3月の明成高校、東北高校以来、本年度初、出前講座開催。
https://blog.goo.ne.jp/mimisuppomiyagi/e/7c7296f05a2310773ff58f144a24aa65
6月27日(木)仙台市図書館からの依頼で出前講座を実施。
仙台市図書館は
「市民(メディアテーク)」「広瀬」「宮城野」
「榴岡」「若林」「太白」「泉」の各図書館と
その他分室(9か所)やサービススポット(2か所)あり。
今回はこの中から67名が参加!
講座へ行く前に日本図書館協会「図書館における障害を理由とする
差別の解消の推進に関するガイドライン」を学習。
具体的には
「コミュニケーションを確保するため、手話、外国語、その他が
できる職員の配置、筆談・実物の提示・身振りサイン等による
合図・触覚による意思伝達等の方法の取得に努める。(一部省略)」
「障害ごとの特徴を知り、支援方法を習得する。」
これをみてこれまでの出前講座との基本的に大きな内容の変更は
ない。
しかし、3か月振りの出前講座だったのか緊張感ありあり。
時間が限られているためどこまで理解できるか気になりながら講話。
聴覚障害とは目に見えない障害、情報障害、コミュニケーション障害が
ある。
感音性難聴、伝音性難聴の聞こえ方の違い。
聞こえにくい人の聞こえ方は様々。
聞こえない、聞こえにくい人でも話せる人はいる。
感音性難聴に大声で話しかけるのは効果がない。
補聴器はつけてすぐ聞こえるものではい訓練が必要。
それでも補聴器は万能ではない。
など、おそらくこの講座を受ける前と受けた後の聴覚障害に関する
見方が大きく変わったと思う。
特に「年配の方に大声で話しかけても効果がなく無駄、やめたほうがいい」と
説明すると驚きの表情が見える。
本年度から改正障害者差別解消法が施行されても、あらゆる障害について
どこまで理解しているか気になったこともあった。
今回の出前講座を通じて感じたことはまだまだ理解が足りないと。
逆に考えると聴覚障害に関しては常に啓発しなければ理解が広まらない。
しかし、今回の出前講座で67名の職員さんが理解していただくことで、
今回、出席できなかった職員さんにも伝えて欲しいと思う。
さらに身近な人だったり、特に家族にも伝えていただければ、出前講座の
やる意義があるというもの。
手話については市民図書館、宮城野図書館の職員二人にお任せして帰路に
つく。
あらゆる障害者にもっとやさしい図書館になっていくものと思いながら、
自宅近くの図書館へ抜き打ち検査に行ってみようといぢわるなことを
考えてる・・・。
仙台市図書館の皆さん、覚悟して(笑)
松本
今日の旧みみサポみやぎ花壇。暑そう、水かけたくなった・・・。