NHKとTBSが、世論調査を報道しました。
1.NHK
(1)NHK世論調査 各党の支持率
NHKが行った世論調査によりますと、各党の支持率は、
▽自民党が先月より6ポイント余り上がって32.0%、
▽民主党は3ポイント余り下がって23.8%、
▽公明党がやや下がって2.8%、
▽共産党はやや上がって2.9%、
▽社民党がやや下がって1.2%、
▽国民新党が0.1%、
▽新党日本が0.1%、
▽「特に支持している政党はない」が3ポイント下がって30.9%でした。
(2)NHK世調 内閣支持率26%
NHKが行った世論調査によりますと、
福田内閣を「支持する」と答えた人は先月より5ポイント上がって26%だったのに対し、
「支持しない」と答えた人は5ポイント下がって61%となりました。
NHKは、今月6日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは1711人で、このうち60%にあたる1022人から回答を得ました。それによりますと、福田内閣を「支持する」と答えた人は先月より5ポイント上がって26%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は5ポイント下がって61%となりました。「支持する」と答えた人が前の月を上回ったのは、去年9月の福田内閣発足後、初めてのことです。福田内閣を支持する理由では、▽「ほかの内閣よりよさそうだから」が36%、▽「人柄が信頼できるから」が26%などとなった一方、支持しない理由では、▽「政策に期待が持てないから」が43%、▽「実行力がないから」が29%などとなりました。
そして、75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度について尋ねたところ、
▽「制度を維持した上で見直しを進めるべきだ」が52%で最も多く、次いで
▽「制度を廃止すべきだ」が35%、
▽「今のままでよい」が7%でした。そのうえで、
野党が提出し参議院を通過した後期高齢者医療制度の廃止法案への評価を聞いたところ、
▽「大いに評価する」が16%、
▽「ある程度評価する」が43%だったのに対し、
▽「あまり評価しない」が25%、
▽「まったく評価しない」が9%となりました。
一方、所得が低い高齢者に対する保険料負担の軽減措置の拡大などを盛り込んだ与党の改善策については、
▽「大いに評価する」が11%、
▽「ある程度評価する」が48%だったのに対し、
▽「あまり評価しない」が24%、
▽「まったく評価しない」が11%でした。
また、民主党が提出する福田総理大臣に対する問責決議案が参議院で可決された場合、福田総理大臣はどのような対応をとるべきか尋ねたところ、▽「衆議院の解散・総選挙に踏み切るべきだ」が49%で最も多く、次いで▽「決議にこだわらず、総理大臣を続けるべきだ」が30%、▽「総理大臣を辞任すべきだ」が12%でした。さらに、衆議院の解散・総選挙の時期については、▽「サミットが終わったあと、今年秋ごろまでには行うべきだ」が38%で最も多く、次いで▽「来年9月の任期満了まで行う必要はない」が26%、▽「来年の早い時期に行うべきだ」が14%、▽「直ちに行うべきだ」が11%でした。そして、次の衆議院選挙後の望ましい政権の形について質問したところ、▽「自民党と民主党による大連立政権」が23%、▽「民主党が中心となる連立政権」と、▽「自民党が中心となる連立政権」が、ともに22%などとなりました。
2.TBS
(1)民主党支持率1位に、JNN世論調査
国会は会期末まであとわずかですが、与党への逆風が強まっています。福田総理に対する問責決議案を提出する方針の民主党の支持率が、9ヶ月ぶりに自民党を上回ったことがJNNの世論調査で分かりました。
調査はこの土日に行いました。
民主党に対する支持率は、先月より3ポイント余り増えて26.3%、これに対して、
自民党の支持率は2ポイント余り減って22.6%
で、去年9月以来、およそ9ヶ月ぶりに民主党の支持率が自民党の支持率を上回りました。
下がり続けてきた
福田内閣の支持率は、「支持する」と答えた人がわずかに増えて24.8%
と、下落傾向に歯止めがかかりました。ただ、
「支持しない」と答えた人は3ヶ月連続で7割を超え、
依然として福田政権に厳しい結果となりました。
こうした政府与党への逆風を裏付けるように、8日に行われた沖縄県議会選挙では、自民・公明などの与党が過半数を割り、苦杯をなめました。
「長寿医療制度の問題があったことは否定し得ない事実だろうと思が、今、(後期高齢者医療制度の)見直しを今週中に決めようと」(町村信孝 官房長官)
政府側はこの問題での影響を認めざるを得ませんでしたが、JNNの世論調査でも、
後期高齢者医療制度については「評価できない」と答えた人が76%
と、依然として不満が根強いことを伺わせました。
「国政においても与野党逆転しろという意思表示。『福田政権おやめになりなさい』と」(民主党 鳩山由紀夫 幹事長)
野党側は会期末に向け、さらに攻勢を強めようと勢いづいています。
4月27日の衆院山口2区補選での自民党の惨敗に続き、6月8日の沖縄県議選での与党が過半数割れは、ガソリン税率・特定財源のズサンな使途・後期高齢者医療制度・中央官僚の居酒屋タクシーなどの税金の使い方や制度に対する不満が、与党自民党に対する批判となって、かなり重傷かと思いましたが、NHKとTBSの世論調査で、数値の違いは別として、福田内閣の支持率が少し上昇し(不支持率が減少)、民主党の支持率が意外に上昇してないことに驚きです。
民主党の支持率が意外に上がらないのは、「何でも反対」、「対案よりは廃止案」、税金の無駄使いで「モグラたたき」で点数を稼ぎ、本当に国民のことを思って無駄使いを出来なくするシステム的な政策を出せないのを感じ取っているからでしょうか。
また、世論調査の方法にもよるのでしょうが、NHKとTBSの自民党と民主党の支持率のあまりの違いすぎについても驚きです。内閣支持率の「支持しない」数値の差13%も違うことを考えれば、支持政党の順位も数値も大差無いということを示しているのでしょうか?
