MJイラストレーションズ日記(2007-2014)

MJイラストレーションズの過去ログ(2007-2014)

山口はるみさん来塾!

2008年05月31日 19時46分00秒 | ゲスト講師合同授業
6月4日は、ゲスト講師に日本イラストレーション界の女王山口はるみさんを招き、乃木坂教室で3クラス合同授業。
はるみさんの代表作は沢山あるが、中でも「はるみギャル」と呼ばれたパルコのポスターは、1969年から1997年までなんと29年も描き続けた代表作中の代表作。
そのパルコのポスターの中で、後期の1988年から1997年の10年間に渡り、実在した女性ばかりを描いたシリーズがある。
はるみさんがその人生を素晴らしい、と共感した女性ばかりをピックアップし、62枚のポスターに仕上げた。描かれている女性たちも様々だが、はるみさんの描法も様々。
これは「WOMEN」という作品集になり六耀社から出版もされた。
その62枚のうちから、はるみさん自選の42枚を、なんと今度の講義の日のために乃木坂教室の壁にびっしりと張りめぐらす事にしたのだ。
塾生のためだけの、たった2時間の「山口はるみポスター展」。なんとぜいたくな事だろう。これははるみさんの発案でもある。なんとありがたい事だろう。
で、その設営は昨日30日にもう済ませた。これはもうすごい迫力で、本当に素晴らしいのだ!
塾生諸君、4日の日はいつもより早く来てこのポスター群をじっくり見るべし!



















設営終了後、写真を1枚!


































作品集「WOMEN」六耀社刊

5/25高井戸B

2008年05月31日 14時10分00秒 | 課題作品
課題「初夏」
こちらも植物や自然の風物が多かった。やはり初夏はそういうものに目が行くのかな。
もうちょっと人物が描かれた絵もほしかった。
次回はいやでも人物を描かなければいけない。課題が「私の好きな人」。


















秋本愛(1期生)
この絵は確かタテ位置の絵だったと思うのだが、ヨコにしてみたらなんだかこっちの方がいいので勝手にそう載せてみた。秋本さんごめん。
6期生の宮沢さんから「足がかわいい!」という声があがった。目のつけどころが女性ならでは・・。確かに言われてみると、落ちないようにしがみついている蛍の足がいたいけでかわいい。


































清水恵美(2期生)
ちょっと日本の洋画家の人の絵みたいだが、なかなかいいね、清水さん。
山の手前の木立や草原の色がもうちょっと明るい色でも良かったかな。
空はやはりたて塗りより横塗りの方がいいな。
どこか外国の風景だそうだけど、どこだったっけ?




















大野博美(6期生)
この絵は木版画だそうだ。何版使っているんだっけ。木版でもこういう風に複雑に色を絡み合わせる事ができるんだ。難しそう。
きれいな色合いの作品だけど、イラストレーションとしては何かがちょと足らない気がする。




























宮沢瑞江(6期生)
課題とうまく会ってるかはともかく、宮沢さんはまだ若いのに独特のスタイルを創り出している。造型感覚に秀でたものを感じる
前回はセピアのモノトーンだったが、今回はそこにきれいなブルーを加えた。いいな、このブルーが。



5/21乃木坂

2008年05月30日 11時46分00秒 | 課題作品
課題「初夏」
植物の出てくる作品ばかりになってしまった。もちろん作為的にそうしたわけではなく偶然そうなった。
初夏は春以上に植物の勢いを感じる季節、緑も一気に多くなるし。
で、こちらは作品5点。

































加藤佳代子(1期生)
高井戸Aにはみずうちさんの「茶摘」があったが、こちらは「田植え」。
茶摘と田植え、初夏の風物詩の好一対だが、お茶は摘まれ、稲は植える。
ま、そんな事はともかく、森の部分を直してよりよくなったね、加藤さん。
女性の描写もいいね。































佐瀬裕子(2期生)
普段はちょっと照れ屋でちょっと男っぽい(ボーイッシュというか)佐瀬さんだが、こういうキュートな絵が描けるのだ。これでいいのだ(今、NHKで赤塚不二夫の番組を見てたのだ)。
色もきれい。手前の花壇だかお花畑だかも印象的。




















村杉慶子(2期生)
このシンプルな黄色の柑橘類(夏みかんかな)の絵は、色がきれいで清潔感にあふれている。
高井戸Aの丹下さんの赤いトマトの絵とこちらも好一対。
今年に入った辺りから、村杉さんの風景や生物には目を見張る。



















