ラジオ番組「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」は、平日朝に放送しており、その翌週の月曜日夕方に一週間分をまとめて、次の場所でインターネットで公開しています。
http://www.joqr.co.jp/bbqr/takeda.asx
現在公開されている内容から、以下に抜粋します。
(5分50秒頃)
内田樹(たつる)先生はメディアに対して、はっきりとこう言います。
「メディアはメディア自身の没落を決して報道しない。制作費の切り下げ、スタッフの劣化、新聞購読者の減少、社会的影響力の低下、今現実に起こっているメディアの力不足に関し、メディアは一切報道しない。
現代においてメディア・リテラシーとは、メディアが報道することの真偽では無い。何を報道していないか。
(7分05秒頃)
マス・メディアは驚いた振りをするのは止めた方がいい。
その不祥事に関して、私ぜんぜんコミットメントしてません。そんなことあったなんて私、まったく知りませんでした。とってつけたような無垢、無知な顔つき。
これがメディアの常套手段である。
(8分10秒頃)
どんなに正しくない報道であっても、10%だけは真実を込めなければどうしようもない。その10%を、日本中の5人中1人が読み出せればいいんだ。
『これ、よく分からないので、判断を保留します』、これが大人の節度である。
これがメディアの命である。しかし、現実今のメディアで、『これ、分からないので、判断を保留します』というコメンテーターは一人も居ない。」
(9分40秒頃)
哲学者のレヴィナス氏がこう言っている。
「哲学の本分とは、難問に解答することが哲学の仕事ではない。難問の下にアンダーラインを引くことが哲学の仕事なのだ。」
(11分頃)
内田氏は、こう言いいます。
「ジャーナリストが口にしたがらないことがある。『分かりません。すみません。』
使える言葉をひたすら減らす。戦後メディアは、ひたすら言葉を減らし続けた。もっともリテラシーの低い読者に読解力を合わせる下方修正を絶えず繰り返したのが現メディアである。
現代は情感が乏しくなったのではない。情感を伝える言葉が乏しくなったので、情感が乏しくなったのだ。
(16分35分頃)
対価を支払ってもよい情報という消費者ニーズに配慮し続けることで、情報の質は一貫して低下し続ける。
ホット・メディアの宿命は、怒り・罵倒、つまり煽りの時のみ有効であり、沈静を求める情報を提供できない。
読者・視聴者を怒らせることが情報の最高の商売となるのである。」
(引用終了)
武田鉄矢氏は、年配の方にはご存知、「海援隊」の「母に捧げるバラード」で有名になり、テレビ番組の「3年B組金八先生」で俳優として活躍した方です。
最近は、講談師のような感じが漂っており、上記の番組で毎週違った題材で話を提供しています。
さて、新聞・テレビは、世論形成で影響力が大きい存在ですが、公平を装いつつも公平ではないことがバレてしまっているものもあります。
韓流で韓国の印象を良くする題材は取り上げますが、韓国の不利になる実情は報道したがりません。
例えば、次のようなニュースは、ほぼ取り上げません。
1.韓国について
(1)「しょう油は韓国が元祖」世界進出計画
⇒この記事で、またもやベンチマーキングという言葉が使用されています。
先日、「ベンチマーキングとは、韓国では事実上パクリの婉曲的表現」とウィキペディアに載っていましたが、韓国に不利になるのか、現在は変更されています。
(2)日本外務省ホームページ、韓国を否定的に紹介
(3)10代の性犯罪:韓国の強姦犯は米国の2倍・日本の10倍
2.中国について
(1)四川省の地震では、被災者の惨状を伝えるニュースはテレビなどで大々的に報道されますが、震源の西・北に関しては、チベット人の居住区か核施設の関係で、死傷者や被災状況は封殺していますが、それについての追求は、ほぼありません。
(2)長野市で行われた「聖火リレー」で、中国人留学生などの不正行為は見逃され、日本人を2級市民に格下げしたような行政への批判は、あまり行われません。
3.日本の政治批判について
(1)安倍前首相は、マスコミから散々批判されて支持率の低下の話ですらワイドショーのネタとして用いられました。
(2)福田首相は、支持率の低空飛行でも批判をほぼされず、日中首脳会談で中身のあまり無い内容だったにも関わらず、温情あふれる報道ぶりでした。
