月と花と緑と私

泣いても笑っても同じ一日。

覚え書き

2012-12-11 16:41:32 | 読書日記

北海道で 節電目標7%期間が始まりました。


旦那に自家発電で頑張ってもらっても、暖かくなるのは旦那一人だし

なにより もったいないし なんのこっちゃ おほほほ


さて、 我が家の節電、早く寝る事ぐらいしか 思い浮かばない。

でもね、そんなに早く寝ると ダーリン痩せちゃう????おほほほほ





ところで 時間を見つけてまた図書館通いを始めました。 

覚え書きです。 面倒なので 印象に残ったことだけ 書きます。



「天国旅行」 三浦しおん

心中がテーマだけど、だからこその「生と愛」の物語。短編集。


私は一番最初の森の奥が良かった。

富士の裾野に広がる森 樹海で自殺を失敗した中年男、

ソレを助けた(見つけた?)自殺願望の若い男の奇妙なやりとり。

生きると言うことは、滑稽で無様で でも…夜が明けると朝は来る。



「小さいおうち」 中島京子

第143回直木賞受賞作 

タキお婆ちゃんが胸に秘めた思いをつづるノート。

昭和初期、女中奉公と言う言葉がまだ生きていた時代。

尋常小学校を卒業して上京。平井家の女中として、

昭和モダン、東京モダンと言われる空気の中で 生きた日々が色鮮やかに描かれています。

良質な映画を見ている感覚で読めました。 オススメ



「硝子の葦」 桜木紫乃


生き残った人間は、自分を直視する事を強いられて頭を抱える。

上手く悲しめない女と意識を失ったままの男。

自分の置かれてた状況に脚色しながら生きてきた女。

暴力で自分のプライドを保とうとする男。

ずる賢くなっていく子供。

絡まった糸を解こうとして、自分の偽善を見つけてしまう男。


ココロの奥に潜む、醜くて綺麗で、でも人間臭い日常がサスペンス風に書かれている作品。

北海道厚岸が舞台です。



「夏目家順路」 朝倉かすみ


【夏目清茂、74歳本日脳梗塞のためめでたく昇天いたしました。】

印象的な本帯の文に惹かれ借りました。

ドコにでもいる、一人の男が死ぬ。

葬儀の準備をする子供達。そして「普通」の人間模様。

普遍的だからこそ、ドラマになるんだなぁって思わせる作品。



まぁ、こんなトコかな、

今はね

湊かなえの「境遇」読んでる。

まだ3分の1くらいかな。 読み終わったらきっと また どよ~んってなるね。


せめてね、気持ちだけでも痩せないとね おほほ


最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは^^ ()
2012-12-11 22:14:47
時間を見つけてまた図書館通い・・・
読書家 シマリスさん^^

私はシマリスさんの覚書を読むだけでいい。
本もマンガも ぜーんぜん読む気持ちにならなくて・・
たくさん読んでね^^

節電目標7%期間があるんだね。
知らなかった・・
こちらは 特に何もなくて。
でも気をつけようと思っています。
電気代も高いしね・・

返信する
おはようございます (ポテト)
2012-12-12 09:42:00
読書の冬ですね
ちいさいおうち 昭和大正のカンジがよかったです
奥様と青年との逢瀬がせつなくて‥
なんでも映像になるそうですね
読後感がよかったので
映像になるのが残念な気もします

三浦しおんが男なのか女なのか知っていましたか?
先日随筆を読むまで どっちだべ?でした
返信する
やっぱり読・書・家・・・ (「むにゅむにゅむにゅ・・」)
2012-12-12 23:22:20
読書家って尊敬します。“覚書”とはこれまたGOODなネーミングですよ。契約書かと思いました。会社も10日から冬期節電が始まりました。色々と工夫中です。ダーリンとラブラブ節電で協力頼んます(^.^)(^.^)(笑)
返信する
花ちゃん (シマリス)
2012-12-13 09:55:20
私はどちらかと言うと 活字中毒なのかもしれない

字を目で追っていると安心出来ると言う特殊な?人です。
少しアタマ良くなった気がするんだよね(笑)
スグ忘れるけどさぁ
だからこその「覚え書き」 おほほ

北海道は夏より冬の方が電力需要が多い。
だから前年比7%の節電なんだけど、なかなか…ね
越冬ハウスは親株が入っているから 節電する訳にもいかず、ストーブは消せないし、
電灯をまめに消すくらいしか 出来ない。
全部LEDに出来ればいいんだけど、先立つものがナイから
少しずつ…ね
返信する
ポテトさん (シマリス)
2012-12-13 10:05:40
ポテトさんも ちいさいおうち 読んだんですね
あの「空気感」が良かったですよね。
そうそう、映画になるんですってねぇ…
残念なような、楽しみなような
大事に作って欲しい

三浦しおんさん…男か女か 意識してませんでした
名前の感じで 女性?かって。これから調べて見ようっと
返信する
むにゅさん (シマリス)
2012-12-13 10:13:52
覚え書き…
私、図書館でタイトルと本帯読んで、ビビッって(古っ!)って来たのを 借りてきます。

でね、…夏はほとんど読めないので、冬だけなんですが それまでに 忘れちゃうんです タイトルも本帯の文面も。
借りてきて、読み始めると…あれ~??コレ読んだことある本だとなる。
それが、毎年の事で(笑)だからこその 「覚え書き」です。
返信する
文章が上手 (oldオードリー)
2012-12-13 23:56:45
いつも、感心するわ
ちゃんと、エッチおちが、あるし・・・。

本の紹介も上手
文才があるから羨ましいわ。
返信する
オードリーさん (シマリス)
2012-12-14 14:25:00
文才なんて トンデモゴザイマセン
私が本の紹介を書くときは、その本文に出てくる
印象的な 言葉、出来事を ほぼ原文のママ切り取って(少しだけアレンジもするけど
書いてます。おほほほ

学生時代から、読書感想文は コノ方式でして
お恥ずかしい~
返信する
開始早々の (金魚主)
2012-12-14 18:35:48
下ネタ。
あまりにありがたく、北に向かって拝んでしまいました。

>時間を見つけてまた図書館通いを始めました

さすがは北海道、
図書館にエロ本あるんだ、と素で思ったのですが、
ちゃんとした小説「も」借りていらっしゃるんですね^^
返信する
金ちゃん (シマリス)
2012-12-16 21:41:38
エロは文学の基本です
私が借りる本は エロスの匂いぷんぷん(!?)
文学は奥が深いのよ 

金ちゃん ネットサーフィンもいいけど 読書もね おほほほ
返信する

コメントを投稿