ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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2024年の春アニメ(4月開始アニメ)で最後まで見た&見続けている作品の雑感/感想

2024-07-06 09:06:35 | アニメやマンガ関連の話
2024年の春アニメ(4月開始アニメ)で最後までしっかり見た作品と
前期から続けて見ていた作品と
まだ終わっていないけど見続けている作品の雑感/感想。



◆ガールズバンドクライ
いろいろと拗らせているメンバーによる
拗らせ青春バンドアニメ作品。
以前に今作に付いて取り上げたように
設定に合わせた音楽のクオリティが凄く高かったので、
個人的に期待していた作品だったのですが、
社会にある多くの都合の良い解釈や偽善に対して、
全力で理想と正義を振りかざすという、
主人公の「仁菜」の正論モンスターで真っすぐで不器用な感じと、
絶妙な拗らせ具合や面倒くさい感じが
とにかく青臭くて熱くてエモくて最高だったし、
内容も青臭さと共に深みがあって良かったし、
音楽のレベルも高いわで実に良かった!
自傷的自己愛に溢れた主人公の「仁菜」が
大人的な立ち振る舞いをする「桃香」に
真っすぐで嘘の無い気持ちを不器用にぶつける様は
見ていて痺れるというか刺さるものがあり、
本音でぶつかりあったからこそ仲間との絆が深まって行く様や
厳しい現実に屈することなく
理想を掲げて苦しみもがきながらも向かって行く姿は
王道のジャンプ作品ばりの熱さがあって良かったし、
バンド物が持つキラキラした部分や面白さを描きつつも
バンドやる時の苦労や難しさもしっかり描いていたし、
仁菜が苛められていた同級生を救ったら
自分に矛先が変わって苛められることになった話や、
先生や父親が自分を苛めていた女子と内々で和解させようとする話、
最終回の「価値は実力では無くて情報量の多さで決まる」論筆頭に、
社会や業界の闇の部分にも多く触れていたように
内容に深み&毒がありましたし、
現実的にこれから成功する可能性は極めて低い中で、
最後まで自分達に誇りを持って理想を追い求めて
進んで行く決意をしたのも今作らしくて良かったよねー!
この綺麗に終わらない感じや
問題提起の仕方は実に花田十輝さんらしいw
声優さんは実際のバンドメンバーが担当しているという事もあり
演技は素人感半端なかったとはいえ、
主人公の仁菜は良い意味で上手くない感じが
キャラに合っていて絶妙で良かったし、
気にならないといったら嘘になりますが
後半に進むにつれて上手くなっていった&慣れて来たし、
何よりもこの作品のキーとなる音楽が実に素晴らしく、
これまでも見せ場として音楽を使っている作品は多くありましたが、
個人的には過去最高クラスに音楽に説得力があって良かった!
ロックが持つ初期衝動や反骨精神に溢れている!
若くないと出せない感じとヒリヒリ感と刹那主義な感じがあって、
どこにもぶつけていいか分からない感情を音楽に全て込めてる感じや
中二病感ある歌詞といい、
緊張感と切迫感あってギラギラしていて眩くてエモい!
それでいて演奏やアレンジはかなり凝っているし、
2000年以降の日本のロックの一つの集大成と言ってもいいレベルかと。GJ!
あとギター弾いている方は楽しめる要素多めの
BGMやSEの拘りも良い感じでしたし、
出てくる大人達の中にもちゃんと良い人が居たのも良かったし、
シリーズ構成&脚本を務めたのが
ラブライブを手掛けた「花田十輝」さんという事もあり、
ラブライブ好きでロックが好きな人にも受けると思う。
ただ惜しむらくは最後の曲だけトゲトゲらしくない曲で、
ちょっと肩透かし喰らった感あったかな…
でも毎回楽しく見れたし良い「痛さ」がある作品で凄く良かった!
個人的には今期で一番印象に残った作品でした。GJ!
なお曲で言うと作品見てから聞くと尚更歌詞が痛くて切ない
「理想的パラドクスとは」が特に好きです。

