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Avicii - Waiting For Love (日本語訳付き曲解説)

2023-07-25 10:10:30 | 日本語訳付きの曲解説
好きな洋楽の日本語訳(和訳)付き曲解説。


※他の日本語訳(和訳)付き曲解説記事はこちら。



今回紹介するのは、
スウェーデン出身の音楽プロデューサーで、
EDM界を代表するアーティストの一人である「Avicii」が、
世界的DJ/プロデューサーである「Martin Garrix]と共作した、
反戦ソング的な意味合いもある、
メロディアスで切なくてエモいEDMポップソングの「Waiting For Love」です。


なおMVがちょっと重いというか感動的な内容なので、
時間がある時&一人で見るのをお勧めします。



◆Avicii - Waiting For Love

Where there's a will, there's a way, kind of beautiful
(意志ある所に.道は開かれる,なんか美しいよね)
And every night has its day, so magical
(どんな夜であっても朝が来る,まるで魔法みたいだ)
And if there's love in this life there's no obstacle
(人生に愛さえあればどんな障害も乗り越えられる)
That can't be defeated
(打ち負かされたりなんてしない)

For every tyrant a tear for the vulnerable
(どんな暴君(独裁者)であっても弱い部分があり涙する事がある)
In every lost soul the bones of a miracle
(全ての失われた魂に奇跡を宿す骨格がある)
For every dreamer a dream we're unstoppable
(夢を追う全ての人の夢を止める事なんて出来やしない)
With something to believe in
(信じられる何かと共にあるなら)

Monday left me broken
(月曜日 僕は深手を負った)
Tuesday I was through with hoping
(火曜日 期待するのを止めた)
Wednesday my empty arms were open
(水曜日 空っぽになった両手を広げてみた)
Thursday waiting for love, waiting for love
(木曜日 愛を待ってみた,愛を待っていた)
Thank the stars it's Friday
(星に感謝するのは金曜日)
I'm burning like a fire gone wild on Saturday
(烈火の如く燃え上がる土曜日)
Guess I won't be coming to church on Sunday
(きっと日曜日は教会には行ったりせずに)
I'll be waiting for love, waiting for love
(僕は愛を待っているだろう,愛を待っている)
To come around
(巡り巡って来るのを)

We are one of a kind irreplaceable
(私達は誰もが特別な(替えの効かない)存在)
How did I get so blind and so cynical
(どうしてこんなに盲目になったり皮肉屋になっていたのだろう)
If there's love in this life we're unstoppable
(もし人生に愛があるなら私達は止められない)
No, we can't be defeated
(それどころか,私達が負ける事はない)

Monday left me broken
(月曜日 僕は深手を負った)
Tuesday I was through with hoping
(火曜日 期待するのを止めた)
Wednesday my empty arms were open
(水曜日 空っぽの両手を広げてみた)
Thursday waiting for love, waiting for love
(木曜日 愛を待った,愛を待っていた)
Thank the stars it's Friday
(星に感謝する金曜日)
I'm burning like a fire gone wild on Saturday
(烈火の如く燃え上がる土曜日)
Guess I won't be coming to church on Sunday
(きっと日曜日は教会には行ったりせずに)
I'll be waiting for love, waiting for love
(僕は愛を待っているだろう,愛を待っている)
To come around
(巡り巡って来るのを)









誰もが愛を待っている。
独裁者や暴君のように見える人でも
弱い部分があり泣く(泣いた)事がある。
誰もが世界に1人しか居ない特別な存在であり、
例えこの世から居なくなったとしても、
与えられた愛は生き続ける…魂や意思は受け継がれていく。
どんな辛い夜でも乗り越えれば朝がやってくるように、
愛を与えた人にはきっと愛が巡り巡って訪れる。
愛は強くて美しくて尊いものであり、
どんな事にも負けたりなんかしない。





少しメランコリックというか切ない感じもある、
メロディアスで切ないEDM楽曲ですが、
同時に力強さも感じるのが絶妙ですし、
メロディー自体ポップでキャッチーで耳に残るし、
シンプルに切なくてエモい良曲!


そしてMVがまた実にエモくて泣けるんだよね…
こういう動物系の感動系は反則やわ~w





ただ「Avicii 」はこの曲で
愛の「強さ」と「美しさ」と「尊さ」を世界中の人に説いて、
多くの人に愛の重要性を伝えたのに、
皮肉な事には本人には愛が訪れなかったのか、
公には発表されていないとはいえ、
家族や知人の話から推測するには「自殺」という形で
28歳という若さでこの世を去ってるんだよね…



「Avicii」は18歳でデビューして、
瞬く間に大成功を収めて世界中で人気になったのですが、
成功した事で生活と人間関係が一変してしまい
精神的な事からアルコールに溺れて、
21歳で急性膵炎を患い胆嚢と虫垂を切除してるのもあり、
2016年には健康上の不安から今後はツアー活動を行わない事を表明して、
一時は健康的にも精神的にも落ちついたように見えたんですけどね…


アーティスト名の「Avicii」は
サンスクリット語で「無間地獄」を意味する「avīci」から取られていますし、
彼にとっては生き続ける事が地獄のように感じて絶望したのか、
衝動的で突発的なものなのか理由は分からないものの、
結果的に「Avicii」はこの世から居なくなりましたが、
歌詞のようにこの曲に託した「想い」は
永遠に多くの人の中で生き続ける&受け継がれているというのが、
何とも言えないわ…




改めてどうか安らかに。

R.I.P.

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