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浅田次郎「おもかげ」

2018年10月01日 | あ行の作家

 

毎日新聞出版
2017年12月 発行
377頁

 

「地下鉄(メトロ)に乗って」で浅田さんの地下鉄愛を知りました
本作も地下鉄が重要な役割を担っています

 

商社マンとして定年を迎えた竹脇正一
送別会の帰り、地下鉄車内で倒れ病院に運ばれます
妻や娘婿、幼馴染らの思いをよそに意識不明のまま集中治療室に横たわる竹脇は時空を超えた不思議な体験をしていました

美しい老女、マダム・ネージュに連れられて行ったクリスマスディナー
夏の日盛りの入江で会った静
隣りのベッドに眠る老人の誘いで外出した時に聞かされた戦後を生き抜いてきた話
そして最後に全ての不思議な体験が繋がる終戦から6年後の地下鉄銀座線車内

集中治療室にいながら出会った大切な人のおもかげが正一の生きる希望の種となるのです

 

新聞の連載小説とのことで、いくらか諄い部分はありましたが一人の男の再生を描いた濃い物語にじ~んときました

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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予約待ち (Todo23)
2018-10-02 16:42:56
『おもかげ』良かったみたいですね。
私の場合、3月に図書館に予約を入れてはや半年。あと6人待ちです。
ま、今年いっぱいには読めるかな~。
返信する
Todo23さん (こに)
2018-10-03 08:13:53
コメントありがとうございます。
厳しい評価もあるようですが私は好みでした♪
早く読めると良いですね^^
返信する

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