清水千恵子(6期生)
花を上手に描くのは、やはり女性に多い。
清水さん(今、この塾に清水さんは4人もいるのだけれど)のブーゲンビリア、気持がこもっている。
縮小されない原画の方が、筆のタッチもわかり味わいがある。


















シーゲルマチダ(6期生)
マチダくんはなかなか味わいのある絵を描く。
勢いのある筆致はいいのだが、時に荒くなる事もあるので気をつけよう。
浜昼顔の草の部分はもうちょっとていねいに描いた方がいいんじゃないかな。


















溝芳夫(6期生)
アレックス・カッツの切り絵をお手本にしている、と自ら言っている。
僕はカッツの初期の絵が大好きなのだが、残念ながら切り絵は1,2点見たことがあるだけなのだ。なので、溝くんのこの作品がどのくらい影響を受けているのかよくわから
ないのだが、僕にはとても新鮮に見えた。


5/18高井戸A

2008年05月26日 12時25分00秒 | 課題作品
課題は「初夏」
題材も豊富でイメージも広がりやすかったのか、良い作品が多かった。
大盤振舞い7点をピックアップ!
今までいつも3点と決めていたが、これからは点数を制限しないで、良いものは、どんどん載せるようにする。と言っても、もちろん甘くすると言う意味ではない。
作品はいいのだけど前回載せたし・・・とか、個展のDMを載せたし・・・とか、最近やった仕事を載せたし・・・とか、そういう配慮は無しにする。
同じ人が何度も連続して載る事もあり得る。
で、載った人は必ずコメントを入れてもらいたい。その課題に取り組んだ時の感想やらなにやらを、長くても短くてもよいから必ず入れる事。これは掲載者の義務とするのでヨロシク!
こういうことによってこのブログ、ひいてはこの塾をより活気のある塾にしたいと思う。もちろん載らなかった人のコメントも歓迎!なるべく多くの人の参加をのぞむ。































櫻井乃梨子(3期生)
プロとしていい仕事にもめぐまれて活躍中の櫻井さんだが、意外や課題のピックアップは、初めて(装画の仕事やグループ展の紹介をした事はあったが)だった。
初夏というよりもう夏という感じ。明るくてさわやか。人物もどんどん描こう!





曽根愛(3期生)
曽根さんも意外やピックアップははじめて(装画の仕事や個展の案内はしたが)。
鹿児島名物シロクマアイス(九州では有名なそうだ)をシロクマが食べている、というおいしそうな涼しそうな絵。



































みずうちさとみ(3期生)
♪夏も近づく八十八夜・・・茶摘ですね。昨秋の個展以来「和」づいているみずうちさん。空の広さがいいなあ。前掛けの赤が画竜点睛。




















しあわせかなこ(4期生)
しゃーわせさんの絵は、ガラス絵と同じ技法だが、ガラスではなくアセテートフィルムを使っている。表から見た時の事を想定して裏から描くのでむつかしいのだ。
1年前、初めて見た時はアセテートに描いているせいか、なんだかピカピカして見えたのだが、今は違う。色の使い方が上手になったのかなあ。




















瀬知エリカ(4期生)
ひたすら「和」の世界を描き続ける瀬知さん。
今回は瀬知さんの故郷の祭り「博多山笠」。「東流れ」というグループなのだそうだ。
背中の東という字の青が効いている。
人物のプロポーションが全体的にちょっとスマート過ぎるかな?


































ナイスケイコ(4期生)
そういえばナイスさんも初めて(50人展の時には出たけれど)だ。
初夏らしいさわやかな女性像。
背景にワンポイントでもいいから、なにかちょっと入れてほしかった気もする。
ナイスさんも人物を描く場合スマートになりす過ぎないように。この女性くらいがぎりぎりかな。

















丹下京子(5期生)
一見、水丸調に見えなくもないが、ちゃんと見ればやはり丹下調。
こんなシンプルなものを描いてもきちっと自分らしさがでているのはさすが。

いやあ、まいったなあ・・・

2008年05月25日 01時41分09秒 | 展示情報(ギャラリー)
僕のパソコン操作の未熟さが原因で5/12の高井戸Bの宮沢瑞江さんの作品の画像と、5/22の展覧会のお知らせのDMの画像を、うっかり消去してしまった。
今の僕のレベルだと消した場所にもう1度画像を復活させる事はできない。
不細工なかっこうになるが、ここにその画像を入れる。いやあ、まいったなあ・・・。



































宮沢瑞江(6期生)