野原うた

日々美しい自然の花や生き物などを紹介するブログ。

アイイロニワゼキショウ

2007-06-07 | 単子葉植物・ユリ亜綱
科名:アヤメ科 Iridaceae
属名:ニワゼキショウ属 Sisyrinchium
和名:アイイロニワゼキショウ
漢字:藍色庭石菖
学名:Sisyrinchium graminoides E.P.Bicknell
読み:シシリンチウム(シシリンキウム)・?グラミノイデス 
英名:――
別名:ルリニワゼキショウ、ヒレニワゼキショウ
流通名:――
撮影場所:東京都大田区 植栽
撮影日時:2007.06.03

先日、駅へ行くのによく通る道沿いのお宅で発見。
毎年見ていたはずなのに、意識していないと、
見過ごしてしまうんですね~

先日ご紹介したニワゼキショウシリーズ。
調べていくうちに、アイイロニワゼキショウなるものも、
一部帰化しているという情報があったんです。

ふーむ、ますますややこしい!!
区別付くのかなあ~実物見たいなあ…そう思っていました。

そしたら、丁度道端で、アイイロニワゼキショウを植えているお宅が!!
そのお宅のご近所さんも植えていたので、
たぶん数年前からあったんではないかと思われます。
(仲の良いお宅同士だと、お花が増えると分けたりしますからね

目には入っていたのに、素通りしていたんでしょうね!

…で違いはといいますと、
一目瞭然です!!




まずは名前の由来にもなった藍色!
先日ご紹介した四種類のどれよりも青味が濃いです。

花の咲き方も、他のものとは違い、花弁が付け根近くまで
切れ込んでいます。
(他のものは付け根あたりは筒状になっています。)

また、雄しべの外見は槍のような形で、花糸(雄しべの軸)が筒状に合着。
花を横から見ると飛び出ています。
(他のものは花を横から見てもしべはほとんど見えません。)

花弁の先が鉤状になっているのもわかりやすい特徴です。

また果実の形が他の種類とはことなりいびつなのも目印になりそうです。


これに比較的似たもので、
ヒトフサニワゼキショウというものがあるそう…
また目を凝らして、いろんな場所を探してみようと思います!!



同じ属の植物
アキマルニワゼキショウ
オオニワゼキショウ
ニワゼキショウ(赤紫系)
ニワゼキショウ(白花系)

ニワゼキショウ(白花系)

2007-05-30 | 単子葉植物・ユリ亜綱
科名:アヤメ科 Iridaceae
属名:ニワゼキショウ属 Sisyrinchium
和名:ニワゼキショウ
漢字:庭石菖
学名:Sisyrinchium rosulatum Bickn.
読み:シシリンチウム(シシリンキウム)・ロスラツム 
異名:Sisyrinchium atlanticum auct.jap.non Bickn.
英名:――
別名:――
流通名:――
撮影場所:東京都大田区 東京港野鳥公園
撮影日時:2007.05.12

ニワゼキショウは、白と赤紫の花色があります。
どちらも同じ種ですので、当然学名も一緒です。

ほかの野の草というと大抵は花色が決まっているので、
同じ種でこんなに色が異なるものがあるなんて、
ちょっと不思議な気がします。
ちなみに遺伝は白花が優性、赤紫が劣性とのこと。

さてさて、ニワゼキショウはしばしば群生しますが、
それがニワゼキショウ一種類でできているのではないと知ったのは
つい最近のこと。

じつは、オオニワゼキショウ
というニワゼキショウ(白花系)のそっくりさんが
混ざっていたのです!

一面の花畑、よーく目を凝らしてみると、
白系の花には背(草丈)の高いタイプと、
背(草丈)の低いタイプとが見られると思います。

背の高いタイプの花は、やや青みを帯び花も小ぶり。オオニワゼキショウ(↓写真左)
背の低いタイプの花は白が強く、大きいのが特徴。ニワゼキショウ(↓写真右)

私はつい花を基準に考えてしまうので、
最初は何で花が小さいのにオオニワゼキショウ
なの?!と
悩んでしまいました。
命名者は草丈がおおきいという点に注目したのですね~

あまりいい写真ではありませんが、
ニワゼキショウ(白花系)とオオニワゼキショウ
が一緒に写っています。
…上からだと草丈がわかりませんね
次回見かけたら、横からの比較写真を撮りたいと思います。

