2月28日、われわれ7人組は、奈良県宇陀郡室生に向けて出発した。
今回は日帰り旅行である。
どうして室生に行くことにしたのかというと、捨平が前々から行きたい、と言っていたからである。
兵庫県多可郡八千代はマーサ母の故郷であるが、奈良県室生というのは、マーサの祖父母の故郷である。
学校の歴史の教科書に日本で一番小さい五重塔の写真が載っているが、その五重塔で有名な室生寺がある。
そこに捨平が行きたいと言ったので、時間的に難しかったが、一日かけて奈良へ行くことにした。
室生にはマーサの親戚が住んでおり、(と言うか、室生の住人全てが、近縁、遠縁の区別こそあれ、マーサの親戚だと思う。)まだ見たことのないはちの子を会わせてあげたい、とも思っていた。
そのことをマーサの大叔父さん(マーサ祖父の弟)に話したところ、
「長い間室生に行っていないし、親戚に会いたい。」
と同行することになった。今は滋賀県に住んでいるが大叔父さんにとって室生は生まれ故郷である。
しかし、われわれ7人組が乗るレンタカーには大叔父さんが乗られるスペースがなかったので、大叔父さんは自分の車(ベンツ)に乗って、2台で出発した。
大叔父さんは80歳になったばかりである。
にもかかわらず、自らベンツを颯爽と運転する姿を見て、トーダルは
「80歳に見えない。しかもおしゃれだ。」
と評した。
スキー帽をかぶっている大叔父さんが、ベラルーシの芸能人をうならせるほど、おしゃれなのかどうか、マーサにはよく分からなかった。が、まあ、うれしいことではある。
途中ガソリンスタンドで給油したときに、トーダルは
「ベンツに乗りたい。」
と言い出し、この二人乗りのベンツに大叔父さんと乗ることになった。
(それにしても、男はどうして車となると、子どもみたいになってしまうのだろう。マーサにはよく分からんよ。)
ちなみに大伯叔父さんが乗っているベンツの車種はSLK350というもである。
(詳しくはこちら。)
http://www.auto-web.co.jp/newmodel/import/germany/CHRYSLER/SLK350/index.html
次に停車したのは昼ごはんを食べるために、道の駅に到着したときである。
トーダルはにこにこしてベンツから降りた。そして「ベリーベリーナイス! 本当いい車だね。」と言った後、
「でもこんなスーパーカーには金髪の美人と乗りたい。」
と(問題)発言。
そのときのマーサの表情(なにー? 80歳のじいさんより、金髪美人のほうがいいだと? だったら乗らなきゃいいだろう!)
を見たトーダルは、すぐに
「では、大富豪のおじさんと、その遺産相続人が乗っている、という設定でどうでしょうか。」
と発言し直した。(それもねえ・・・。)
道の駅では、食券を買って、山菜入り炊き込みご飯やおそばなどを注文したわれわれ8人組。
http://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/eki/n09_hariteatimeresortstation/index.html
ベラルーシ人男二人は、鶏肉のから揚げどんぶりという、やや洋風な料理を初めて注文した。おいしいと言っていたが、珍しく
「お腹がいっぱいになった。」
と言っていた。確かに全てのメニューで量が多く、私ははちの子の二人で一つの「炊き込みご飯とそばのセット」を注文して正解だった。
満腹して外に出ると、駐車場で二十歳になるかならないかの女の子が、走り回りながら、大声で何か言っている。
これは駐車場の一角で焼き栗の店が出ていたのだが、そのバイトの女の子が駐車場を端から端へ走っては
「焼き栗いりませんかあああ!」
と宣伝して回っているのである。しかも、その焼き栗を買っている人がいない・・・。
私が、日本にはいいことばかりあるのではない。(←ベラルーシ人は金持ち国ニッポンでは、日本人みんな楽な生活をしていると勘違いしている人が多い。)資本主義国ニッポンで仕事をするのは大変である、安い時給であんな労働をしているあの女の子をよく見よ、というようなことを話すと、捨平は
「俺にはあんな仕事はできん。」(←当たり前だ。)
とつぶやき、トーダルは、どうしてあんなに走り回らないといけないのか理解できん、という顔をしていた。
さて、その後また2台の車に乗り込み、室生へ出発。どんどん山道へ・・・
