、予定に入っていなかったアンコール曲をすることになった。
それはトーダルがその場で決めたベラルーシ民謡の曲である。
が、前もってその曲のことを私は知らされていなかったので、トーダルがベラルーシ語で歌の説明をしたとき、うまく日本語に翻訳できなかった。すみません。
後で教えてもらったところでは、この歌「塩買いの歌」の意味はこういうことでした。
ベラルーシには海がなく、また岩塩も取れないため、塩は大変貴重で高価な調味料だった。(どれほど貴重なものだったのかを示すエピソードについてはこちらのHP「ベラルーシの部屋」内「ベラルーシの都市 ネスビシュ紹介『スタニスラフ・カジミール・ラジビル、別名 愛公爵』をぜひご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/gh/city/nesvish/index.html
そのため、ベラルーシでは塩買い商人という職業の人が、ときどきウクライナの黒海沿岸地方であるクリミア半島へ塩の買出しに行っていた。
遠いたびになるので、一度にたくさんの塩を買い付けたい。
そこで、10頭の馬に10の荷車を列車のように繋げて、陸路はるばる南に延びる道を走って黒海を目指したのである。
その道が平坦な道なら、長旅も楽なのであるが、商いというものは簡単にいかない。でこぼこ道をがたごとと長い馬車で進んでいく。
その車輪が凸凹道の凹のほうにはまってしまうと、馬車がガタンと揺れ、塩買い商人の体も上に飛び跳ねる。
そのため、商人の歌声も飛び跳ねてしまい、歌詞のところどころに
「えっ! えっ!」
というしゃっくりのような声が入ってしまうのである。
そういう意味だった。トーダルが民謡をアカペラで歌いながら、「えっ! えっ!」と言うので、お客さんたちは「?」という顔をされていたが、この説明をして
「これが新しい歌唱法。」
とトーダルが言うと、また笑われていた。(^^;)
この歌が終わった後も、お客さんたちが誰も帰ろうとされないので、さらにもう一曲、トーダルがベラルーシ民謡をアカペラで歌った。それは「トルコ街道」という有名なベラルーシ民謡である。
これはベラルーシからトルコに続く道のことで、露土戦争で死んだベラルーシの兵士の歌である。(悲しい内容の歌詞なので、トーダルは詳しくは内容を説明しなかった。)
この歌が終わった後もお客さんは誰一人として席を立たなかったことが、このコンサート全ての中で、一番感動しましたよ・・・
しかしさすがにもう時間がなくなってしまい、うさぎさんがまた挨拶をして、お開きとなった。
いろいろ変更があったが、トーダルが演奏した曲目は結局こうなった。(たくさん演奏できてよかった!!!)
「朧月夜」
「十五夜お月さん」
「緑の樫の木」(ベラルーシ民謡。アルバム「バラード」収録曲。)
「道」(アルバム「薔薇と踊るタンゴ」収録曲)
「海」(アルバム「長い引き出しの歌」収録曲)
「故郷」
「浜辺の歌」
「村祭」
アンコール曲
ウクライナの笛の歌(即興演奏)
「われは海の子」
「十五夜お月さん」(日本語バージョン)
「塩買いの歌」(ベラルーシ民謡)
「トルコ街道」(ベラルーシ民謡)
コンサートに来てくださった皆さん、本当にありがとうございました!
最後まで聴いてくださって、ありがとうございました!