このニワゼキショウとオオニワゼキショウ
の雑種があるそうで、
そちらも写真があったので載せておきます!
名前をアキマルニワゼキショウというそうです。

同じ属の植物
アキマルニワゼキショウ
オオニワゼキショウ
ニワゼキショウ(赤紫系)




オオニワゼキショウ

2007-05-30 | 単子葉植物・ユリ亜綱

科名:アヤメ科 Iridaceae
属名:ニワゼキショウ属 Sisyrinchium
和名:オオニワゼキショウ
漢字:大庭石菖
学名:Sisyrinchium iridifolium Humb.Bonpl. et Kunth var. laxum Maekawa
読み:シシリンチウム・イリディフォリウム・ラクサム
英名:――
別名:――
流通名:――
撮影場所:神奈川県厚木市
撮影日時:2002.05.15

撮影場所:森ヶ崎公園
撮影日時:2007.04.08
オオニワゼキショウの花畑!
右手前に赤紫のニワゼキショウもあります。
オオニワゼキショウとニワゼキショウはしばしば混生しています。
そのため、私は最近までオオニワゼキショウの存在を知りませんでした!

下がオオニワゼキショウとニワゼキショウ(白花系)の比較です。
一見そっくりで、遠目から見ると区別が付きにくいのです。
比較すると草丈が高く、花が小ぶりでやや青みがあるのがオオニワゼキショウです。
草丈が低めで、花が大きく色が白いのがニワゼキショウです。



もし公園でニワゼキショウの仲間を見かけたら、
お花に3タイプ(ニワゼキショウの白花系赤紫系とオオニワゼキショウ)あるか、調べてみてください!
実物で違いを見比べると面白いとおもいますよ。

オオニワゼキショウの果実。
オオニワゼキショウもニワゼキショウも、
超スモールサイズの小玉スイカ・笑のような可愛い種子をつけます。

ちなみに、果実ができていないニワゼキショウの仲間を見かけたら、
ニワゼキショウとオオニワゼキショウのハーフ
アキマルニワゼキショウ(仮称)の可能性もあります!
小玉スイカが付かず、細い茎(花柄)だけがのこっているそうです。

今回私は見つけることができませんでした
と思ったのですが、過去の写真にしっかり写っていました!!
アキマルニワゼキショウ、他の種類とぜひ比べてみてください

同じ属の植物
アキマルニワゼキショウ
ニワゼキショウ(白花系)
ニワゼキショウ(赤紫系)


アキマルニワゼキショウ(仮称)

2007-05-25 | 単子葉植物・ユリ亜綱
科名:アヤメ科 Iridaceae
属名:ニワゼキショウ属 Sisyrinchium
和名:アキマルニワゼキショウ(仮称)
漢字:あきまる庭石菖
学名:?? (Sisyrinchium iridifolium var. laxum × S.rosulatum
読み:シシリンチウム――
英名:――
別名:――
流通名:――
撮影場所:東京都 森ヶ崎公園
撮影日時:2006.05.23

アキマルニワゼキショウを知ったのは、つい最近のこと。
ニワゼキショウについて調べていたら発見しました。
なんでも、ニワゼキショウオオニワゼキショウの雑種(ハーフ)だそうです。
花は両者の中間型だといいますがイマイチ決定打にかけますよね!
で、もっとわかりやすい特徴は…と思ったところ、
果実ができないという点が一番のポイントのようです。

…ラバ(騾馬)に二世ができないのと同じ理由で、
違う種の間のハーフであるアキマルニワゼキショウにも果実ができないのだそう。

でも、写真を撮るときは当然花ばかりに気をとられています。
念のため過去に撮った写真を調べてみると…
なんと果実の無いものが写ってる!!
(普通、ニワゼキショウの類は花が咲いたらほとんど結実してるんです!)

↓せっかくなので、花を比較してみました!