NHKとTBSは、お互いの世論調査の数値を比較検討し、自らの調査方法が妥当かどうかを検討し報道すべきでしょう。(各々の世論調査の責任者を集めて、討論するのもいいでしょう。)
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おまけ:
昨日(8日)は、秋葉原で無差別な通り魔事件で死者が7人も出てしまいましたが、イスラエルのように、街を歩く警官には銃(短銃・自動小銃)を携帯し、凶器を持った犯人に対しては躊躇せずに発砲を出来るようにした方が抑止効果と被害者を増やさない効果があるのではないでしょうか。
また、自衛隊員も街を制服で歩く時には、武器の携帯を奨励し、事件が起こった時には、単独でも治安維持に参加できるように検討する時期になってきたのではないでしょうか。
このようなことは国内だけで無く、周辺諸国に目を向ければ、武器の収集(軍拡、「中国軍事費、仏抜き3位」)や、いきなりキレてぶっ放す連中がいることを考えれば、歩行者天国のような法制度と予算・運用を改め、自衛隊が実践で十分活動できるように軍備増強し法律を整えておくべきです。
1.NHK
(1)NHK世論調査 各党の支持率
NHKが行った世論調査によりますと、各党の支持率は、
▽自民党が先月より6ポイント余り上がって32.0%、
▽民主党は3ポイント余り下がって23.8%、
▽公明党がやや下がって2.8%、
▽共産党はやや上がって2.9%、
▽社民党がやや下がって1.2%、
▽国民新党が0.1%、
▽新党日本が0.1%、
▽「特に支持している政党はない」が3ポイント下がって30.9%でした。
(2)NHK世調 内閣支持率26%
NHKが行った世論調査によりますと、
福田内閣を「支持する」と答えた人は先月より5ポイント上がって26%だったのに対し、
「支持しない」と答えた人は5ポイント下がって61%となりました。
NHKは、今月6日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは1711人で、このうち60%にあたる1022人から回答を得ました。それによりますと、福田内閣を「支持する」と答えた人は先月より5ポイント上がって26%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は5ポイント下がって61%となりました。「支持する」と答えた人が前の月を上回ったのは、去年9月の福田内閣発足後、初めてのことです。福田内閣を支持する理由では、▽「ほかの内閣よりよさそうだから」が36%、▽「人柄が信頼できるから」が26%などとなった一方、支持しない理由では、▽「政策に期待が持てないから」が43%、▽「実行力がないから」が29%などとなりました。
そして、75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度について尋ねたところ、
▽「制度を維持した上で見直しを進めるべきだ」が52%で最も多く、次いで
▽「制度を廃止すべきだ」が35%、
▽「今のままでよい」が7%でした。そのうえで、
野党が提出し参議院を通過した後期高齢者医療制度の廃止法案への評価を聞いたところ、
▽「大いに評価する」が16%、
▽「ある程度評価する」が43%だったのに対し、
▽「あまり評価しない」が25%、
▽「まったく評価しない」が9%となりました。
一方、所得が低い高齢者に対する保険料負担の軽減措置の拡大などを盛り込んだ与党の改善策については、
▽「大いに評価する」が11%、
▽「ある程度評価する」が48%だったのに対し、
▽「あまり評価しない」が24%、
▽「まったく評価しない」が11%でした。
また、民主党が提出する福田総理大臣に対する問責決議案が参議院で可決された場合、福田総理大臣はどのような対応をとるべきか尋ねたところ、▽「衆議院の解散・総選挙に踏み切るべきだ」が49%で最も多く、次いで▽「決議にこだわらず、総理大臣を続けるべきだ」が30%、▽「総理大臣を辞任すべきだ」が12%でした。さらに、衆議院の解散・総選挙の時期については、▽「サミットが終わったあと、今年秋ごろまでには行うべきだ」が38%で最も多く、次いで▽「来年9月の任期満了まで行う必要はない」が26%、▽「来年の早い時期に行うべきだ」が14%、▽「直ちに行うべきだ」が11%でした。そして、次の衆議院選挙後の望ましい政権の形について質問したところ、▽「自民党と民主党による大連立政権」が23%、▽「民主党が中心となる連立政権」と、▽「自民党が中心となる連立政権」が、ともに22%などとなりました。
