トラムトレインに乗って、ミュールーズの鉄道博物館 (Cité du train) にやってきました。
前回はこちら
http://blog.goo.ne.jp/miromes9-13/e/e7ad8a9602cdaf31c0b4d354282eab4a
旧館に入ります。
歴史順、カテゴリー別に鉄道技術の発達がわかるようになっています。
鉄道草創期、蒸気機関車
ワイン樽を積めるようになっている貨車。フランスらしい。
電気機関車の登場と発達
1920年代に製造の BB1600 形。
この頃は日本には電気機関車を国産開発する能力がなかったため、
欧米製電気機関車が日本にも輸入されていました。フランス製はなかったようですが...
1955年に時速331km/hを記録した電気機関車 BB9000 形 9004 号機
げんこつ形をしている cc5600 形電気機関車。
車両の大型化
ブガッティ式ガソリンカー(1932年)。
自動車会社が手がけていて、超軽量化されている様子がわかります。
ルノー VH形ディーゼルカー(1933年)。自動車会社ルノーが手がけた最初の車両。
このころは自動車会社が内燃式鉄道車両も作っていたのですね。
パリ郊外(ソー線 Ligne de Seaux)の電車。
現在の RER B 線南側に当たります。
大統領専用車。
衛生車。野戦病院の役割を果たしていました。
ヨーロッパ国際特急網とフランス
1940年代後半から1970年代、このころが鉄道の黄金期です。
以降はモータリゼーションと航空路線の発達によって、在来線では太刀打ちできなくなり、
高速鉄道の開発、建設が進んでいきます。
この黄金期を飾っているのが、TEE(ヨーロッパ国際特急)の路線網です。
当初は各国自慢の一等車のみで編成されていました。
「ル・キャピトール (Le Capitole:パリ~トゥールーズ間)」や
「ラキテーヌ (L'Aquitaine:パリ~ボルドー間)」をはじめとして、
フランス国内都市を結ぶ特急に使用された Grand confort 形客車のバー車。
雨どいが内蔵されていたり、
足元が丸みを帯びたスカートとなっていたりと、スマートになっている。
TEE客車内部(食堂車)
TEE PBA (Paris-Bruxelle-Amsterdam)用寝台車。
窓割りが独特です。
ターボトレイン。
1960年代に高速鉄道を見据えて開発されましたが、
騒音・振動に問題があり、燃費も悪く、
高速鉄道は電気車方式のTGVとして結実しました。
2000年代前半に退役しています。
ブログ主も1997年に乗りましたが、ものすごい音でした。
TGVに関しては、老朽化のために廃車になった車両はまだありませんので、
本物が展示されるのは当分先でしょう。
運転台のモックアップと、各種模型、
そして2007年に世界記録574.8km/hを達成した時の
運転台からのビデオが流されていました。
レストランがようやく空いてきました。
TEE「ル・ミストラル」のステンレス客車を模した入り口。
店内には蒸気機関車の模型や、鉄道写真が。
鶏肉のリースリングワインソース煮込みと、アルザスのピッチャーワインをつけて。
ミュージアムショップを抜けて、博物館を後にします。
トラムトレインでミュールーズの市内に入り、
トラムの市内線1~3号線を全線乗りつぶしました。
工業都市らしく移民も多く、各線終点近くで乗り降りする人たちの目はどことなく怖い。
しかし、トラム各駅付近の架線柱はこのような円形で凝っています。
この後は、TGVを乗り継いでパリに帰ります。
チケットを予約した時点の最安値の列車、さらにそこにわずか3ユーロ足すだけで、
一等車に乗れることがわかりましたので、迷わず一等車で!
ミュールーズから、2011年に開通した高速新線ライン・ローヌ線 (LGV Rhin-Rhône) でディジョン (Dijon) まで。
二階建ての TGV Duplex です。
高速新線を降りて、ディジョンの駅手前までは工事のためにノロノロ運転、5分ほど遅れました。
乗り継ぎの列車も遅れてやってきました。
ディジョンからパリまではクラシカルな第一世代のTGV車両です。
15年ほど前に大幅なリニューアル工事を受けています。
アルザス地方に店舗のあるパン屋 Poulaillon の
プレッツェル生地のサンドイッチとビールで晩御飯。
雨の中を過ぎると、ブルゴーニュの平原に虹が。
快晴のパリに到着です。21:02、5月末のパリはまだ明るい。
前回はこちら
http://blog.goo.ne.jp/miromes9-13/e/e7ad8a9602cdaf31c0b4d354282eab4a
旧館に入ります。
歴史順、カテゴリー別に鉄道技術の発達がわかるようになっています。
鉄道草創期、蒸気機関車
ワイン樽を積めるようになっている貨車。フランスらしい。
電気機関車の登場と発達
1920年代に製造の BB1600 形。
この頃は日本には電気機関車を国産開発する能力がなかったため、
欧米製電気機関車が日本にも輸入されていました。フランス製はなかったようですが...
1955年に時速331km/hを記録した電気機関車 BB9000 形 9004 号機
げんこつ形をしている cc5600 形電気機関車。
車両の大型化
ブガッティ式ガソリンカー(1932年)。
自動車会社が手がけていて、超軽量化されている様子がわかります。
ルノー VH形ディーゼルカー(1933年)。自動車会社ルノーが手がけた最初の車両。
このころは自動車会社が内燃式鉄道車両も作っていたのですね。
パリ郊外(ソー線 Ligne de Seaux)の電車。
現在の RER B 線南側に当たります。
大統領専用車。
衛生車。野戦病院の役割を果たしていました。
ヨーロッパ国際特急網とフランス
1940年代後半から1970年代、このころが鉄道の黄金期です。
以降はモータリゼーションと航空路線の発達によって、在来線では太刀打ちできなくなり、
高速鉄道の開発、建設が進んでいきます。
この黄金期を飾っているのが、TEE(ヨーロッパ国際特急)の路線網です。
当初は各国自慢の一等車のみで編成されていました。
「ル・キャピトール (Le Capitole:パリ~トゥールーズ間)」や
「ラキテーヌ (L'Aquitaine:パリ~ボルドー間)」をはじめとして、
フランス国内都市を結ぶ特急に使用された Grand confort 形客車のバー車。
雨どいが内蔵されていたり、
足元が丸みを帯びたスカートとなっていたりと、スマートになっている。
TEE客車内部(食堂車)
TEE PBA (Paris-Bruxelle-Amsterdam)用寝台車。
窓割りが独特です。
ターボトレイン。
1960年代に高速鉄道を見据えて開発されましたが、
騒音・振動に問題があり、燃費も悪く、
高速鉄道は電気車方式のTGVとして結実しました。
2000年代前半に退役しています。
ブログ主も1997年に乗りましたが、ものすごい音でした。
TGVに関しては、老朽化のために廃車になった車両はまだありませんので、
本物が展示されるのは当分先でしょう。
運転台のモックアップと、各種模型、
そして2007年に世界記録574.8km/hを達成した時の
運転台からのビデオが流されていました。
レストランがようやく空いてきました。
TEE「ル・ミストラル」のステンレス客車を模した入り口。
店内には蒸気機関車の模型や、鉄道写真が。
鶏肉のリースリングワインソース煮込みと、アルザスのピッチャーワインをつけて。
ミュージアムショップを抜けて、博物館を後にします。
トラムトレインでミュールーズの市内に入り、
トラムの市内線1~3号線を全線乗りつぶしました。
工業都市らしく移民も多く、各線終点近くで乗り降りする人たちの目はどことなく怖い。
しかし、トラム各駅付近の架線柱はこのような円形で凝っています。
この後は、TGVを乗り継いでパリに帰ります。
チケットを予約した時点の最安値の列車、さらにそこにわずか3ユーロ足すだけで、
一等車に乗れることがわかりましたので、迷わず一等車で!
ミュールーズから、2011年に開通した高速新線ライン・ローヌ線 (LGV Rhin-Rhône) でディジョン (Dijon) まで。
二階建ての TGV Duplex です。
高速新線を降りて、ディジョンの駅手前までは工事のためにノロノロ運転、5分ほど遅れました。
乗り継ぎの列車も遅れてやってきました。
ディジョンからパリまではクラシカルな第一世代のTGV車両です。
15年ほど前に大幅なリニューアル工事を受けています。
アルザス地方に店舗のあるパン屋 Poulaillon の
プレッツェル生地のサンドイッチとビールで晩御飯。
雨の中を過ぎると、ブルゴーニュの平原に虹が。
快晴のパリに到着です。21:02、5月末のパリはまだ明るい。
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