みらいやの小説創作・新人賞挑戦日記

講談社児童文学新人賞にて最終選考まで行った「みらいや」の新人賞挑戦日記。「駆け出し作家の執筆日記」に変わる日は近いのか?

ノベル大賞向け小説2章まで完成と、えんため一次選考結果

2005-06-01 | 新人賞
 コバルト・ノベル大賞向けの新作は、2章35ページまで完成した。これで序の部分が終わる。世界観やキャラクターの紹介など、完全に長編の書き方になってしまった。規定枚数100枚の1/3を序で使ってしまっていいのかという疑問もある。このあとの破・急の部分が少し急ぎ足になるかもしれないが、とにかく書き切ってから推敲の段階で調整することにしよう。中編というのはペース配分が難しい。
 落選してしまったらしいMF文庫J向けの新作とは別に、実は過去の作品を改稿したものをエンターブレインえんため大賞(ファミ通文庫)にだしていた。その一次選考の結果が発表されていた。通過していた。
 自分にとっては珍しいがライトノベル業界にあってはありきたりすぎる感がある異能力もののファンタジー。バトルよりもキャラ同士の心の通じ合いや、キャラの成長などに重点をおいて書いたのが、まあ自分らしいといえば自分らしいところか。そのぶん、ストーリーの起伏とか意外性とかは少なくなっているように思う。派手さがない。
 MF文庫向けの新作とは違い、それほど自信はなかった。たぶん二次は通らないだろう。ここの一次は競争率(難易度)もかなり低いようで、それにたすけられたというのが本当のところだろう。
 まあそれでも、一次通過はうれしいし、二次発表の楽しみも残った。別ジャンルとはいえ、新作を書いている身にはいい励みになった。