あの子が帰りました。 ・・・・
広場では、お兄ちゃんやお姉ちゃんの言うことを聞いていればよかったのだけど、
あたしは突然お姉ちゃんにさせられたの。
トイレの場所は教えてあげなくちゃいけないし、
あの子も使うから、私はご飯を食べたらすぐにうんちしないといけませんでした。
ゆっくりしていられなかったわ。
最初はオドオド、おとなしかったあの子は、だんだん生意気になって、
けんかもしちゃいました。
いつも、お母さんは、
「大きな子にはさっさと降参してしまいなさい」 と言うのに、
今回は、「お姉ちゃんなんだから、がんばれ。負けるな!」 だって・・・。
わけわかんなかったけれど、パンチされても、あたしはがんばったわ!
見かねたお母さんが、あの子にルールを教えてくれたけれど、
もう少し遅かったら、あたしたちは仲直りできなかったかもしれないわね。
あたしも、もう4歳になったしね、今回は許してあげる。
お母さんは、ご褒美に新しいお洋服を注文してくれたらしいけれど、
あたしは、高級おやつの方がよかったわ・・・。
勘違いもいいとこよね~
でも、あの子とお揃いを着るのもいいかなぁ・・・
な~んて、空っぽのハウスを見ながら思ったりもするの。
キャルちゃん、元気に遊んでいるかしら?