…花の形や色…中間的といえば中間的ですが…
かなり見分けにくいですね

次にニワゼキショウの仲間を見かけたら、
花のサイズなども調べ、
その場で徹底追及しようと心に決めました

同じ属の植物
オオニワゼキショウ
ニワゼキショウ(白花系)
ニワゼキショウ(赤紫系)

ニワゼキショウ(赤紫系)

2007-05-25 | 単子葉植物・ユリ亜綱
科名:アヤメ科 Iridaceae
属名:ニワゼキショウ属 Sisyrinchium
和名:ニワゼキショウ
漢字:庭石菖
学名:Sisyrinchium rosulatum Bickn.
読み:シシリンチウム(シシリンキウム)・ロスラツム 
異名:Sisyrinchium atlanticum auct.jap.non Bickn.
英名:――
別名:――
流通名:――
撮影場所:神奈川県 ズーラシア園内
撮影日時:2007.05.05

ニワゼキショウです。
白と赤紫の2タイプあります。
これが赤紫のほうです。

ニワゼキショウは北アメリカ原産の帰化植物。
明治中期に渡来してきたそうです。
よくSisyrinchium atlanticum の学名を使われることがありますが、
この学名は、原産地などでは「ニワゼキショウという和名の植物」とは異なる種を指すそうです。
誤認されたのが訂正されないで、今日まできてしまったようです。
ニワゼキショウの学名、正しくはSisyrinchium rosulatumだそうです。

撮影場所:森ヶ崎公園
撮影日時:2006.05.23





芝生を覆うほどに群生するニワゼキショウですが、
じつはその群生には他の種が混ざっている可能性があります!
写真上はその花の比較です。
(倍率はそれぞれ違います。)
一番見分けやすいのが、このニワゼキショウの赤紫系の花ですね!
色がはっきり異なります。
次に、花が大きくて白っぽい色をした、ニワゼキショウ白花系
そして、やや青みを帯びた小ぶりの花をつけるオオニワゼキショウ
最後に、ニワゼキショウオオニワゼキショウの雑種のアキマルニワゼキショウです。
それぞれのページがあるので、詳しい見分け方はそちらをご覧ください。


オオニワゼキショウとニワゼキショウ(赤紫系)
草丈が若干違うのですがわかりますか?(…わかりませんね
オオニワゼキショウのほうが、
背丈が高いんです!

同じ属の植物
ニワゼキショウ白花系
オオニワゼキショウ
アキマルニワゼキショウ


シラン

2007-05-04 | 単子葉植物・ユリ亜綱
科名:ラン科Orchidaceae
属名:シラン属Bletilla
和名:シラン
漢字:紫蘭
学名:Bletilla striata
読み:ブレティラ・ストリアタ
別名:べにらん(紅蘭)
流通名:同じ。(変種に口紅紫蘭・白花紫蘭などの名がある。)
英名:――
撮影場所:神奈川県ズーラシア園内
撮影日:2007.05.03


先日ご紹介した、キンランギンランと同じように、
花の色が名前の由来となった蘭です。

12色色鉛筆の紫とはまったく違うので、
ヘンなの…と子供の頃から思っていました。
今回、調べたところ、色見本の「紫」とはドンピシャでした!
特に咲く前の蕾とか…
昔の人やっぱりすごいな


シランの花のアップ。
リップのひだが目立ちます!
むかしっから腐るほど生えていて、見慣れてしまってるんですが、
近くで見ると意外と気品があるんですよね
花弁もキラキラしています。


こんなにもわさわさと生えてきて、手間のかからない子なのに、
日本に自生しているものは、だいぶ少なくなっている模様…
自生地で見てみたいなあ…



写真右側が種です。
地下茎でどんどん増えるのに、
種も景気よくつきます・笑

枯れたさやには隙間があります。
この隙間から、まるで粉のような種が飛んでいきます。
…どの程度発芽&成長するんでしょうね??


花の色が名前の由来になっているラン

ギンラン
キンラン
シラン

ギンラン

2007-05-03 | 単子葉植物・ユリ亜綱
科名:ラン科Orchidaceae
属名:キンラン属Cephalanthera
和名:ギンラン
漢字:銀蘭
学名:Cephalanthera erecta
読み:セファランセラ・エレクタ
別名:――
流通名:――
英名:――
撮影場所:神奈川県ズーラシア園内
撮影日:2007.05.02

キンランに続き、同じ属の植物をご紹介します!
金と銀、まるで対のようですよね!
キンランに比べると、小さめでとっても控えめな印象。
うっかりすると見逃してしまいそうです!
キンランとギンランは比較的一緒に見られることがおおいそうです!

