My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

MBAを志したきっかけと準備

2008-06-07 23:02:52 | About me

最初にMBAに行こうと思い立ったのは2007年3月。

大学の研究職を目指すのをやめた後、コンサルティングファームに来て3年経った。
このままここにいても、ビジネスパーソンとしての成長に限界があるなあ、と思ったころだった。

だんだん仕事に慣れてきて、国内なら、コンサルタントとしてやっていく自信はつき始めた。
だから、もっとチャレンジがほしくて、海外のプロジェクトで活躍したい、と思ったが、
私の英語力では、チームメンバーが精一杯。マネージャーとか、責任ある立場には就けない。
英語力の問題だけでなく、ビジネスカルチャー・文化的背景が分からなければ、
クライアントからの本当の信頼は得られないから。

事業会社への転職も考えた。
でも今の私が転職しても、またヒラからのスタートですよ。人間力も統括力もまだまだ。
事業責任を担って采配を振るう立場に就くなんて、あと10年、20年かかる。

それなら、2年間を投資して、MBAに行こう。
実際のビジネスに関わる課外活動も多いし、世界中から将来のビジネスリーダーの卵が切磋琢磨。
その中で輝き続けるっていうのは、結構Challengingだろう。
2年後に自分が新たなチャレンジに向かうときのちょうど良いステップになるのではないか、と考えた。

で、準備を始めたが、一番苦労したのは、TOEFLのSpeakingだった。
秋になってもSpeakingの点が上がらず、HBSの足切りである109点に達しない。
結局Speakingは22点止まり、それ以外で29点を取ることで109点を突破したのが9月末だった。
その後からEssayを書き始めたので、1st roundではひとつも出せず、2ndで何とか4校に出願。
1stでひとつも出していないという焦りはあったが、Essayを書く作業自体は楽しい。
自分の過去の見つめなおし。将来設計。
3ヶ月間、仕事以外は毎日Essayだけを考えて生活した。

そして今年の4月上旬、HBSは落とされたが、MITからのオファーが来た。
MITは、物理をやっていたころからの憧れの学校。
それから、MBAではInnovationと組織論の研究に集中したいと思っていたので、
Boston、特にTechnology innovationに力を入れるMIT
は、自分にとって最高の学究環境。
Entrepreneurship & Innovation という学位もOptionalに取っていいよ、とオファーを受け、渡りに船。

そんなわけでMITに行くことにした。



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