恋せよ乙女～継続偏～

　
　こひびとよ、こひびとよ、

　あなたの呼吸は

　わたしの耳に青玉の耳かざりをつけました。
　
　わたしの耳がかゆくなりました。



　こひびとよ、こひびとよ、
　
　あなたの眼が星のやうにきれいだったので、
　
　わたしはいくつもいくつもひろつてゆきました。
　
　さうして、わたしはあなたの眼をいっぱい胸にためてしまひました。



　こひびとよ、こひびとよ、

　あなたのびろうどのやうな小指がむずむずとうごいて、

　わたしの鼻にさはりました。

　わたしはそのまま死んでもいいやうなやすらかな心持になりました。




　　　　　　　　　　　　　　　　～　悲しみの枝に咲く夢　　大手拓治　～




遠くにいても、人ごみにいても、なんだかすぐに発見できる。
昼下がり、休日のデパートの前。

大きな体格のぽっちゃりさん。
ちょっとおすもうさんに似ててよ。まるおさん。


なぜかしら？


なんだかいじわるなことばかりしてしまう。



わざと美容院帰りに約束をしたり、早くくるように言ってみたり。

メールを返さなかったり。

自慢話をちゃんときいてあげずにすかしたり。

ちゃんとやってくれてもほめてあげずにムシしたり。



なんだかいじわるしたくなる。



でも直感力のあるまるおさん。

一週間後のわたしの予定をききだし、来週会う約束とりつける。



いつもメールできいていたのにね。


それからメールはない。




夜景、ディナー、ドライブ、ケーキ。。。∞
大好きだし感謝



でもいじわるになってるわたしはお礼のメールもしない。





　

おじさま 一考察

おじさま談義。

ちまたにはおじさまとただのおじさんがいる。一見おじさまにみえてそうでないおじさんもいる（例.うわさの裁判官など。）


おじさまとは。

たとえメタボなお腹でも、二重あごでも、白髪がまじっていても
おじさまは、自分の服装やしぐさに注意を払っている。

鏡をみて、ひそかにイケてるじぶんの角度をしっている。

若い女性をみて、いやらしい眼でみない。心のうちにしまっておく。

女性には年齢や立場に関係なく、言葉遣いや態度がやさしい。

部下を人前で叱らないなどの配慮を知っている。

感情のコントロールと上手な発散ができている。

人からみられているじぶんを知っている。

頼られるとがんばっちゃうような可愛さがある。

少年のこころをもちつつ、自分の立場や地位を客観視できる理性がある。

とりあえず仕事ができ経済力があり、自信があるのでひねくれてない。

美味しいスィーツをたまに差し入れするような心遣いができる。

奥さんや家族を大切にしている感がある。




な～んていうおじさまが私はすき。

恋せよ乙女～ひとやすみ偏～

　　
　　せつなき恋をするゆゑに
　　　　月かげさむく身にぞしむ。
　　
　　もののあはれを知るゆゑに
　　　　水のひかりぞなげかるる。
　　
　　身をうたかたとおもふとも
　　　　うたかたならじわが思ひ。

　　げにいやしかるわれながら
　　　　うれひは清し、君ゆゑに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～　水辺月夜の歌　　　佐藤春夫　～