ディレイを掛けた幻想的なギターにフックのある演奏、
中二感溢れる痛くて切ない歌詞などなど全てがエモくて最高!
MV見て貰えば分かるように「自殺」をテーマにして書かれている曲で
作品見た人は分かるように一歩間違えていたら
「仁菜」もこうなっていた可能性がある境遇だったのもあり
説得力が半端無いですし、
サビの悲痛な叫びも痛くて切なくて良いですが、
特にラスサビの「きっと善良な大人達は問題をすぐに消してしまう」という歌詞が
問題(子供の自殺)に対して真正面から向かい合おうとしない社会に向けての
悲痛な気持ちと皮肉に満ちていて好きです。



◆狼と香辛料
再放送かと思ったら新作でビックリしたんですが、
キャラ中心に作画が綺麗になっていますし、
内容も原作と大きく変わらない感じで
見ていてしっかり面白いですし、
声優さんが旧作と同じキャストという事で、
みんな円熟味が増していて実に素晴らしい!
作画で見せるというより内容で見せる作品なだけに、
声優さんの芝居が面白いというのは実に大きいよねー!
小清水亜美さんの絶妙な芝居も最高ですが、
特に中原麻衣さんは最近ではあまり演じないであろう、
幼さの残るキャラなんですが
見事なまでに可愛く魅力的に演じていて超素晴らしかった!
中原麻衣さんの芝居はやっぱり最高やわ~!GJ!
これから新キャラクターも出てくる事ですし、
安心して最後まで楽しく見られそう!好き!



◆ダンジョン飯
これから更に面白くなりそうという所で
終わってしまったのは残念でしたが、
最後まで作画は綺麗でしたし
ここ最近の作品では稀有なくらい
オリジナリティーに溢れていたし
構成や演出なんかも凝っていたしで
作品としてはかなり良かった!
タイトル通り「ダンジョン飯」を軸にしながらも、
生物学的な部分にも触れたりと
ストーリーに厚みと奥行きがあったし、
独特の世界観や設定も拘りあって良かったし、
キャラはみんな個性的で魅力的で、
声優さんは皆さん好演していて良い感じだったしで
毎回楽しみに見られました。良作!
原作未読なのもあり続編期待してる!



◆怪獣8号
放送前は原作ファンからキャラデザ筆頭に
色々と批判的な意見が聞かれていましたが、
始まってみれば評判良かったように、
作画は綺麗でバトルシーン筆頭に迫力あったし、
内容も個性的で面白いわで中々に良かった!
主人公のカフカ筆頭に、
個性的且つ魅力的なキャラが多く、
カフカの解体屋経験を活かしてるストーリーも良かったですし、
内容も設定も個性的且つ特殊で面白いだけに、
今から二期が楽しみ!良作!



◆ザ・ファブル
基本的に原作通りの内容ですし、
作画以外は過不足を感じさせない仕上がりでよいよい!
声優さんは魅力的な芝居を出来る人多いという事で、
皆さん良い味出しているというか、
楽しく魅力的に演じていますが、
特に津田健次郎さんの芝居最高だった!
しっかり怖いし嫌らしい!
こういう役演じさせたら最高に上手いし魅力的やわ~!GJ!
あと梅田サイファーのED曲が
相変わらずラップが最高に上手くてドープですし、
良い感じにアングラ臭あってコアで好きです。





◆ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
雰囲気が温かい事もあり見ていて癒されるし、
出てくるキャラがみんな可愛くて、
紙芝居感あるけど画は綺麗で
適度なエロ要素もあったしで、
中々に良かったー!
声優さんは皆さん好演していて、
特に大西沙織さんと小倉唯ちゃんの芝居最高だった!
ちょっとした台詞でも言い方や表現の仕方が一つ一つ違ったように、
演技の引き出しが多かったですし、
遊び要素も存分にあって魅力的な面白い芝居!
2人ともキャラの魅力を倍増させていたかと!GJ!
メインの2人は経験が浅いのもあり
感情表現筆頭に演技の引きだしが少ないのは気になりましたが、
キャラに見事に合っていて良かったし好演していたと思う!GJ!