花は、キンランと違って、あまり開かないようです。

キンランにも感動しましたが、そろってギンランまで発見できるとは
かなり嬉しかったです


花のアップとまだ葉に包まれた蕾!
とってもかわいらしいです



こうやってみると、林の中でも道路沿いなど、
やや開けた場所に生えています!

キンランやギンランは里山の植物。
適度に除草や木の伐採をしてあげないと、
光が届かなくなり、育ちにくくなってしまうのだそうです。
里山を保護するのはなかなかむずかしいそうです。

いつまでもこのかわいらしい花たちを見ていられるようにするには、
どうしたら良いんだろう…そう考えさせられました。


花の色が名前の由来になっているラン

ギンラン
キンラン
シラン

キンラン

2007-05-03 | 単子葉植物・ユリ亜綱
科名:ラン科Orchidaceae
属名:キンラン属Cephalanthera
和名:キンラン
漢字:金蘭
学名:Cephalanthera falcata
読み:セファランセラ・ファルカタ
別名:――
流通名:――
英名:――
撮影場所:神奈川県ズーラシア園内
撮影日:2007.05.02

知る人ぞ知る、日本の野山に咲くランです!
光が当たらないと咲かないのですが、蕾がほころぶと、
印象的な朱色のリップが見えてきます。

薄暗い木陰の中、木漏れ日に照らされて
黄金色に輝いています!

遠めにもよく目立ち、車の中からでも見つけることができました

数年前に、園内で見かけ、園の方が植えた植栽じゃないのに
立派に咲いている姿をみて、「自然が残ってるー!!」と感動しました

ズーラシアは動物園なのですが、色々面白い植物も発見できます。

園では、キキョウやミヤコワスレをかわいらしく植えたりして、
日本の里山ゾーンを飾っています。
もちろんそれはそれで、愛らしく、見ていて美しいと思います。

ですが…願わくば、よそから持ってきて植えたものではなく、
本来の神奈川県の里山に生える植物を大事にして、
「こんな植物もまだありますよー
ってご紹介をしてほしいななんて思ってしまいました

メインが動物なので、仕方ないかも知れませんが、
レッドデータブックにのっている生き物に違いないので、
ぜひ一緒に保全して欲しいなあ

ちなみにキンランは
絶滅危惧II類(VU):絶滅の危険が増大している種
だということです!


開花したキンラン。



キンランの葉と花。
固体によって、花数はまったく変わります!

クロボシオオアマナ

2007-04-21 | 単子葉植物・ユリ亜綱

科名:ユリ科
属名:オオアマナ属(オーニソガラム属)
和名:クロボシオオアマナ
漢字:黒星大甘菜
学名:Ornithogalum arabicum
読み:オオニソガラム・アラビカム
別名:ベツレヘムの星―Star of Bethlehem
流通名:アラビカム、オオニソガラム・アラビカム
撮影場所:―切花
撮影日:2007.06.02

オオアマナの仲間で、
花柱が黒く目立つため、クロボシオオアマナという和名が付いたそう。
黄色の葯とのコントラストがとってもキュート

ブライダルにはこの花が一押し!
適度に花も大きく、オーニソガラムの中では、
サンデルシーやダビウム、ウンベラタムよりも、
観賞価値が高いと勝手に大推薦します

名前は黒星★なんてちょっとイマイチですが、
花は抜群に可愛いです

いつか自生地で、のほほんとさいているアラビカムを見てみたいです!

お花の日持ちのほうは、サンデルシーのほうが最後までしっかり咲くし、
長いような気がします。





ホソバオオアマナ(★オオアマナから訂正しました!!)

2007-04-14 | 単子葉植物・ユリ亜綱
科名:ユリ科
属名:オオアマナ属(オーニソガラム属)
和名:ホソバオオアマナ
漢字:細葉大甘菜
学名:Ornithogalum tenuifolium Guss.
   =Ornithogalum orthophyllum Guss.
  