今回は日帰り旅行である。
どうして室生に行くことにしたのかというと、捨平が前々から行きたい、と言っていたからである。
兵庫県多可郡八千代はマーサ母の故郷であるが、奈良県室生というのは、マーサの祖父母の故郷である。
学校の歴史の教科書に日本で一番小さい五重塔の写真が載っているが、その五重塔で有名な室生寺がある。
そこに捨平が行きたいと言ったので、時間的に難しかったが、一日かけて奈良へ行くことにした。
室生にはマーサの親戚が住んでおり、(と言うか、室生の住人全てが、近縁、遠縁の区別こそあれ、マーサの親戚だと思う。)まだ見たことのないはちの子を会わせてあげたい、とも思っていた。
そのことをマーサの大叔父さん(マーサ祖父の弟)に話したところ、
「長い間室生に行っていないし、親戚に会いたい。」
と同行することになった。今は滋賀県に住んでいるが大叔父さんにとって室生は生まれ故郷である。
しかし、われわれ7人組が乗るレンタカーには大叔父さんが乗られるスペースがなかったので、大叔父さんは自分の車(ベンツ)に乗って、2台で出発した。
大叔父さんは80歳になったばかりである。
にもかかわらず、自らベンツを颯爽と運転する姿を見て、トーダルは
「80歳に見えない。しかもおしゃれだ。」
と評した。
スキー帽をかぶっている大叔父さんが、ベラルーシの芸能人をうならせるほど、おしゃれなのかどうか、マーサにはよく分からなかった。が、まあ、うれしいことではある。
途中ガソリンスタンドで給油したときに、トーダルは
「ベンツに乗りたい。」
と言い出し、この二人乗りのベンツに大叔父さんと乗ることになった。
(それにしても、男はどうして車となると、子どもみたいになってしまうのだろう。マーサにはよく分からんよ。)
ちなみに大伯叔父さんが乗っているベンツの車種はSLK350というもである。
(詳しくはこちら。)
http://www.auto-web.co.jp/newmodel/import/germany/CHRYSLER/SLK350/index.html
次に停車したのは昼ごはんを食べるために、道の駅に到着したときである。
トーダルはにこにこしてベンツから降りた。そして「ベリーベリーナイス! 本当いい車だね。」と言った後、
「でもこんなスーパーカーには金髪の美人と乗りたい。」
と(問題)発言。
そのときのマーサの表情(なにー? 80歳のじいさんより、金髪美人のほうがいいだと? だったら乗らなきゃいいだろう!)
を見たトーダルは、すぐに
「では、大富豪のおじさんと、その遺産相続人が乗っている、という設定でどうでしょうか。」
と発言し直した。(それもねえ・・・。)
道の駅では、食券を買って、山菜入り炊き込みご飯やおそばなどを注文したわれわれ8人組。
http://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/eki/n09_hariteatimeresortstation/index.html
ベラルーシ人男二人は、鶏肉のから揚げどんぶりという、やや洋風な料理を初めて注文した。おいしいと言っていたが、珍しく
「お腹がいっぱいになった。」
と言っていた。確かに全てのメニューで量が多く、私ははちの子の二人で一つの「炊き込みご飯とそばのセット」を注文して正解だった。
満腹して外に出ると、駐車場で二十歳になるかならないかの女の子が、走り回りながら、大声で何か言っている。
これは駐車場の一角で焼き栗の店が出ていたのだが、そのバイトの女の子が駐車場を端から端へ走っては
「焼き栗いりませんかあああ!」
と宣伝して回っているのである。しかも、その焼き栗を買っている人がいない・・・。
私が、日本にはいいことばかりあるのではない。(←ベラルーシ人は金持ち国ニッポンでは、日本人みんな楽な生活をしていると勘違いしている人が多い。)資本主義国ニッポンで仕事をするのは大変である、安い時給であんな労働をしているあの女の子をよく見よ、というようなことを話すと、捨平は
「俺にはあんな仕事はできん。」(←当たり前だ。)
とつぶやき、トーダルは、どうしてあんなに走り回らないといけないのか理解できん、という顔をしていた。
さて、その後また2台の車に乗り込み、室生へ出発。どんどん山道へ・・・