前日、愛知、岐阜内で見どころを検索していた時に馬籠宿を知った。 当日は雲一つない青空。朝になって慌てて交通手段
を調べた。
岐阜県中津川駅まで行き、駅から出る北恵那交通バスに乗り換え馬籠宿下車という段取り。 急ぎ、稲沢駅まで自転車を
とばし駐輪場に止め、駅で中津川駅までの料金を見てビックリ・・なんと片道=1,660円。
少し迷いましたが思い切りも大事?名古屋駅で中央本線に乗り換え、前回お世話になったIさんが住む多治見市を通り
約1時間40分程で終点の中津川駅に着いた。
JR中津川駅
駅前に停車していたバスの運転手に聞いたら
馬籠宿行きとの事でタイミングも良かった。
但し・・馬籠宿までのバス料金は 560円也
高いですね・・
坂の宿場町・・馬籠宿
帰宅後に調べてみると・・
中山道六十九次のうち木曽路には十一の宿場がおかれていて、馬籠宿は板橋から数えて四十三番目。江戸(東京)からの
距離は約八十三里(約333km)とある。
かつては長野県木曽郡山口村に属したが、2005年(平成17年)2月の山口村の越県合併により岐阜県中津川市に編入
された。1895年(明治28年)と1915年(大正4年)の火災により、古い町並みは石畳と枡形以外はすべて消失したが、
その後復元され現在の姿となった。 石畳の敷かれた坂に沿う宿場で、馬籠峠を越えた信州側の妻籠宿(長野県木曽郡)
とともに人気があり、多くの観光客が訪れる。(Wi-kiより)
バスを降りて宿場の入り口に来るといきなりの急斜面で石畳が続きます。 観光客は多くはなかったが時折すれ違う人たち
の話し声は中国語、韓国語なども聞こえた。
馬籠宿の観光案内所で手書きの「中山道自然歩道ごあんない」をもらい、ぜいぜい言いながら、まず立ち寄るのは
「馬籠宿 展望台」。ここは正面から恵那山を望むことのできる場所。
ルートマップを見ると、馬籠宿は標高
600m、 ここから標高801mの
馬籠峠まで約3,3kmなので行きたい
と思ったが分からなかったので地元の
方と思われるご老人に 尋ねた。
少しガッカリ・・
教えられたとおりに展望台から下の車道に降り途中から自然歩道を歩いて峠を目指したが、途中にある案内板は妻籠宿
まで後〇〇km、馬籠宿まで〇〇kmの表示ばかりで峠の案内が無い。 おまけに峠方向に歩いていると思われる人は他に
いないので少し弱気になり途中で引き返そうかと思いながら後30分くらいで着かない場合は引き返す覚悟で歩いた。
引き返そうかと思った理由はもう一つある。
自然歩道を歩いていると要所要所に設置されている
「熊出没注意」の表示と「熊ベル」。
熊ベルは鳴らしてみるとカンカンとよく響いた。
この時期に出くわす事は無いと思いながらも用心?の為、途中で石ころを2~3個拾って持ち歩いた。 歩けども歩けども
山の中、馬籠峠の頂上にはなかなか辿り着かない。と思っていたら集落が現われた。ルートマップを見ると「峠の集落」
と呼ばれる場所だ。 峠の集落を過ぎ、車道に出てしばらく歩いていたら、ようやく馬籠峠の頂上にたどり着いた。
想像したのと違い少しガッカリ・・。峠から向こう側の山々(出来れば冠雪の山々)が見えるだろうと思ったがほぼ
それは叶わず。 標高は801m、馬籠宿との高低差は200m、距離にして3,3km程だが、普段の運動不足がたたり足の
疲労感が強い。
馬籠宿-妻籠宿間の中山道ルートが約8.5km、時間にして3時間程らしく、峠から妻籠宿までは距離にして後5,2km、
所要時間にして1.5~2時間くらいのようだが、そもそもここに来るまで妻籠宿を知らなかったのと、時間的に無理が
あるので諦めた。
峠で見つけた県境の表示
せめて2~3時間ほど早く出かけておれば妻籠宿までの景色を楽しみながら廻れたかも知れない。
それもこれも行き当たりばったり的な行動をした事による結果なので反省点ではある。
久しぶりに15000歩超え
2017-01-26
中津川駅に着く前に車窓から雪で真っ白な山が見えたので展望台付近で会ったご老人に聞いたら・・・
あれは白山・・右手には御嶽山があって・・と説明してくれたが、馬籠宿の展望台付近からはどちらの山も見えなかった。
山の尾根伝いに開かれているようで、馬籠宿は坂道から始まる
文豪・島崎藤村の記念館がありましたが、入場料が550円・・諦めた。
幕末から明治初期までの動乱期を描いた彼の代表作「夜明け前」は、この宿場町が舞台となっているらしい。