読み:オオニソガラム・テヌイフォリウム
  = オオニソガラム・オリソフィルム
別名:―
撮影:新宿御苑

オオアマナという植物があります。
その植物はアマナ(甘菜)に似ていて、花や葉などが大きいので
そう名づけられました。
そして、そのオオアマナに近縁で、
葉が線形なので、細葉オオアマナ。

ちなみにアマナはアマナ属の植物。
同じユリ科でもどちらかといえばカタクリやチューリップに近い仲間です。
大分にいた頃は畑の土手にいっぱい生えてたんですけどね…
もう十数年見てません

さてさて、今回のホソバオオアマナ
大変な勘違いをしていました!
最初は、この植物のことを
オオアマナだと思い込んでいたんです!
「憧れのベツレヘムの星に会えるのね」なんて楽しみにしていたんです!
ところが、どうも御苑のホームページのどこだかを見たら、
ホソバオオアマナとなっている?し、
帰化植物図鑑の写真と比較しても、
オオアマナではなく、
ホソバオオアマナのようだという結論に達しました
ので、訂正します

見た感じは、可愛いというよりは、
白くて控えめで、可憐な美しさでした。

木陰にひっそり咲いているため、
おなじ園内に星の数ほど咲いているハナニラ★1と間違われてか、
あまり目をとめる人もいません


お星様たちは新宿門を入ってすぐのところで
皆さんを待っていますよ
まだまだ蕾のものもたくさんありましたので、
機会があったらぜひ、会いにいってみてください
★晴れた日のお昼頃じゃないと、綺麗に咲いていないかも知れません!


並んで伸びる蕾たち。
にょろにょろの葉っぱとヘンな蕾は、
日本の花じゃないなっていう雰囲気がビシビシ出ています
原産地はヨーロッパからアジアだそうです。
帰化してしまっているとこともあるようです。


横から見ると、緑と白のコントラストが綺麗ですね!
テヌイフォリウムというのは「うすい葉の、繊細な葉の」という意味。



オオアマナ属(オオニソガラム属)の植物
オオニソガラム・シルソイディス
オオニソガラム・ダビウム



★1ハナニラ
科名:ユリ科
属名:ハナニラ属(イフェイオン属)
和名:ハナニラ
漢字:花韮
学名:Ipheion uniflorum
読み:イフェイオン・ユニフロルム
別名:西洋アマナ(西洋甘菜)
やはり似ているだけあって、西洋アマナなんて別名があります。
繁殖力が強いようで、どこに行ってもわさーっと咲いています。
花はいい香りですが、葉からは名前の通り韮のような匂いも混ざっていて、
近くで嗅ぐと強烈です




ちなみに訂正前の内容一部…



科名:ユリ科
属名:オオアマナ属(オーニソガラム属)
和名:オオアマナ
漢字:大甘菜
学名:Ornithogalum umbellatum
読み:オオニソガラム・ウンベラタム
別名:ベツレヘムの星―Star of Bethlehem
撮影:新宿御苑

アマナ(甘菜)に似ていて、花や葉などが大きいので
名づけられました。
ちなみにアマナはアマナ属の植物。

さてさて、今回のオオアマナ、
ベツレヘムの星―Star of Bethlehemという別名に惹かれて、
今回の御苑散策で出会えるのを
楽しみにしていた植物です!

ベツレヘムの星ってなんだろーと思ったら、
クリスマスツリーのてっぺんちょの星のことなんだそうですよ
キリストの誕生に関わっているんだそう。
神聖な雰囲気が漂う白い花にぴったりですね


ポリゴナツム・キンギアナム

2007-04-05 | 単子葉植物・ユリ亜綱
科名:ユリ科
属名:アマドコロ属(:Polygonatum
和名:―――
学名:Polygonatum kingianum
読み:ポリゴナツム・キンギアナム

アマドコロ属というとイマイチイメージがわかないかも知れませんが、
花道やアレンジで使う「ナルコ」や「ナルコユリ」の仲間です。

ちなみにアレンジで使う斑入りの葉っぱ(写真2枚目上)、
あれは「ナルコ」って呼ばれますが、
ほんとうの名前は「アマドコロ P. odoratum」です。

「ナルコユリP. falcatum」は別にあります。

写真が良くなくってもうしわけないんですが、
ナルコユリとアマドコロよく似ていますよね
班のないものを自然の中で見分けろといわれたら、
なかなか難しいと思います。

★アマドコロ P. odoratum(流通名がナルコ)
★ナルコユリ P. falcatum



さて、本題からずれましたが、
日本のアマドコロ属の植物の大体のイメージはつかんでいただけたでしょうか?
花は白っぽいベル形で、葉が互生、決してツル性ではない!