青白く輝く月のようなつるりんとしたクリスタルのペンダント。
フランスのお土産といってくれた。

タリスマン。お守りっていう意味らしい。

私に似合うといってくれる。

石が好きだといっていたことをちゃんときいていたのね。まるおさん。



恋にはふしぎな法則がある。
そんなものがある。


いじわるをするつもりはないの。
ただ、気持ちを感じすぎると、なんとなくはなれてみたくなるのよ。


どこかできいたような、追われると逃げたくなるっていう使い古された言葉。

だからほんとは今日は予定がないから会えるけど、静かに休みたくなるのよ。

いち゛わるする気はないのよ。
ほんとうに。


きっと何処かで勝手にふしぎな法則が働いているだけ。

だからこんな日は、この石のように静かに休みたい気分になってる。

薔薇色の人生！？

母の日、ＭＹマミーの習い事の発表会でたくさんバラをいただいた


しばらく部屋に飾り、楽しんだ。

３日たつとしおれてきた。

そのまま捨てるのがもったない。
どうしようかなって思いたち、きれいな花びらだけとって、ボールにいれ、水につけておく。

薔薇水のできあがり！

これがいい匂いがする。


その後、花びらをお風呂に入れる

ほのかにお風呂がバラの良い香り～そして、ピンクや赤の花びらがお風呂を彩ってくれる

バラには保湿成分が入っている。
お風呂でほてった顔を薔薇水で冷やす。

お風呂上りはお肌がすべすべになった！

薔薇を最後まで楽しむささやかな方法発見した

京都 小旅 ②清明神社

平安時代、魑魅魍魎が跋扈する京の都を守った陰陽師

陰陽師ときけば、安倍清明さま。



安倍清明さまのお母様は、信太山の狐の化身といわれている。
その力を受け継ぎ不思議な霊力を持ち、大活躍で朝廷にみとめられる地位にまでのぼりました。

清明神社は、その安倍清明をお祭りしています。ダビデの星と同じ、五ぼう星☆が目印。


清明さまは鬼や妖怪を手なづけ、式神と呼ばれる使いとして、自由自在に召し使われていらっしゃいました。
ただ、清明さまの奥様が式神を怖がるので、屋敷の近くの“一条戻り橋”の下に式神を住まわせ、用があるときに呼びだしていたそうです。

だからでしょうか。
一条戻り橋には、むかしから不思議な言い伝えがあり、橋を通った死者が生き返ったり、鬼が出たりという。今では、その名前からか、嫁入り前の女性は「戻らないように」と橋を避けて通ったり、無事の帰還を願う者は「無事戻りますように」とはわざわざ通ったりする人もいるようです。

この日、「戻る」予定のない私たちが、遠巻きに、この橋をみていると、黒い聖服を着たシスターやブラザーたちが大勢、この橋を見物し渡って行くのをみました。
シスターたちは神様と結婚されているからだいじょうぶね～なんて、かってに安堵した。

神社の前に小さなあ・うんの狛犬さんがいる。そしてそばにユニークな式神さんの石像がたっています。
わたしにはその狛犬さんは小さな鬼の式神さんが狛犬となってちょこんと鎮座しているようにみえてしょうがなかった


小さな神社ですが人気で、清明さまの霊力にあやかろうと、参拝にこられている方々が結構いらしていました。
自分の力を高めたい人、厄を払いしたい方にいいかもしれません。



ぼうっと境内にいると、声のようなものが聞えた気がした。

　「鬼は悪い」などの良し悪しの判断しているのはその人間だ。
　良い悪いなどはない。清さと穢れは対極にあるようで同時に存在する。
　穢れの中にも生命は宿るし、使いようによっては善となる。使うのはその人間次第である。

だから陰陽をつかさどる師っていうのか。
清明さまはどんな世界にいても、飲み込まれることなく中立にいられる人だったのね。きっと・・・

京都 小旅 ①下鴨神社

♪出町やなぁ～ぎから～　電車がは～しぃる♪

京阪乗る人　おけいはん。



口ずさみながら、おんなの子同士、京都へ小旅行



出町柳で降り、いつものお気に入りの場所、『下鴨神社』へ参拝にいきます。


京都にいくとほぼ必ず参拝させていただいている。
今は縁結びや良縁祈願などで女性に人気のパワースポットとして有名になりつつあるよう

吉日には、神社の青空の下で白無垢を着た花嫁さまたちが神様の祝福のもと、婚礼を挙げている姿を何組も見かけます。

京都の神社の中でも、やさしい女性的なご神気でつつんでくださり、ほっと落ち着く場所。

世界遺産となった、参道の『糺（ただす）の森』はいつ歩いてもすがすがしい気で満たされている


この日は朝から雨が小降り。たまたま、ちょうど、弓矢の奉納の日でした。
雨の中、神社の境内で平安時代の装束を召した方たちが、的をねらって弓矢を射ります。

なんでも、神社でお祭りされている玉依媛命（タマヨリヒメノミコト）の枕元に矢をおかれたところ、カモノタケツヌノミコトのお子を授かったという、めでたいお話にあやかっている



お参りしていると、雨がやむ。いつきても神前はやさしい雰囲気を感じる。

お宮にむかって右手には御手洗（みたらし）のお池があり、丸い石の河原ちょろちょろと水が流れている。ちょうど、そこから、”みたらしだんご”が発明されたときく。
ほんとみていると、まあるい石がだんごで、お水がたれみたいにみえてきた。。。



社殿に申し込むと大炊殿のなかに入れます。このそばにお石があり、ここは知る人ぞ知るパワースポット。余裕があればいくとよりよろし。



5月15日には、“あおい祭”がおこなわれ、ここは優雅な平安朝の雰囲気に包まれます。


さすが古都京都どす。
よろしおすなぁ～