ちくまプリマー新書
2008年2月 初版第1刷発行
191頁
読み上手、書き上手になる方法が基礎編、応用編、実践編と段階を踏んでわかりやすく丁寧に説明されています
小学校、中学校時代に本書のような手引書があれば読書感想文が大好きになっていたかもしれません
人生の様々な局面で読み書きの能力は重視されます
本書で、その能力を鍛えるコツを学ぶことは出来ますが、実践しなければ何にもなりません
「書く」前に、大切なのは「読む」こと
中身をきちんと理解していることが「読む」であり
「この本のどこが面白かったか」
「読みどころはどこか」
「著者が言いたいことは何か」
「読んだあなた自身がそこから何を連想したか」
「学んだことは何か」
「この本で引用したい箇所はどこか」
に答えられないようでは頁の最初から最後まで「見た」だけであり読んだことにはならないのです
これらの答えの精度を高めて相手にもわかるようにまとめられれば「書く」ことが出来たことになります
社会に出て年数の経っている大人でも、まだトレーニングの余地はあると思いますが、頭が柔らかくたくさんの情報が吸収できる高校生~大学生にお薦めしたい一冊です
今の努力により後々楽が出来るのは自分です
多分、今の努力を惜しまない人は、後々も勤勉で努力を続けるのでしょうけどネ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます