急成長している上海。
光と影もあるでしょう。
日本は守られ、恵まれているというのも実感。
ビザなしでパスポート一枚あれば、どこへでも海外へ行ける国はそうない。
中国の赤ちゃんを持つお母さん達は、1歳になるまで子どもに飲ませるために日本製のミルクを必死で手に入れるらしい。
今、日本は放射能の汚染など叫ばれているけれど、国民を守ってくれる安全な国と実感する。
ありがたいことです。
そう思うと、いろんなことに神経質になりすぎるのは「もったいないな」と一方で感じる。
守りに入り、不安に感じて外に何かしらの保障をもとめていくことよりも、今内にある当たり前のことを見直して、まずは感謝したい。
そして、何が安心できるものか自分の心で判断できるように、すっきり澄み渡るように明らかになればいい。
日本、上海、アジア、、、世界中の人が笑って暮らせる安心できる世界になればいいな。
ちょうど旅行先に、船井 幸雄さん著書の『人間塾』をもっていき飛行機の中で読んでました。
船井さんがいうには、資本主義も共産主義も、同じようだと。
それはどういうことかというと、資本主義は一部の人間が利益をとっていき、わが身だけがよければいいという考え方。
共産主義は、みんな平等という信念ではあるけれど、だれかがやってくれるから手をぬいてもいいというようなある意味わが身だけの利己主義で同じようなことだと。
本当にこれから世界が追求しなくてはいけないのは、単純に自分も周りの人も幸せになれる方法だと思う。
今までは、人を蹴落としてでも自分さえ良ければよい、自分のところさえよければいいといった考え方でも、それなりに成功してきたけれど、
今は自分だけではなく、周り人々を幸せになる方法でなければ、社会で成功できないようになってきている。
その法則に、色んな企業や会社の経営者が気づきだしている。
国もそう。国民がどうなってもよいといった国家はいずれ滅びていく。
利益だけではなくって、そこに生きる国民や環境を大事にし、幸せにしていく国こそ栄えていく。
それに気づかせるような事件や事故が世界中で起こっている。
そのことに、人それぞれ、そして国ごと気づいていかなくっちゃって思う。
ただ単純に、自分も周りの人たちも大切にする。
嬉しかったことは、滞在中ずっとお世話になった上海出身の通訳さん(ガイドさん)が、
「この仕事は体力的にはきついし、5年前と比べたら給料はとっても安くなった。
でも、この仕事で会う日本人、みんな優しい、いい人。この仕事をやっていてわたしはとっても楽しいし大好き。
お金じゃない。楽しいからやっている。これからもやっていきたい」
と率直にいってくれたこと。
そういう気持ちで迎え入れてもらっている日本人として嬉しかったこと、そういう気持ちの方にお世話をしていただけたことが本当にありがたいと思った。
歴史的な事柄や勝手な思い込みや偏見で、人を判断するのはやっぱり間違っているなって改めて気づかされた。
魂で判断されるべき。
魂は人種超えてぜったいつながっている。
お世話になった上海の人たちに感謝します。
上海の人たちが幸せに、日本のみんなが幸せに、世界中の人が笑顔で暮らせますように。。。