それがどうでしょう…



所変われば…といいますが、
お国が変わるとアマドコロ属はこんなにも情熱的な色に染まってしまうんです!
しかもツル性!2mくらいになるそうです。
葉っぱが輪生で、先端はグロリオサのように巻きつけるようになっています

これ、すごいですよね
さまざまな野生の植物を見るたび、
植物に対する常識?を覆され、嬉しい驚きを感じています。

人間が手を加えなくったって、自然のままで、
これだけ美しい色合い、フォルムを持ったものがあるのだから、
本当に素晴らしいと思います。

中国・ミャンマー・タイ北部などに分布しているそう。

この写真はよっちゃんさんの温室で(2007.3.12に)とらせていただきました。
よっちゃんさんいつも面白い植物を見せてくださってありがとうございます



カランセ

2007-03-28 | 単子葉植物・ユリ亜綱
久々に帰ってきました(^_^;)
ミクシー日記とこちらは結構大変ですね…
一個にしちゃおうかなあ…

さて今日のお花は…
科名:ラン科
属名:カランセ(エビネ)属
種名:Calanthe cv.(カランセ・園芸品種)

先日遊びに行った、よっちゃんさんの温室で写真をとらせていただきました!
西洋エビネともいいます。

はじめてよっちゃんさんに
「これがいい花なんだ~」って温室で見せてもらったとき、
変なバルブからツーっと花茎がのびて、変わってるなあ!!
でも綺麗~と、とても感動したのを覚えています!

ベルベットのようなやわらかそうな質感が、
艶々系がおおい洋蘭に新たな風を・笑

どうも葉っぱが無いというのも、私の中で高ポイントを叩き出した模様

何度見ても飽きない花です!


よっちゃんさんのブログ「よっちゃんの植物日記」も四季の植物を紹介していて面白いので、
ぜひごらんくださいませ

以前に言っていた「青いチューリップ」も紹介されています!
チューリップ‘紫雲’
原種のチューリップ見比べてください





クロウエシア

2007-02-26 | 単子葉植物・ユリ亜綱
Clowesia(Ctsm.)
クロウエシア が咲きました!

中南米原産のお花がすきって、
きっとなにかあると思うんですよ
みなさんは、そういうのないですか?
なぜか目に留まる花・風景・虫は、
原産地がアフリカだった!とか・笑
 
私はきっと、昔「中南米の昆虫」だったんじゃないか?と
たまに思っています


それにしても、この花、
よそで見るのとうちで咲いてるのとではかわいさが違いますね
このヒゲぼうぼうのリップとグリーンのラインがたまらないです
…といっても、買ったのは私ですが、咲かせたのは母です
うわーんごめんなさい

このはな、香りもいいです!
紅しょうがといったら皆さん固まってしまいましたが・笑
一般的にはニッキとかジンジャーの香りということです。




アルストロメリア‘オルガ’

2007-02-22 | 単子葉植物・ユリ亜綱
アルストロメリアの白の定番品種?!‘オルガ’です。

アルストロメリアはしましまというか点?があるので、
苦手って方が多いそうです

わたしは、虫系の花ドンと来いです

アルストロメリアは、良い産地のだと、
ビックリするほど長持ちします!

産地が重要って言ってたけど確かに!
値段の分だけ質も良いのね…

ちなみに今回はハズレでした
まだまだ目利き修行が足りませんでした・笑

近所の花屋さんで、品種と産地指定して、
一本単位でお花買えたらいいのになあとよく思います…

近所のお花屋さんと仲良くなんないとだめかな



名無しさん…(ToT)

2007-02-21 | 単子葉植物・ユリ亜綱
母は、とにかくタグが嫌いなようで、
何でも植え替えのときにどこかへやってしまいます

植物のお世話は母がやっているのですが、
名前の重要性というのをまったくわかっていないので、
うちには札落ちのランばかり

まあホームセンター出身の子が多いし
そんなに値のはるものもないので、
良いといえばいいんですが、
ちょっと勿体無い気もしますね…