2.TBS
(1)民主党支持率1位に、JNN世論調査
国会は会期末まであとわずかですが、与党への逆風が強まっています。福田総理に対する問責決議案を提出する方針の民主党の支持率が、9ヶ月ぶりに自民党を上回ったことがJNNの世論調査で分かりました。
調査はこの土日に行いました。
民主党に対する支持率は、先月より3ポイント余り増えて26.3%、これに対して、
自民党の支持率は2ポイント余り減って22.6%
で、去年9月以来、およそ9ヶ月ぶりに民主党の支持率が自民党の支持率を上回りました。
下がり続けてきた
福田内閣の支持率は、「支持する」と答えた人がわずかに増えて24.8%
と、下落傾向に歯止めがかかりました。ただ、
「支持しない」と答えた人は3ヶ月連続で7割を超え、
依然として福田政権に厳しい結果となりました。
こうした政府与党への逆風を裏付けるように、8日に行われた沖縄県議会選挙では、自民・公明などの与党が過半数を割り、苦杯をなめました。
「長寿医療制度の問題があったことは否定し得ない事実だろうと思が、今、(後期高齢者医療制度の)見直しを今週中に決めようと」(町村信孝 官房長官)
政府側はこの問題での影響を認めざるを得ませんでしたが、JNNの世論調査でも、
後期高齢者医療制度については「評価できない」と答えた人が76%
と、依然として不満が根強いことを伺わせました。
「国政においても与野党逆転しろという意思表示。『福田政権おやめになりなさい』と」(民主党 鳩山由紀夫 幹事長)
野党側は会期末に向け、さらに攻勢を強めようと勢いづいています。
4月27日の衆院山口2区補選での自民党の惨敗に続き、6月8日の沖縄県議選での与党が過半数割れは、ガソリン税率・特定財源のズサンな使途・後期高齢者医療制度・中央官僚の居酒屋タクシーなどの税金の使い方や制度に対する不満が、与党自民党に対する批判となって、かなり重傷かと思いましたが、NHKとTBSの世論調査で、数値の違いは別として、福田内閣の支持率が少し上昇し(不支持率が減少)、民主党の支持率が意外に上昇してないことに驚きです。
民主党の支持率が意外に上がらないのは、「何でも反対」、「対案よりは廃止案」、税金の無駄使いで「モグラたたき」で点数を稼ぎ、本当に国民のことを思って無駄使いを出来なくするシステム的な政策を出せないのを感じ取っているからでしょうか。
また、世論調査の方法にもよるのでしょうが、NHKとTBSの自民党と民主党の支持率のあまりの違いすぎについても驚きです。内閣支持率の「支持しない」数値の差13%も違うことを考えれば、支持政党の順位も数値も大差無いということを示しているのでしょうか?
NHKとTBSは、お互いの世論調査の数値を比較検討し、自らの調査方法が妥当かどうかを検討し報道すべきでしょう。(各々の世論調査の責任者を集めて、討論するのもいいでしょう。)
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おまけ:
昨日(8日)は、秋葉原で無差別な通り魔事件で死者が7人も出てしまいましたが、イスラエルのように、街を歩く警官には銃(短銃・自動小銃)を携帯し、凶器を持った犯人に対しては躊躇せずに発砲を出来るようにした方が抑止効果と被害者を増やさない効果があるのではないでしょうか。
また、自衛隊員も街を制服で歩く時には、武器の携帯を奨励し、事件が起こった時には、単独でも治安維持に参加できるように検討する時期になってきたのではないでしょうか。
このようなことは国内だけで無く、周辺諸国に目を向ければ、武器の収集(軍拡、「中国軍事費、仏抜き3位」)や、いきなりキレてぶっ放す連中がいることを考えれば、歩行者天国のような法制度と予算・運用を改め、自衛隊が実践で十分活動できるように軍備増強し法律を整えておくべきです。