ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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Uru「アンビバレント」

2024-05-10 20:00:00 | 邦楽ネタ
3月に終わったアニメ作品で特にお気に入りだった 
「薬屋のひとりごと」の第2クールのオープニング曲の
Uruさんの「アンビバレント」という曲があるのですが、
アニメを知らない人にも素敵に感じる様な魅力的な曲であるのに加え、
アニメを見た人には更に魅力的に聞こえるよう曲になっているんだよねー!

◆【Official】Uru 「アンビバレント」 TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2クールOPテーマ



◆【MAD/AMV】『 薬屋のひとりごと 』OP「アンビバレント」/ Uru歌詞付き


作品のネタバレになるので詳しくは書けないので大まかに書くと、
作品の登場人物である「壬氏(ジンシ)」目線で、
「猫猫(マオマオ)」という女性に対しての気持ちを
俯瞰的な視点で真っすぐ切なく歌っているのですが、
細やかな心理描写(心象描写)が抜群で、
自分の境遇を達観したかのように受け入れて
毎日自分を偽って生きている「宦官」の「壬氏(ジンシ)」からしたら、
自分の現状や生い立ちを悲観することなく受け入れて
猫のように自由気儘に自分を偽らずに強く真っ直ぐ生きる
碧い瞳の色をした「女官」の「猫猫(マオマオ)」が興味深く見えて、
最初は変で面白い存在という風にしか見ていなかったのに、
「猫猫(マオマオ)」と接していくに内に
どんどん惹かれていく存在になっていく様を
情緒豊かに描いているのですが、
歌詞に「碧い(君の)その瞳に僕は映らない」とあるように、
「猫猫(マオマオ)」は自分の事を恋愛対象と見ていない…
…というか立場的には付き合ことが出来る関係では無いと
頭で理解して初めから除外して冷静に見ている感じがあるし、
「壬氏(ジンシ)」的にも惹かれているとはいえ、
最終的にそういう関係にはなれないと理解している節があるので、
伝えること無く終わるであろう気持ちを歌っているんだよね…
好きだけど好きにはなれないし好きになってもらっても応える事は出来ない…
曲のタイトル通り正に「アンビバレント」だし切ないわ…
ドラマティックで切なくて痛くて悲しくも気高くてエモい!



昔は有名アーティストが手掛けるアニメタイアップ曲は
アーティスト側は担当作品をあまり掘り下げずに作っていたのもあり、
アニメ制作側が曲に合わせて映像を作るような感じがほとんどでしたが、
(最近だと「怪獣8号」のOP&EDなどはアニメ側が曲に寄せているかと)
ここ数年はアニメ作品にアーティスト側が寄せてくれる事が増えて来ていて、
タイアップアーティスト側が担当する作品をしっかり掘り下げて
歌詞も曲調も作品に合わせてしっかり作ってくれている感があり、
特に最近だとYOSOBIが担当した「推しの子」のOP曲の「アイドル」
King Gnuが担当した「呪術廻戦」のOP曲の「SPECIALZ」
Official髭男dismが担当した「SPY×FAMILY」の「ミックスナッツ」なんかは、
お互いクリエイターとして影響&刺激し合っている感があるし、
映像作る側が曲の雰囲気や歌詞に合わせて作れば
作品の良さや魅力を表現してくれるという
一つの理想の形だと思いますが、
更にどの曲もアニメの主題歌と知らずに曲だけ聞いても
しっかり魅力的で良い曲になっているのが凄いよねー!
Uruさんの「アンビバレント」も上記した曲に並ぶくらいの
作品を知らない人にもストーリーが感じられる
エモい歌詞で完成度が高い魅力的な曲であると同時に、
作品を知っていると更に興味深く聞けて魅力的に聞けるという、
実に素晴らしい曲だと思う。GJ!





PS
日本の楽曲を対象に日本を除く世界200以上の国々における
主要デジタル・プラットフォームの定額課金型(サブスクリプション)と
広告支援型の公式ストリーミング、
ダウンロードにそれぞれ比重をつけて算出しランク付けしたチャートである
「Billboard Global Japan Songs excl」の上位の半分くらいがアニメタイアップのように
これから更に世界的に売れたい日本のアーティストはアニメのタイアップをやるでしょうね…
その「Billboard Global Japan Songs excl」で
ずっと1位のCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」は
全世界のアーティスト対象の「Billboard Global 200」でも最高位8位まで行ったように、
世界で売れるアニメのタイアップすればマジで1位も夢ではないのかもな…
なお他に「Billboard Global 200」でトップ10入りしたのは
LiSAの「炎」(2020 8位)、YOASOBIの「アイドル」(2023 7位)と
こちらもアニメタイアップ曲だったりします。

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」 × TV Anime「マッシュル-MASHLE-」 Collaboration Music Video #BBBBダンス


[Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」 × TV Anime「マッシュル-MASHLE-」Collaboration Music Vide]とあるように、
「マッシュル-MASHL」のキャラを使った「Creepy Nuts」のMVのようなナイスコラボ映像!
こういう形の成功例が出て来ると
アニメ作品にアーティスト側が寄せてくれる事は減るかもな…




PSのPS
なお日本のメディアが〇〇が日本のBillboardチャートで1位になったと声高に言ってますが、
全ての音楽を対象にした「総合チャート」じゃない事が多いです。
「ビルボード(〇〇ランキング)1位」の「〇〇ランキング」の所をしっかり調べた方がいいかと。
先日も日本のバンドが「全英チャートで8位」という記事がありましたが
実際は「全英シングルフィジカルチャート」というニッチなチャートだったように、
メディアは都合の悪い部分を隠して
都合の良い部分を強調して伝える事なんか息を吐くようにやります。
何故ならそっちの方が話題になるし情報の価値が上がってお金になるから。
それこそ大谷さんはアメリカでは誰でも知っているレベルの全米のスターではなくて
あくまでもメジャーリーグ界中心にスポーツ界のスターなのに、
日本ではあたかも全米では誰もが知っている
大スターのような扱いをして騒ぎ立てているように、
(水原通訳の一件で初めて存在を知った人も多く居たようです)
嘘は言ってないけど知られたらマイナスになる部分は隠すとか
言葉を少なくして具体的(大事)な説明はしないとか
完全にトランプのやり口と同じですし、
(※トランプはそれに加え多くの嘘も入れてましたが…)
ある意味フェイクニュースよりも悪質で嫌らしいかも。

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