(3)政権批判の方法として、政権交代をすれば良い政権が出来るかのような幻想を与えた報道・コメントをすることがありますが、「敵の敵が味方」とは限らず、味方のつもりが、より一層悪い「敵」という可能性があるという指摘はほぼしません。
http://www.joqr.co.jp/bbqr/takeda.asx
現在公開されている内容から、以下に抜粋します。
(5分50秒頃)
内田樹(たつる)先生はメディアに対して、はっきりとこう言います。
「メディアはメディア自身の没落を決して報道しない。制作費の切り下げ、スタッフの劣化、新聞購読者の減少、社会的影響力の低下、今現実に起こっているメディアの力不足に関し、メディアは一切報道しない。
現代においてメディア・リテラシーとは、メディアが報道することの真偽では無い。何を報道していないか。
(7分05秒頃)
マス・メディアは驚いた振りをするのは止めた方がいい。
その不祥事に関して、私ぜんぜんコミットメントしてません。そんなことあったなんて私、まったく知りませんでした。とってつけたような無垢、無知な顔つき。
これがメディアの常套手段である。
(8分10秒頃)
どんなに正しくない報道であっても、10%だけは真実を込めなければどうしようもない。その10%を、日本中の5人中1人が読み出せればいいんだ。
『これ、よく分からないので、判断を保留します』、これが大人の節度である。
これがメディアの命である。しかし、現実今のメディアで、『これ、分からないので、判断を保留します』というコメンテーターは一人も居ない。」
(9分40秒頃)
哲学者のレヴィナス氏がこう言っている。
「哲学の本分とは、難問に解答することが哲学の仕事ではない。難問の下にアンダーラインを引くことが哲学の仕事なのだ。」
(11分頃)
内田氏は、こう言いいます。
「ジャーナリストが口にしたがらないことがある。『分かりません。すみません。』
使える言葉をひたすら減らす。戦後メディアは、ひたすら言葉を減らし続けた。もっともリテラシーの低い読者に読解力を合わせる下方修正を絶えず繰り返したのが現メディアである。
現代は情感が乏しくなったのではない。情感を伝える言葉が乏しくなったので、情感が乏しくなったのだ。
(16分35分頃)
対価を支払ってもよい情報という消費者ニーズに配慮し続けることで、情報の質は一貫して低下し続ける。
ホット・メディアの宿命は、怒り・罵倒、つまり煽りの時のみ有効であり、沈静を求める情報を提供できない。
読者・視聴者を怒らせることが情報の最高の商売となるのである。」
(引用終了)
武田鉄矢氏は、年配の方にはご存知、「海援隊」の「母に捧げるバラード」で有名になり、テレビ番組の「3年B組金八先生」で俳優として活躍した方です。
最近は、講談師のような感じが漂っており、上記の番組で毎週違った題材で話を提供しています。
さて、新聞・テレビは、世論形成で影響力が大きい存在ですが、公平を装いつつも公平ではないことがバレてしまっているものもあります。
韓流で韓国の印象を良くする題材は取り上げますが、韓国の不利になる実情は報道したがりません。
例えば、次のようなニュースは、ほぼ取り上げません。
1.韓国について
(1)「しょう油は韓国が元祖」世界進出計画
⇒この記事で、またもやベンチマーキングという言葉が使用されています。
先日、「ベンチマーキングとは、韓国では事実上パクリの婉曲的表現」とウィキペディアに載っていましたが、韓国に不利になるのか、現在は変更されています。
(2)日本外務省ホームページ、韓国を否定的に紹介
(3)10代の性犯罪:韓国の強姦犯は米国の2倍・日本の10倍
2.中国について
(1)四川省の地震では、被災者の惨状を伝えるニュースはテレビなどで大々的に報道されますが、震源の西・北に関しては、チベット人の居住区か核施設の関係で、死傷者や被災状況は封殺していますが、それについての追求は、ほぼありません。
(2)長野市で行われた「聖火リレー」で、中国人留学生などの不正行為は見逃され、日本人を2級市民に格下げしたような行政への批判は、あまり行われません。
3.日本の政治批判について
(1)安倍前首相は、マスコミから散々批判されて支持率の低下の話ですらワイドショーのネタとして用いられました。
(2)福田首相は、支持率の低空飛行でも批判をほぼされず、日中首脳会談で中身のあまり無い内容だったにも関わらず、温情あふれる報道ぶりでした。
(3)政権批判の方法として、政権交代をすれば良い政権が出来るかのような幻想を与えた報道・コメントをすることがありますが、「敵の敵が味方」とは限らず、味方のつもりが、より一層悪い「敵」という可能性があるという指摘はほぼしません。