野原うた

日々美しい自然の花や生き物などを紹介するブログ。

ツルウリクサ

2007-09-09 | 双子葉植物・キク亜綱
科名:ゴマノハグサ科Scrophulariaceae
属名:トレニア属Torenia(ツルウリクサ属)
和名:ツルウリクサ
漢字:蔓瓜草
学名:Torenia concolorLindley var. formosana Yamazaki
読み:トレニア・コンコロル(コンカラー)・フォルモサナ
英名:Taiwan wishbone flower
別名:――
流通名:――
撮影場所:茨城県 つくば市 筑波実験植物園
撮影日時:2007.09.08

ツルウリクサというからには、
ウリクサと同属なのかと思いましたが、
別の属でした!

葉っぱの形や花、実の雰囲気もよく似ていますが、
サイズがまったく違います。

ツルウリクサは奄美大島・宮古に自生しているそうです!
(「琉球弧野山の花」より)
どうも最近の情報では絶滅しかけているそう…ざんねんな話です。


さてさて、トレニア・コンコロルとどう違うのかなあと調べると、
よくわかりませんでした

しいていえば、
園芸で出回っているコンコロルは色が濃くてかわいくないのですが、
写真に撮ったツルウリクサは素敵な色をしています…




その名のとおり、つるがたらーんとたれていますね!

formosanaというのは台湾をさしているそう。
台湾にも分布があるためのようです。

英名の‘台湾ウィッシュボーンフラワー’ですが、
2本の雄しべがアーチ型になっていて、葯でくっついている様子が、
鳥の胸の叉骨(願かけ骨:wishbone)のように見えるからなんだとか。

最初にこの花の雄しべを見たときには、
葯がくっついているのが不思議でたまりませんでした!!


ちなみにウィッシュボーンというのは、
二人で願いをかけながら互いの親指を合わせてウィッシュボーンの両端を握り、引き上げるようにして折ったとき、大きく残ったほうの願いがかなうという遊びだそう。

…日本の風習のせいか、
お箸で骨を取り合うのを想像してしまいました
そのせいか、楽しい食卓の風景とは
どうしてもつながりませんでした

もっと柔軟な思考をしないとだめですね

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