◆Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ
基本的にはハーレム&チートもの作品とはいえ、
人間だからとか魔族だからとかいう
種族で決めつけるのは良くない事であり、
無駄な争いを生むだけという事を伝えたりと、
思いのほか内容に深みもあったし、
キャラは魅力的なキャラが多くて個性が立っていて、
変わっていく&成長していく過程もしっかり描けていたし、
作画はしっかり綺麗で良かったし、
声優さんが釘宮さんに田村ゆかりさんの堀江由衣さんと
10年以上前のメインキャスト務めていたような人ばかりなように、
演技は安定感あって上手いし
芝居は遊び要素もあったりで魅力的だしで最高に良かった!
特に釘宮理恵さんが最高で
ツンデレをやらせたらやっぱり至高だなと。GJ!
あとメインの2人が「シャナ&ゼロの使い魔」コンビの2人というのも、
声優好きには楽しめたし良かったw



◆ゆるキャン△
3シーズン目。
制作会社が変わったけど違和感無し。
ロケハンしっかりやったんだろうな感半端無かったように、
背景(風景)の作画は超綺麗だし
CGの使い方なんかも巧いし、
構図や見せ方もフックだらけで実に素晴らしい!
むしろパワーアップした感すらある!
ただ以前より紙芝居感あるのは否めないし
序盤はキャンプ&観光促進アニメ感半端無かったけどなw
でも第7話の回想キャンプは実に斬新でセンスありまくりで最高だったし、
いつも通り内容自体はタイトルに偽り無しな感じで
良い感じの緩さで寝る前に見るにはピッタリでしたし、
声優さんの芝居は相変わらず魅力的で
この作品独特の雰囲気もやっぱり素晴らしいわで
最後まで安定して良かった!良作!



◆忘却バッテリー
「要圭」のキャラの感じが独特なのもあり、
一歩間違えれば破綻しそうな感じの
バランスを取るのが難しそうな作品なんですが、
単純にギャグパートはギャグアニメとして面白いし
シリアス部分も丁且つ巧く描かれていたように、
ギャグとシリアス要素とのバランス感が絶妙だったし、
多くのスポーツ作品が成功者を描くのに対して、
天才に打ちのめされた人を描いてるのも良かったし、
最終回では記憶喪失になった原因的に
天才側の苦悩も描いていたように、
内容にしっかり深みもあって良かった!
野球シーンは作画気合入りまくりでしたし、
演出が巧くて見応えあったのも良かった!
声優さんは宮野真守さんやりたい放題&凄い!
あれは宮野さんにしか出来ないわ~GJ!
この人はキャラを自分の物にしてしまう能力ぱないし、
高い演技力と個性的で自由で面白い芝居は嵌ると最高!
あと藤堂の妹役の井上ほの花ちゃんの芝居良かった!



◆アストロノオト
木造アパート・あすトろ荘の大家である「ミラ」と
住み込み料理人「拓己」を軸にしたSFラブコメディ作品。
ただの大家さんを軸にしたラブコメ物かと思えば
大家さんが宇宙人という事で
SF要素があったので良いフックになっていましたし、
窪之内英策さんが原案を担当したキャラデザは
出てくるキャラは同じ作品とは思えないくらい
特徴的で個性的で魅力的で各キャラ個性が際立っていて、
最近の作品では見ないくらい個性(特徴)があって、
作画も綺麗でアニメーションのクオリティーも高かったのですが、
肝心のストーリーは落ち着く所に落ち着いた感あって
驚きがなかったのは残念だし、
所々で昭和の雰囲気や古いノリが
良い方にも出れば悪い方にも出る時もあったりで、
ギャグかとシリアスまでのバランス感が微妙というか
センスに古臭さを感じたかな…
声優さんは個性的且つ魅力的な芝居をしている人が多くて良かったし、
キャラも個性的で魅力的だったとはいえ、
特別な突き抜ける何かは残念ながら無かったかな…
悪くなかったけど特別良くも無かった印象というか惜しさが残るわ…



◆終末トレインどこへいく?
頭がおかしい方の水島監督の新作。
設定が細部まで良い意味で狂っていて
ぶっちゃけ拭う事が出来ない気持ち悪さはありましたが、
作画や演出に音などなど細部まで拘りが凄かったし、
内容も設定もかなり独特で新鮮さもあって良かったんですが、
突っ込み所が多くあったし、
中身があるようであまり無いですし、
予想通りとはいえ期待値を越える事無く終わったかなとw
いつもの事ですが水島務さん作品は、
良い部分も多くあるのになんか惜しいって感じで終わるわw
あとメイン所の声優さんが力不足というか、
特に良くも悪くもなかったというか魅力に欠けたのも惜しく感じたし、
全体的に設定を巧く活かしきれていない感あったかな…惜作。

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